江島神社と日本三大弁財天の奉安殿、江の島大師参拝、蒸したて女夫饅頭がおいしかった

1月に2度江の島を訪れ、江島神社と江の島大師を参拝しました。江の島にはこれまで何度も来ています。今回の投稿では2度分の写真が入り混じっています。

江島神社は辺津宮、中津宮、奥津宮の三つのお宮があります。構成は宗像神社と似ています。宗像神社の場合、三宮目が奥津宮とは呼ばず沖津宮になります。

辺津宮は島の入口に近くにあり、境内に日本三大弁天の奉安殿があります。中津宮は辺津宮から5分程度とすぐです。奥津宮は辺津宮から15~20分くらいは歩きます。中津宮と奥津宮の間に江の島大師があります。

参拝経路は迷わず辺津宮ー中津宮ー奥津宮と詣れるようになっています。帰りにも再度中津宮ー辺津宮と詣ることもできるし、中津宮、辺津宮をスキップするルートもあります。

 

江島神社について

以下、江島神社Webページから調べました。

江島明神
古くは江島明神と呼ばれていました。
江島弁財天
仏教との習合によって、弁財天女とされ、江島弁財天として信仰されております。
海の神と弁天さま
海の神、水の神の他に、幸福・財宝を招き、芸道上達の功徳を持つ神とされています。
(江島神社Webページより)

 

江の島遠景

陸地から江の島大橋(江の島弁天橋)を渡っていきます。片瀬江ノ島駅から「江の島弁天橋」を渡り終えるまで約15~20分。

江の島

江の島を見ていると、特別なパワーがあり霊島という感じがしました。五頭龍伝説もありますのでが、龍神さんの島なんですね。

江の島大橋から山々を遠望

江の島もいいですが、湘南から見る丹沢や富士・箱根の山々も立派で見ごたえがありました。

江の島大橋から富士山を含む山々を遠望

富士山は麓は見えたのですが、中~上部は雲がかかっていました。冬場は比較的見えやすいだけに若干残念です。(^∀^;)

江島神社 辺津宮

江の島に着き、まっすぐ江の島弁財天仲見世通りを通ると正面にすぐ辺津宮への階段が現れます。

辺津宮 入口 鳥居

辺津宮 入口の琵琶形の看板

瑞心門

何となく竜宮城を想起させるような門です。

辺津宮 拝殿

辺津宮の参拝感想ですが、1度目の参拝で最初にお詣りしたときは、なんと気持ちのよい癒し系の美しげな神さまなんだろうかと思いました。1度目の参拝の帰りに参拝したときと2度目の参拝のときは、神さま交替で力強いご祭神になっていました。さすが江の島は龍神さまを奉じるだけあるなと思いました。

辺津宮 境内

 

日本三大弁天 江島神社 奉安殿

辺津宮 奉安殿

辺津宮参拝のあと、すぐに奉安殿をお参りしました。奉安殿の中に日本三大弁天の弁天さまがおられます。拝観料は200円です。これまでの経験からとてもすばらしい弁天さまですので、参拝しないで通過するのは非常に勿体無いです。
江島神社奉安殿の弁天さまは今まで参拝した中では最も強い衝撃的な印象が残りました。

奉安殿の中には八臂弁財天さまと裸弁財天・妙音弁財天さまが並んで置かれています。まずは入口に近い八臂弁財天さまに拝礼しました。

八臂弁財天

八臂弁財天さまは表情からして印象的です。切れ長っぽい目でクールできりっとしています。それほど優しげでもないのですが見ほれてしまうような魅力があります。右手に刀、左手に宝珠らしきものを、その他の手にも様々な法具なのか武器なのかを持っておられました。仏像の色はやや茶色っぽいです。国指定重要文化財で勝運守護の神様として武家から庶民にいたるまで広く信仰を集めていたとのことです。

奉安殿の中の写真撮影は禁止ですが、江島神社のWebサイトに写真が出ております。
リンク先:江島神社
リンク先:八臂弁財天御尊像、妙音弁財天御尊像

八臂弁財天さまの参拝を始めるといきなり体の頭部から足にかけて体が震えるような波動が全身をかけめぐりました。さざなみのような高波動でした。とても清らかで霊験がありそうです。数年前前回参拝したときも感動した記憶がおぼろげながらよみがえりました。

妙音弁財天

次に裸弁財天・妙音弁財天さまです。
裸弁財天・妙音弁財天さまは琵琶の楽器を持っておられとても白いお肌です。妙音弁財天さまもとても気が強くて抜群の存在感でした。八臂弁財天→妙音弁財天の順番にお参りしましたが、もし逆に参拝したらどのような印象を受けたのか興味があります。江島神社のWebに書かれていた芸道上達の功徳を持つ神さまというのは、この妙音弁財天さまなのでしょう。江島神社のWebサイト上では日本三大弁財天は裸弁財天・妙音弁財天さまを指すように読み取れました。音楽芸能の上達を願う多くの人々より信仰を集めています。

奉安殿

小さいお堂ですが、存在感は強いです。

江島神社 中津宮

辺津宮から中津宮はすぐでした。辺津宮から歩いて約5分とのことです。中津宮は水神とされており、龍神さま系ということでしょうか。鮮やかな赤系のこじんまりしたお社です。ご神徳は商人や庶民の信仰が厚い神さまとされています。


きりっとした感じで、中津宮のご祭神も好きです。1度目の参拝のときにはとても華やいだ気持ちにもなりました。

水琴窟です。

中津宮社殿の横に入口があります。

本殿

江の島大師

中津宮を出て少し歩くとお寺の江の島大師が、参道左手にありました。

江の島大師入口

江の島大師 お堂入口

巨大な不動明王さまの像が据えられており、とても厳かな祈りの空間でした。お堂に上がらずに参拝できますが、くつを脱いで不動明王像に近づいて参拝ができます。お堂の中にいすが数脚置かれているのでゆっくりすわってのお祈りや瞑想も可能です。
お寺にはお堂の向かい側に有人の授与所があります。

江の島大師で見かけた小鳥

とても可愛い鳥がいました。黒い鳥の名前は不明です。

江の島大師 上から

江島神社 奥津宮

江の島大師のお参りを追え、少し風情のある参道をぶらぶら歩き、奥津宮に到達。中津宮から歩いて約10分ですが、途中いくつか寄り道スポット(眺望スポット、江の島サムエル・コッキング苑、龍恋の鐘など)もあり、一つ一つ立ち寄ったとしたら結構な時間がかかると思います。

拝殿天井には「八方睨みの亀」が描かれており、奥津宮に向かって右側の燈籠には竜宮の乙姫、左側の燈籠には亀に乗った浦島太郎が精巧に掘り出されているとのことです。
奥津宮は昔は本宮と呼ばれていたそうです。また奥津宮は海の神のお社とされております。(江島神社Webサイト情報)

奥津宮 鳥居

奥津宮 参道

奥津宮 拝所前

既に書きましたとおり、1月に江島神社には2度参拝しました。経緯は、1度目の参拝だけでは江島神社の参拝感想を書くには不十分と思ったためです。奥津宮拝所の1度目の参拝時はどことなく重い感じがしました。しかし、2度目の参拝時は、とても軽やかで清らかな波動を感じ、改めて江島神社では最もすばらしい場所であるなと実感しました。海のお社らしいさっぱりした感じもしました。

奥津宮 社殿

奥津宮 社殿

奥津宮の先には海に下りる道が整備されており、岩屋があります。1度目の参拝は岩屋は工事中でした。2度目の参拝時は岩屋の整備が終わり、オープンしていると書いてあったのですが行きませんでした。

江の島 岩場

山二つ

山二つについては、中津宮~奥津宮にあります。このあたりは鳶(とんび)がたくさん飛んでいて何か食べ物を食べると狙われます。

中村屋羊羹店の古代 女夫饅頭

江の島は女夫饅頭が有名です。(江の島だけでなく、鎌倉など他の湘南にもあるようです。)
江の島では2度参拝時の毎回女夫饅頭を買いました。

麓の弁財天仲見世通り周辺にも井上総本舗、紀の国屋本店など数軒饅頭は売っていますが、奥津宮に近い参道の御岩屋道通りにあるのが中村屋羊羹店です。店頭の昔ながらの和菓子屋さんっぽい雰囲気からして美味しそうな店構えです。昭和の雰囲気があります。仲見世の人ごみの中でなくのんびり参道で饅頭を食べるなら中村屋羊羹店です。

どんなお店かはWebサイトをご覧ください。普通に参道を歩いていくと遭遇します。
リンク先:中村屋羊羹店

わたしはあんこのお菓子が余り好きではないのですが、現地の蒸し中のものが出される女夫饅頭(めおと)は大層おいしかったです。お土産用に箱の販売もされますが、1個単位で売られています。白のこしあんと茶色のつぶあんがあります。
1個だけ食べようと思ったのですが、ほかほかで美味しすぎて2個食べてしまいました。(^∀^;) 数個買っていたので、残りはお土産にしました。箱入りのものを買ってもあたたかいものを入れてくれるようですが、代金に少しだけ箱代が含まれると思います。

店頭売りでその場で食べるのは女夫饅頭が中心ですが、羊羹店という名前からわかる通り、江の島名物 元祖海苔羊羹など数種類の羊羹が売られています。そのほか、次のようなお菓子も売られています。
郷土銘菓 天王囃子
カステラ風の生地に大和芋を使い千鳥餡を包んで焼き上げたお菓子
くりいむとうふ
フレッシュな生クリームと豆乳に寒天を使用し、とろりとした食感に仕上げたスイーツ

以上で江島神社の参拝記は終わりです。神社、お寺のほか岩屋、展望スポットの江の島サムエル・コッキング苑、食堂やおしゃれな海が見えるお店・レトロなカフェ、美味しいものがたくさんある島でした。たこせんべいや海産物の浜焼き的な店もあったと思います。いろいろな観光ニーズに応えられて楽しめる島だと思います。

観光、レジャーの島ではありますが、江島神社、奉安殿の弁天さま、江の島大師など信仰の島の面もあります。江の島は霊島であると思うので、そのつもりで行ってみてはどうかなと思いました。

 



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