日本七霊山 伯耆大山 弥山登拝1 大山寺参拝
日本七霊山の一つ、伯耆大山を5月下旬に登りました。日本七霊山という言葉があるのを知ったのは最近ですが、七霊山は今後登ってみたい山の候補にしたいと思います。
日本七霊山は次の通りです。
富士山(静岡県、山梨県)
立山(富山県)
白山(石川県、岐阜県)
大峰山(奈良県)
釈迦ヶ岳(奈良県)
大山(鳥取県)
石鎚山(愛媛県)また、
御嶽山(長野県、岐阜県)
月山(山形県)が入る場合もあるということです。
(Wikipediaより)
七霊山でも、都合、九霊山になります。月山のみ途中まで登ったことがありますが、他は登ったことがありません。いずれも遠方ばかりなので時間はかかりますが、いずれは登りたいと思います。
伯耆大山の登山ルート
大山の最高峰の剣ヶ峰1729mは一般的には立入禁止との触れ込みで、弥山1709mが頂上として扱われているようです。登山ルートを調べました。
夏山登山道、行者コース、僧兵コース
弥山には夏山登山道を登るしかないようです。5合目付近で行者コースと合流しています。なのでわたしも夏山登山道を登り、帰りは行者コースを通って下りました。
僧兵コースは大山寺と夏山登山道を結ぶ短い道です。
三ノ沢、または鳥越峠~剣ヶ峰のルート
帰宅後よーく登山地図を見たり、他の人の登山記録を読んでいると立入禁止ルートを含まずに剣ヶ峰に行けるルートがあることに気づきました。三ノ沢、または鳥越峠から槍ヶ峰1692mを経由して剣ヶ峰1729mまで行けるようです。
登山地図によると立入禁止なのは弥山~剣ヶ峰の間と、1636mピーク~象ヶ鼻の間でした。三ノ沢または鳥越峠~剣ヶ峰のルートは立入禁止部分を通りません。
よく情報を分析しないと、剣ヶ峰そのものが立入禁止と誤解してしまいます。三ノ沢または鳥越峠~剣ヶ峰のルートは難易度がかなり高いようなので、大山登山は一般的には夏山登山路~弥山にとどめておくのが賢いと思います。
ユートピアコース
象ヶ鼻1550m、他に三鈷峰1516mまでは行けるユートピアコースがあります。ユートピアコースでは砂すべりという難所のルートを通ることもできるようですが、鳥取大山観光ガイドのWebページには現在、砂すべりは事故多発していて危険なので自粛するよう書かれています。
頂上付近の概略ルート図
かなり省略されていて距離感などは不正確ですが、下は登山ルート図です。赤線部分は難易度が高いルートです。三ノ沢ルートは登山地図上にも記載されていなかったので点線としています。
大山周辺の社寺
大山の麓の主要な社寺として大神山神社奥宮と大山寺が大山の登山口周辺にありました。大山寺の主要なお参り所としては、本堂周辺と阿弥陀堂があります。これら三ヶ所を回る順番として、
(1)大山寺本堂
(2)阿弥陀堂
(3)大神山神社奥宮
の順番で回りました。この順番は登山ルートの都合によるものです。(1)大山寺本堂(2)阿弥陀堂は、大山登山前に参拝し、(3)大神山奥宮は下山途中に参拝しました。しかし、帰宅後気付いたのですが、大山寺本堂は9時からの営業ということのようであり、わたしが立ち寄った際はまだ8時台であったため開いていませんでした。まさかお寺があくのがそんなに遅い時間だと思って中なかったので、本堂はしまったままのお堂なのだと思い込んでいました。午後の下山時に大山寺本堂の横を通ったので、もう一度お参りするべきだったかもしれません。
各お詣りスポットの位置関係は下図の通りです。
天台宗別格本山 角磐山 大山寺
大山寺 参道
参道はほぼアスファルトで舗装されていて、お寺の敷地というよりは観光街に近い感じでした。1kmもないと思います。
手水鉢
見ての通り豊富な水が湧き出していました。少しのどが渇いていたので一口いただきました。
下山観音堂
最初に出会うお堂は下山観音堂です。気持ちがよいお堂でした。気持ちがよかったのでお線香をあげました。
護摩堂
護摩堂は下山観音堂のすぐ近くです。不動明王のお堂です。
水場
水場といっても、飲んでよい水かどうかはわかりませんでした。
本堂
本堂は扉がしまっていましたので、特に印象に残る部分はありませんでした。
僧兵コース
僧兵コースです。
僧兵コースは途中、川を渡ります。その後、緑が多いコースになります。途中お寺の建物やその他もろもろの跡地が点在しているところを歩きました。よく整備されている道でしたが、余り好きな雰囲気の道ではないです。次回来ることがあったら違う道を通ると思います。
阿弥陀堂参拝
阿弥陀堂は扉はしまっていたのですが、すごく身持ちよい気に包まれ陶然とした気持ちになりました。大山寺本堂、大神山神社奥宮含めた中で最も印象に残り、好きな場所となりました。
夏山登山道から少しだけ脇に入った位置にあり、素通りする人が殆んどでしたが、立ち寄らないのは勿体ない場所でした。
阿弥陀堂をお参りした際は9時を回っていたのですが、扉はしまったままで、人の気配はなしでした。どうやら基本しまったままのお堂のようです。残念ですが仕方ないです。
弥山登拝2に続く
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