西沢渓谷 大嶽山那賀都神社 境外社参拝

8月下旬に登山をしてみようと思い、山梨の西沢渓谷に出かけました。西沢渓谷は秩父多摩甲斐国立公園に含まれており、きれいな滝が多いことで有名です。

西沢渓谷からは、徳ちゃん新道という登山道を通って日本百名山の奥秩父の名峰、甲武信ヶ岳に登ろうとしました。しかし、登山途中で天候の雲行きが怪しくなり、危険を感じたので途中で下山しました。下山したのは正解で、雷がごろごろ鳴り出し、また、山梨地方は夕方には特大の雷が何発も落ちていました。

甲武信ヶ岳に登れなかったのは残念でしたが、下山後楽しい体験もあり、普段行かないような場所に出かけてみるのも、いろいろな体験ができていいなと思いました。

西沢渓谷 大嶽山那賀都神社

西沢渓谷沿いの甲武信ヶ岳登山道入口に小さな祠がありました。その祠(下の写真)が大嶽山那賀都神社になります。この神社を通った先に近丸新道や徳ちゃん新道の甲武信ヶ岳登山道入口があります。

西沢渓谷1 大嶽山那賀都神社

ぱっと見では、甲武信ヶ岳の神さまが祀られているのかなと思いましたが、大嶽山那賀都神社ののぼりがありました。ここで簡易な祝詞を上げ入山しました。ここでの参拝はすばらしく気持ちがよかったです。参拝のポイントは、祝詞か略拝詞でもよいのできちんと奏しておいて神さまを念じお詣りすることです。

なぜ甲武信ヶ岳の登山道入口に大嶽山那賀都神社があるの?と思うかもしれませんが、甲武信ヶ岳の隣に国師岳(国師ヶ岳)という山があり、そこに大嶽山那賀都神社の奥宮があるためだと思います(国師岳の山頂ではなく天狗岩というところに奥宮があります)。甲武信ヶ岳が標高2,475m、国師岳が2,592mです。国師岳には近々行きたいと思っています。

甲武信ヶ岳は日本百名山で眺望がよいため人気がありますが、国師岳は余り有名ではありません。甲武信ヶ岳から金峰山に縦走する際には通る山です。甲武信ヶ岳、国師岳、金峰山と霊山が続きますので神聖な縦走路だと思います。わたしは金峰山には登ってますが、甲武信ヶ岳や国師岳はまだです。甲武信ヶ岳のネット写真を見ると山の神さまの神聖な波動を感じますし、そう感じる人が多いから人気があるのではないでしょうか。山の神さまへの参拝ができるかは登ってのお楽しみです。

西沢渓谷

西沢渓谷 鶏冠山

鶏冠山は特異な外見の山です。一般の人は登れずエキスパート向きの山だそうです。

西沢渓谷 渓谷風景

西沢渓谷 渓谷風景

広い河原で遊べたら楽しそうです。西沢渓谷にはたくさんの美しい滝があるようですが、登山優先で行きませんでした。

参考リンク先:山梨市観光協会 西沢渓谷のページ

西沢渓谷 甲武信ヶ岳登山道、近丸新道入口

 

甲武信ヶ岳 登山道

西沢渓谷入口から徒歩約20分で甲武信ヶ岳登山道の徳ちゃん新道入口に到着します。

甲武信ヶ岳 徳ちゃん新道 登山道

この徳ちゃん新道登山口の近くには、一応男女兼用のトイレがありました。また、大嶽山那賀都神社の祠の近くには男女別の大きめのトイレがありました。そちらのほうが利用しやすいです。

甲武信ヶ岳 徳ちゃん新道

登山道を歩いていると山の霊気を感じ、とても気持ちよかったです。しかし気持ちよかったのは最初のうちだけ。急な登りが続き徐々に、山の気がどうだとか感じているような余裕がなくなってしまいました。(^∀^;) 少しペースを上げようとしたことがよくなかったようです。もっとゆっくり登れば楽しめただろうにと、後から少し後悔しました。

甲武信ヶ岳 徳ちゃん新道

 

甲武信ヶ岳 徳ちゃん新道の樹木

何の木かはわかりませんが、双子の木がありました。

甲武信ヶ岳 徳ちゃん新道 シャクナゲの路

甲武信ヶ岳 徳ちゃん新道

甲武信ヶ岳 徳ちゃん新道 近丸新道合流地点(分岐地点)

甲武信ヶ岳 徳ちゃん新道からの山陵の眺望

山の神さまにお詣りしようかと思いました。少しそれらしき感触がありましたが遠い感じです。徳ちゃん新道の尾根道は甲武信ヶ岳直下の山脈ではなく支脈なので致し方ないのかもしれません。

甲武信ヶ岳 徳ちゃん新道の先、戸渡尾根

徳ちゃん新道の先は戸渡尾根というようです。戸渡尾根では少しアップダウンがありましたが、概ね徳ちゃん新道と同じような勾配でした。戸渡尾根をしばらく登っていると、それまで晴れていた天候が急変してくるのがわかりました。甲武信ヶ岳方面の雲が危うい色合いになっていき、風もなくとても暑い天候から考えると雷だろうと思いました。かすかに遠くで雷音がしたような気がしました。これはやばいかもと思い引き返して下山することにしました。実をいうと標高差がある登りが続いていてかなり疲れていたので少しほっとした面もあります。

地元の食堂にて

下山後、食事でもしようかと思い、昼食をとっていなかったので西沢渓谷入口近くのお店兼食堂に入りました。

食堂ではいくつかある定食の一つを頼んだところ、蒟蒻のおかずがついておりました。刺身蒟蒻がとろとろで柔らかくて普段食べられないような食感でおいしかったです。定食は温かいうどんと熱々のおにぎりが体に心地よかったです。温かいお茶が自由に飲めて下山後の体に染み入るようなおいしさでした。

食堂はテレビがついていてバラエティ系の番組でした。店主っぽいおじさんやお店のおばさんもテレビを見ていて、談笑されていました。すごくなごやかな風景でした。楽しそうにされている人たちを見ていると体によい波動が走りました。その場に喜びの波動もあったと思います。「幸せそうな人を見ているというのはすごく幸せなことだな」という感情が湧きました。逆に自分が普段から幸せを感じていると他の人にもそういう影響を与えるということでもあります。

日本の、善良そうな人たちの、何の変哲もない日々の営み、平穏で楽しい暮らしこそが大事なのだと思えました。人々の幸せの想念の蓄積が日本を支えるのだと思います。

この日は、甲武信ヶ岳登拝(登山)は不発に終わってしまいましたが、たまたま立ち寄った食堂の体験がとてもよかったです。

西沢渓谷入口近くには、道の駅みとみがあり、そちらで食事するのもよいと思いますが、のどかな食堂で食べるのもいいなと思いました。

今回の参拝記、登拝記は終わりです。


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