麻賀多神社本宮(本社、台方社)参拝

前回エントリーの成田の麻賀多神社奥宮に続いて、本宮を参拝しました。本宮は本社、台方社などの呼ばれ方もあります。麻賀多の本宮は他に似た雰囲気のところを思い浮かべることができませんので、日本の神社の中ではここだけというような特色がある神社だと思います。参拝の仕方はシンプルに静かに敬虔な気持ちで真摯にお詣りするのがよいと思います。観光参拝、ご利益参拝、賑やかなグループ参拝というような参拝よりは、自分の内面性を高めたり、平和な気持ちになったりする神社だと思います。後にも書いていますが、大切にしたい聖域という感じです。

 

麻賀多神社本宮とはどんな神社

古事記や日本書紀に記載があるほど歴史があり、古くから崇められていた日本有数の一社のようです。拝殿、本殿はこの地方の鎮守社としての雰囲気がありますが、境内社の天日津久神社や樹齢1400年の大杉の存在は特別感があります。天日津久神社は日月神事で名前がとどろいているようです。

麻賀多神社のWebサイトの記載によれば、古事記・日本書紀で麻賀多神社は、

  • 日本の国造りの神
  • 五穀の神様
  • 産業を司る神

として記されているそうです。

 

印象に残った場所

天日津久神社、大杉、大権現社が印象に残りました。拝殿・本殿でのお詣りや杜の散歩も心地よかったです。

 

入口~拝殿参拝

入口

参道

参道

新しくなった拝殿が近づいてきました。拝殿が新しくなって初めての参拝です。

拝殿 額

麻賀多神社本宮では、参道を通りまずは拝殿に向かいました。お詣りを始めようとすると、後ろから大声のおばちゃん(2人連れ)がきてしゃべったり笑ったりすごく騒々しかったです。居酒屋でもこんなうるさいのは余りないです。わざわざ静寂の神社に来てまで大声で世間話しなくてもよいのにと思いましたが、しょうがないなと思っただけで感情的には嫌な気持ちにもならず何とも思いませんでした。逆に神社でこれだけ騒げるのもすごいなと思いました。(; ^ ー^) 後ろに人がいると落ち着いてお詣りできないので、後でじっくり来ることにしようと思い形式的にお詣りをしてすぐに拝殿前から退散しました。その後、大杉に向かいました。大杉にも騒々しい2人が追って来たらどうしようと思っていましたが、来ませんでしたのでほっとしました。騒がしい2人はどこに消えたのかと思っていたら、後でわかったことですが、神社と隣接した古民家を利用したきのこづくしのCafeに入ったようでした。拝殿、本殿はこの地域の鎮守社的なものだろうと思います。賑やかな地元の人が来た体験から思ったことは、拝殿では少々賑やかにお詣りしてもよいのかもしれないなと思いました。

拝殿には、大杉、天日津久神社、大権現社などを詣ってから後ほど改めてお詣りしました。その時の拝殿でのお詣りは心地よかったです。

 

本殿

 

御神木の大杉

拝殿の次に樹齢1400年といわれる大杉に来ました。このご神木は麻賀多本宮では、主役級だと思います。
長年生きてきただけあって、神聖で洗練された気を感じました。一般的に神木といわれている木と比べても一味もふた味も違い生物的な雑味が少なくて、まさに神気です。神様化した木ですが、神籬にもなると思います。

この大杉ですが、前回一昨年4月頃に来たときより枝の枯葉が目に付きます。たまたま寿命で落葉する葉なのかもしれませんが、いずれにしても大杉の周囲は聖域ですので、神聖な気持ちで私自身もお祈りの仕方は気をつけたいと思います。大杉では累計約20分間お祈りをしました。

 

大杉

 

 

天日津久神社

大杉参拝のあと、拝殿・本殿経由で天日津久神社(あまのひつくじんじゃ)をお詣りしました。

鳥居が結界になってきているのか天日津久神社の祠の前に立ってみたときには素晴らしい場になっていると実感できました。
他にいままで経験したことがないかもしれないようなエネルギー領域です。大地からのエネルギーの流れではないでしょうか。お腹、特に丹田のあたりがすごく熱くなりました。

こちらは先入観では近寄りがたいとか思う人もいるかもしれませんが、参拝の用意ができている心境でお詣りすれば大変気持ちよく参拝できると思います。一般的な神社とはかなり違うと思います。非常に清らかで聖なる場を感じました。
ここが本当に日月神事と関連があるのかなと思いました。

天日津久神社には都合、2回寄らせていただき、ひたすらお祈りをしました。最初は11分間と2回目も数分お祈りしました。すばらしい情景のお祈りができました。この神社はお祈りにより自らを高めるための神社ではないかと思いました。

境内 天日津久神社

天日津久神社

天日津久神社

 

大権現社と杜

天日津久神社の次には杜の大権現社にきました。

名前や場の造りからして修験っぽい修行のための神社でしょうか。権現という言葉のイメージからはいかめしくも厳しいかと思いましたが、そうでもないです。約3分間お祈りをしました。

 

大権現社の前

大権現社 鳥居

大権現社 祠 額と頭頂。

大権現社 石碑

大権現社の後、杜を散歩しました。

麻賀多神社本宮の杜

きのこくらぶの案内

麻賀多神社の境内にお店の宣伝がありました。一応店の前までいきますとたくさん人が入っているでちょっと驚きでした。地元の人(おばちゃん中心)の憩いの場でもあるのかなと思いました。

 

ところで、杜の中の散歩で、天日津久神社に近づいていたとき、ちょっとした出来事がありました。小型の犬を散歩させている2人連れの人を見かけたことです。こんな神聖な神社の境内に犬連れてきていいのかなと思いました。犬の人も余りよくないことと認識していたのか、他に人と出会った時にさっと犬を抱っこしていました。後ろめたいなら最初からしない方がよいですね。
(; ^ ー^)

 

以上で、麻賀多神社の参拝は終わりです。また、時期をみて様子を見にやってきたいです。麻賀多神社は数少ない関東の聖地ですので。

 

岡本天明屋敷跡

岡本天明屋敷跡

麻賀多神社の近くには岡本天明屋敷跡がありました。

 

アクセス

・麻賀多神社本宮、奥宮ともに駐車場あり。

・バスは本宮にはあり。本数が少なくやや不便。詳細は麻賀多神社のWebサイト参照。

・鉄道は、公津の森駅が近いと思いますが40分程度歩くと思われます。

 


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