奥が深い京都の霊山 鞍馬寺登拝(観光参拝)

京都にいった際、上賀茂神社の翌日に鞍馬山を歩き、鞍馬寺を観光参拝しました。山から下りた際には貴船神社もお詣りしましたが、あいにく休日ですごい参拝者がおり、かえってストレスを感じてしまう場所になっていました。貴船神社に行く場合は、平日の方がよいでしょう。

鞍馬寺は山登りが発生するからか(鞍馬側からはケーブルカーで上のほうまで上がるのは可能)、知名度が貴船神社ほどではないのか、入山料がかかるからか、そこまで人は多くありませんでした。鞍馬寺は京都では比叡山延暦寺や愛宕山の愛宕神社などとともに代表的な山岳の霊地だと思います。

事前情報で、鞍馬寺の魔王殿は螺旋のようなエネルギーが上る場所という情報を得ていたので、どんなところか興味をもってやってきました。ただ、子どもの頃に鞍馬山には来たことがあると思います。また、鞍馬の地名は、サナト・クマラから来ていて、クマラ→鞍馬となっているそうです。

参考リンク先:YouTube シンポジウム(漫画家:美内すずえさん)

複数名での観光参拝でしたので同行者のペースにひきずられゆっくりできませんでしたが、麓の仁王門(山門)から九十九折参道を上り、本堂~不動堂~魔王殿と回り、貴船に下りてみました。本殿の金堂でのお詣りでは、光柱が立っていて、そのまわりを螺旋状に光がぐるぐると巻いているイメージがわきました。事前にらせんの情報を得ていたから影響されたのかどうかはわかりません。鞍馬寺の一端を垣間見た感じの参拝ですが、奥が深い深遠な雰囲気はありました。何回も通うと段々とわかってくるかもしれません。

鞍馬寺のWebサイトには金堂の本尊、尊天について次のように書かれています。

宇宙の大霊であり大光明・大活動体である 「尊天」を本尊と仰いで信じ、「尊天」の心を我が心として 生きてゆくことで、尊天信仰と言います。

尊天とは、人間を 初め、この世に存在するすべてを生み出している宇宙生命・ 宇宙エネルギーです。真理そのもので、神仏の区別を超えて ひとつの形に固定されず、しかも本質を保ちつつ、森羅万象 、日月星辰、あらゆる神あらゆる仏の相(すがた)となって 顕現します。

そのお働きは愛と光と力となってあらわれ、ま た月に代表される水の氣、太陽から放たれる氣、母なる大地 、地球の氣の三つの「氣(エネルギー)」にあらわし、それぞれを
月輪の精霊―愛=千手観世音菩薩
太陽の精霊―光=毘沙門天王
大地の霊王―力=護法魔王尊
のお姿であらわして、この三身を一体として「尊天」と称し ます。それ故に「月のように美しく、太陽のように暖かく、 大地のように力強く」と祈り、 「すべては尊天にてまします」とお唱えするのです。

非生命から 生命まで、森羅万象の全てが宇宙生命エネルギーである「尊 天」の顕現です。

 

本殿金堂については次のように書かれています。

宇宙の大霊、尊天のお働きを象徴する千手観音菩薩・毘沙門天王・護法魔王尊(脇侍、役行者・遮那王尊)を奉安する中心道場。

 

鞍馬寺で印象に残ったのは、本殿金堂と魔王殿です。魔王殿については次のとおりです。

「魔王殿」は太古、護法魔王尊が降臨した磐坐・磐境として崇拝さ れてきましたた。

 

仁王門、由岐神社~九十九折参道

鞍馬寺入口

入山時に、愛山費300円がかかります。

吉鞍稲荷社

魔王の滝、鬼一法眼社

由岐神社

由岐神社 拝殿

鞍馬寺の鎮守、門番っぽい由岐神社です。ご祭神は、靫明神だそうです。

由岐神社 神木

鞍馬寺 愛と光と力の像「いのち」
「鞍馬山の本尊である尊天(大宇宙生命・宇宙エネルギー・宇宙の真理)を具象化したもの。像の下部に広がる大海原は一切を平等に潤す慈愛の心であり、光かがやく金属の環は曇りなき真智の光明、そして、中央に屹立する山は、全てを摂取する大地の力強い活力を象徴しています。(鞍馬寺のWebサイトより)」だそうです。

双福苑

「この辺り一帯を双福苑と呼び、天に聳える杉を「玉杉大黒天」と尊崇し、傍らには、福徳の神である「玉杉大黒天」「玉杉恵比寿尊」の祠があります。」(鞍馬寺のWebサイトより)」

鞍馬寺 九十九折参道の風景

岩清水が出ていました。

参道風景

参道 階段

手水

 

本殿 金堂

本殿金堂


本堂のお詣りはすごくさわやかな風がさぁーっと吹く感じと奥深く神秘的な感じがしました。本殿金堂の中には授与所があり、首にかけるような数珠があったので、珍しいと思い、思いつきで購入してみました。小、中、大があったと思います。

閼伽井護法善神社-水の神を奉安

光明心殿-護法魔王尊を奉安

 

 

奥の院へ

奥の院とは何なのかよくわかりませんでしたが、これより奥にある不動堂や魔王殿などをいうのでしょう。

奥の院入口

このすぐ上では鐘をつくことができるようです。

奥の院参道

この道の上に鐘をつく場所があり、ごぉーんという音が心地よかったです。

屏風坂-の地蔵堂

木の根道

以前、この木の根道とよく似た場所を関東でも見たことがあります。今熊山から市道山に至る途中のちょっとしたピークでみかけました。

リンク先:今熊神社登拝(今熊山~生藤山~三国山~軍刀利神社 縦走1)

 

大杉権現社跡

大杉権現社は倒壊したようでなくなっていましたが、この辺りは、大杉苑瞑想道場と呼ばれ、護法魔王尊のエネルギーの高い場所として知られているそうです。

 

不動堂、義経堂

不動堂

不動堂はたまたまかもしれませんが、あまり印象に残りませんでした。

義経堂

不動堂 手水

 

魔王殿

魔王殿


魔王殿の中はすわる場所があり、ゆっくりしようと思えばゆっくりできます。とてもよい霊的な力を感じたのでここにすわってゆっくり瞑想でもしたかったですが、他のメンバーとの行程の兼ね合いで軽くお詣りするにとどめました。印象的な場所です。

魔王殿をすぎ、しばらく下ると貴船に着きました。

貴船側

ゲート(鞍馬寺西門)

以上で鞍馬寺の参拝はおしまいです。鞍馬寺は以前は天台宗だったのが現在は独立していることを帰宅後のリサーチで知りました。

鞍馬山への登拝は、大した登りはなく、きつい箇所はありませんでした。ただし、はぁはぁぜーぜー言いいながら登っている人もいたので、運動したない人にとってはきついのかもしれません。特に下りも足に来るそうです。

鞍馬山、鞍馬寺はたくさんのお堂があり、見所満載でした。一つ一つのお堂を丹念にお詣りはしていませんが、何度も足を運ぶと新しい発見がありそうです。人が少ない時期に特に本殿の金堂や魔王殿でじっくりをお詣りをすると得るものがあると思います。

鞍馬寺から奥の院を回れば自然に鞍馬山にも登ることになるのかと思っていたら、帰宅後調べると、鞍馬山の頂上はまた別にあるようです。今後は鞍馬山の頂上も機会があれば目指したいと思います。

 


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