仏像奉拝記 深川不動堂のご本尊 不動明王
先日、深川八幡宮を参拝した際、深川不動堂にもお寄りしました。深川不動堂には過去十回くらいは来ていると思います。
まずは旧本堂のおねがい不動尊をお詣り後、本堂のご本尊である不動明王さまをお詣りしました。このご本尊はいつも最も印象に残ります。
この日、ご本尊の不動明王さまの仏前の拝所にすわりお詣りすると、すさまじい浄化の力を感じました。物理的なところから見えないところまで一切合財をきれいに清めるお不動さまの力を受け、体の芯まできれいになった感じです。ご本尊は拝所からはだいぶ上の方にある感じですが、すごい迫力です。ご本尊の前の部屋は階段上の座席になっていて、一番上の席のあたりがご本尊と同じくらいの高さになっています。ご本尊と正対してお詣りしたいときは、一番上の椅子席にすわりました。なお、ご本尊の横は曼荼羅になっているようです。
本堂のご本尊参拝のあと、内仏殿1Fに進みました。この日の内仏殿1Fではちょっと気当たりしたのか体調が変化しました。慈恩如来、「政廣不動の間」「智童の間」を詣ったところまでは何とか過ごせましたが、十二支守り本尊の前のオープンスペースを歩いている間に急に胃がむかむかしてきました。今までは大丈夫だったので恐らくこの日たまたまだろうと思います。
次に内仏殿2Fに上がりましたが、階段を上ったところで、何かモワァ~としたものが充満している雰囲気を感じ足を踏み入れることができませんでした。2階には過去1回だけ入ったことがあります。
内仏殿1F、2Fの雰囲気ですが、参拝当日はこのように感じましたが、常に同じ雰囲気ではないと思います。勤行でもあればまた雰囲気も変わるのではと思います。
次に内仏殿4Fに進みました。大日如来が祀られている宝蔵大日堂があり、こちらは入室できお詣りできました。大日如来が多数並んでいて圧倒的です。奥の大日如来に近づくとよい波動がありました。
内仏殿を回ったあと、最後に本殿に戻り、祈りの回廊と、再度ご本尊をお詣りして帰りました。祈りの回廊は大変清浄で気持ちよかったです。深川不動堂の今回の参拝でよかったのはご本尊前の部屋と祈りの回廊です。いずれも本堂です。ご本尊前は頻繁に護摩が行われますし、祈りの回廊はクリスタルが効いていると思います。本堂の外壁は、梵字で覆われていますが、これも効果があるのかもしれません。
深川不動堂の概要
本堂 ご本尊
ご本尊 不動明王さま
ご本尊の周りに四明王(四方守護)
- 降三世明王(ごうざんぜ) (東方守護) 向かって・右
- 軍荼利明王(ぐんだり) (南方守護) 向かって左
- 大威徳明王(だいいとく) (西方守護) 向かって・左
- 金剛夜叉明王(こんごうやしゃ) (北方守護) 向かって右
ご本尊の両側に(両界)曼荼羅の絵
ご本尊左側は金剛界曼荼羅 、右側は胎蔵界曼荼羅
双方あわせて両界曼荼羅。
- 金剛界曼荼羅
“金剛界曼荼羅(こんごうかいまんだら) 金剛とはダイヤモンドのことで、大日如来の知恵が、こわれることのない強いものであることを表しています。(中略) 中心が大日如来。まわりをとりかこむ仏たちとの間では、大日如来の知恵が、内から外、外から内へと、コンピュータの回路のように、たえまなく動き続けているのです。”
(東京国立博物館サイトより引用)“金剛界曼荼羅…修行によって得られる智慧(ちえ)を表しています。”(深川不動堂のサイトより)
- 胎蔵界曼荼羅
“大日如来を中心に、12のグループで構成されています。 すべての仏は大日如来から生まれるのであり、それとおなじように、人々の心の中にある(胎蔵する)「さとり」を開く種を、大日如来が守り育てていくようすを表しています。 金剛界曼荼羅では、大日如来の知恵が規則ただしく、縦横ななめに動いているのに対し、胎蔵界曼荼羅では太陽の光のように、やさしく力強く、中心から世界を照らしているのです。”(東京国立博物館サイトより引用)
“胎蔵界曼荼羅…私たちが本来持っている悟りを表しています。
両界曼荼羅は大日如来様の教えや悟りの境地を、視覚的に表現したものなのです。”
(深川不動堂のサイトより)
本堂 祈りの回廊
本堂をぐるりと回る長い回廊。ご本尊の真下も通過している。約1万体のクリスタル五輪塔が奉安されているのが圧巻。
- 数量1万のクリスタル五輪塔の中に小さなお不動さんが壁を囲んでいる。
五輪塔は、宇宙の構成要素とした「地、水、火、風、空」を五輪塔の形で表現し、宇宙を表している。 - 大きな玉の念珠が連なっている。
- 回転輪寳(かいてんりんぼう)(輪宝)
壁にかかっていて、回すことができる。回すことにより、魔除け、災厄除けになるとされている。
祈りの回廊は非常に気持ちがよい回廊。ご本尊の下を通ること、クリスタルに囲まれていること、さらに本堂自体が梵字の真言の壁でできていることから清浄な空間になっていると思います。
本堂の真言梵字壁
本堂の壁は、真言梵字壁となっている。
不動明王の真言が使われている。
旧本堂
千葉県印西市の龍腹寺地蔵堂を移築
- お願い不動尊
お願い不動尊は巨大な仏像であり、本殿、内仏殿に昇殿しない場合は、外の拝所からこのお願い不動尊をお詣りすることになる。
内仏殿1階
- 慈恩如来(お釈迦様)
- 阿字橋(あじばし) 橋の上に梵字が投射されている。
- 十二支守り本尊
千手千眼観世音菩薩(子年)
虚空蔵菩薩(丑・寅年)
文殊菩薩(卯年)
普賢菩薩(辰・巳年)
勢至菩薩(丑年)
大日如来(未・申年)
不動明王(酉年)
阿弥陀如来(亥・戌年) - 政廣不動の間
不動明王像(澤田政廣氏作) - 智童の間
智童大師像(興教大師覚鑁(かくばん)上人の幼少時の姿)
救世子育観音(救世観音菩薩)
聖徳太子御尊像 - 政廣不動尊(仏天蓋)
内仏殿2階
- 四国八十八ヶ所巡拝所
- 薬師如来、阿弥陀如来、聖観世音菩薩、弥勒菩薩、地蔵菩薩(水子地蔵)、吉祥天、愛染明王など多数の仏像
七福神
弘法大師像、興教大師(覚鑁上人)像
六道絵図
大日如来、位牌堂があり、永代供養の位牌が多数あり。
内仏殿4階 宝蔵大日堂
中央、正面、両サイドなど多数の大日如来が並ぶ。
- 天井画「大日如来蓮池図」
背景の群青色の原料は、瑠璃(ラピスラズリ)使用。
ラピスラズリは魔除けの力がある。 - 風神雷神図の屏風(中島千波 画)
祈祷殿
不動明王座像
水行道場
倶利伽羅龍王
深川開運出世稲荷社
本尊 吒枳尼天尊(だきにてん)
屋外
- 深川龍神
- 制吒迦童子、矜羯羅童子
旧本堂正面階段の左右 - 勝軍地蔵尊(しょうぐん)
- 不動明王の利剣
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