薬師如来で有名な山寺(立石寺)を観光参拝、一応登拝
3月の下旬に山形に行く機会があり、山寺を参拝しました。正式名称は、宝珠山立石寺だそうで天台宗のお寺です。気候的に少しは雪があることを期待していましたが(雪があると神聖感が出てくると思うからです)、全くなしでした。当日は暖かく花粉が大量に飛んでいるようでした。春休みのためか平日なのに観光客がたくさん来られていました。
今回山寺参拝したのは周辺に他の有名観光地や社寺が見つからなかったためです。山寺には昔一度訪れたことがあります。10年以上前で余り記憶に残ってはいないのですが、その時は少し秘境感がありました。今は観光地っぽいです。扉がしまっているお堂が多かったので、寂れた商店街のシャッター街を連想してしまいました。
山寺は山肌にたくさんのお堂があり、ご本尊は薬師如来であるものの、全体的に数は多いのは阿弥陀如来でした。
印象に残ったところ
平日にお参りしましたためか、扉が閉まっているお堂も多かったですが、そういった中では以下の場所が印象に残りました。特に根本中堂がよかったです。
根本中堂
姥堂
仁王門
五大堂からの眺望
根本中堂
山寺の根本中堂は入口から進んで正面にある最初のお堂で拝観料は不要です。最も規模が大きく山寺の中心的なお堂です。本来ここまでが一般的なお参りの範囲で、この先、山門をくぐって山に入っていくと修行要素が出てくるのだと思います。根本中堂といえば延暦寺が有名ですが、規模の大きな天台宗の寺院では本堂的な位置づけの建物を根本中堂と呼ぶのかもしれません。
以下、根本中堂の特徴を説明サイトから記載しました。
・正面の大きな建物は、国指定重要文化財の根本中堂である。
・ブナ材の建築物では日本最古といわれ、天台宗仏教道場の形式がよく保存されている。
・慈覚大師作と伝える木造薬師如来坐像が安置。
・伝教大師が比叡山に灯した灯を立石寺に分けた不滅の法灯を拝することができる。
(山寺観光協会サイトより)
わたしは予備知識がなく、残念ながら不滅の法灯というのは見逃してしまいました。
50年に一度だけ、薬師如来の御加護を受けられる御開帳に伴い、御開帳期間である平成25年4月27日(土)から5月31日(金)までの間には、さまざまな行事が開催されます。(山形県のサイトより)
根本中堂の入口には大きな布袋像があり、その脇を通って中に入ると薬師如来像がありました。大きな像で迫力があり、山寺の中でも図抜けて力強くぞくっとするような威厳に満ちた仏さまでした。仏前で薬師如来さまの真言を2種類となえました。真言を薬師さんの前で唱えると(薬師如来に限らずですが)霊気が強くなることが多いです。薬師さんは体を治していただける如来さんというイメージがありますが、そういうご利益はまさにあると思います。
平成31年4月27日から5月31日までは、円仁(慈覚大師)作の秘仏の薬師如来が開帳されるようです。50年に一度のご開帳だそうです。どんな秘仏が見れるのか楽しみですが、たぶん行く機会はないのだろうと思います。
日枝神社、念仏堂、山門
日枝神社
山寺総鎮守とのことです。気持ちよくお詣りできる神社でした。
山門
山門から先は有料になります。拝観料はそれほど高くなく300円でした。
参道、姥堂
参道 階段
こんな感じの石段の参道が続きます。きついと言いながらみんな登っていました。奥之院への道のりで少し汗がでました。夏場に登る場合は、暑さで厳しそうです。
姥堂
姥堂の像は、かなりこわい面相の像でした。2つくらい像があったと思います。この前に水たまりができてい通行する人が多かったことから立ち止まりにくかったのと、同行者がいたことなどから、こちらの前でお詣りはしておりませんが、さっと通りすぎただけなのにすごい霊気が出ているお堂でした。来られた際は、こわがらずにお参りするとよいと思います。
弥陀洞
仁王門
少し離れた場所にあるお堂
このお堂には途中通行止めで行けませんでした。
郵便ポスト
ポストは高所にありますが、集荷の実態は、お寺の若手のお坊さんが担当してるのかもしれません。
奥之院
開山堂
高いところにあるお堂
このお堂には通行止めでいけませんでした。
五大堂
アクセス、拝観料
・JR山寺駅から入口までは徒歩で近いが、その後階段での上りが多くなる。
・有料駐車場が中心。
・拝観料は大人300円。中学生以下は段階的に安くなっていく。(平成31年3月時点)