太郎坊宮のお寺 赤神山成願寺

太郎坊宮(阿賀神社)を麓から参拝した際、最初に行き当たるのが赤神山成願寺になります。

成願寺の仏像については、秘仏で直にお詣りすることはできませんが、扉越しにお詣りしてきました。最初薬師如来、次に太郎坊権現をお詣りしましたが、ともに仏の波動が強かったです。また、太郎坊権現の前にたったときの力強さは記憶に残っています。修験の名残りだろうかと思いました。薬師如来も強い波動でしたので、霊験があるのではないでしょうか。太郎坊宮をお参りする際はこの成願寺を素通りするのは惜しいと思います。

由緒

由緒については、次の通りです。

成願寺は、山号を赤神山(せきしんざん)といい、延暦十八年(799)伝教大師の創建と伝える天台宗の寺院です。全盛時代には、多くの堂宇があったようですが、寺伝では天正年間に、織田信長の兵火にかかって以後荒廃していたのを、寛永17年(1640)行承法印が弟子の祐盛とともに再興したと言います。(成願寺内の説明書きより)

太郎坊宮の元は成願寺であったということのようです。

伝教大師が成願寺を立てる経緯としては次の通りとされています。

伝教大師(最澄)が瑞雲たなびく霊地を感得してこの地を訪れられたとき、屹立する岩上に立ち現れて寺院建立を命じ守護を約束されたのが太郎坊大権現であると伝えられています。

本尊

・薬師如来(木造薬師如来坐像) 秘仏

左手に薬壷を持ってすわる造形の薬師如来像。
七月最終土曜日の夏祈祷、万灯会にはご開帳となる。

・太郎坊大権現(本地勝軍地蔵菩薩) 秘仏

本尊は薬師如来ですが、もと山上奥の院の本尊であった木造の太郎坊権現が宝暦年間に本堂に移され安置。

他には、直接お参りできる像として、賓頭盧尊者さま(ぶんずる)がありました。

本堂~境内

本堂

鐘楼

手水盤

真言

太郎膨大権現の真言

真言 おんかかかびさまえいそわか

薬師如来真言

真言 オン ビセイゼイ ビセイゼイ ビセイジャ サンボリ ギャテイ ソワカ
小呪 オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ

薬師如来について:
薬師如来はお名前のとおり、私たちのあらゆる心身の病を癒してくださる仏様。
右手は、施無畏印、左手は、与願印を示されている。
左掌には妙薬が入った薬壷を持たれ、右手の薬指は指先の妙薬つけてくださるかのようにわずかに曲がっている。
両脇には十二神将を従えている。(説明書きより抜粋)


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