山岳寺院参拝 筑波四面薬師 椎尾山薬王院
筑波山に山登りをし、薬王院コースで下山したので、自然の流れで薬王院に立寄り参拝してみました。薬王院コースの登山道の出口近くが薬王院の墓地という余りありがたくないロケーションですがそれほど目立たないので大丈夫でした。(^▽^;)
もともと薬王院コースは利用しないか、利用するとしても登りからと思っていたのですが、雪の心配から逆になりました。
薬王院に入るルートですが、登山道の出口から直接薬王院の裏手に入ることはせず、一応表の楼門?山門?に回ってから参拝してみました。
山付近のお寺だけあって、境内の雰囲気はよかったです。厳しい修行の雰囲気ではなく、山寺の雰囲気をリラックスして楽しめる感じです。筑波山登山は、筑波山神社側を普通は出入りすると思いますが、時には静かなお寺に立寄り、人が少ない登山道を歩くのもよいと思います。
参拝当日は、2月下旬の休日で、お寺の方(和尚さん?)が境内に出ておられて、参拝者に対して説明したりされていました。よさそうなお寺だなと思いました。
薬王院コースの登山道は階段主体です。
薬王院の特徴
・延暦元年(782年)開創の古刹、最仙上人による開基の天台宗の寺院。
・筑波四面薬師の一つ。過去、筑波山を囲んで四体の薬師如来があった。
・スダジイの樹叢が立派。
- 椎尾山薬王院スダジイ樹叢と呼ばれるスダジイ、クスノキ、ケヤキなどの樹叢が境内及び裏手の斜面に広がる。樹齢300~500年のスダジイの古木が十数本ある。スダジイの群生は地名の由来となっている。
・境内にも樹齢500年の椎の木がある。
・伽欄、仏像など文化財が多い。
・筑波山のふもと、標高200mの椎尾山中にある。
・筑波山登山道の薬王院コースの登山口になっている。
仏像探訪
薬師瑠璃光如来坐像、因陀羅大将像、小金銅仏(菩薩立像)、最仙上人坐像
薬師瑠璃光如来坐像 | 本尊の秘仏。毎年4月8日の花祭りに開帳される。鎌倉時代。茨城県の県指定文化財。 |
因陀羅大将像 | 木像。伝巳神。室町時代。桜川市の市指定文化財 |
小金銅仏(菩薩立像) | 鎌倉時代。桜川市の市指定文化財。像高50センチメートルの金銅座像仏。 |
最仙上人坐像 |
参拝写真
仁王門の中の風神・雷神は迫力があります。
本殿。
本殿は瑠璃殿ともいうようです。
本殿の前からは仏像類は見えませんでした。もしかしたら本殿には上がれるのかもしれませんが、くつの紐を解くのがやや手間がかかるのでチャレンジ(お寺の人に本殿に上がれるのか質問すること)はしませんでした。
なお、ご本尊は秘仏なので上がれても見えないだろうと思います。
本尊について参考リンク先:桜川市教育委員会 薬師瑠璃光如来坐像
ひな祭りです。
このように参拝された方を楽しませるようにされていました。真壁のひな祭りという雛めぐりのイベントに参加されている風でした。
平成30年はもう終わっていますが、真壁町にて160軒のひなめぐりがあったようです。
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