聖地めぐり 那須岳(茶臼岳・朝日岳・三本槍岳・1900m峰)強風の登拝
11月中旬の晴れの日に那須岳を登拝しました。那須岳は那須連山、那須五岳のうち、茶臼岳、朝日岳、三本槍岳を指すそうです。那須岳に登る理由ですが、手軽に登れて日帰りできること、山岳信仰の霊山であることからですが、一番の理由はふっと思いついて登りたいと思ったことからです。
那須岳には那須ロープウェイを利用するつもりでしたが、乗り場の山麓駅に到着してみたら強風のため運行停止されていました。風速25m以上だと停止するそうです。さすが風が強いことで有名な那須だけあります。ロープウエイが停止していても登山道を使って登山はできます。風速25m以上というのは未体験で少々不安に思いながらも、せっかく来たので登ることにしました。
ロープウェイは1380mくらいの山麓駅から1690mの山頂駅まで通じています。ロープウェイの代わりに登山道を登ると、山麓駅から1時間くらいで標高1600mの避難小屋まで到着できるということなので、大した登りではないです。避難小屋の場所は峰ノ茶屋跡に位置し、茶臼岳と朝日岳の間の稜線にあります。
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登山データ
山麓駅から少し歩いた場所を起点として、茶臼岳、朝日岳、三本槍岳を登った累計標高差はYAMAPデータで1173mでした。帰りは北温泉よりさらに先のの温泉がある地区まで足を延ばし、下りの累計は1538m、総行動距離17.5km。7時間30分ほどでした。
水は500mlのペットボトル1本持ち、1/3ほど消費しました。ゆっくり歩いて汗も少なかったし、そこそこ寒かったので余り消費しませんでした。食事はおにぎり2個を食べました。
装備は、登山用インナー肌着、登山用ミドルウェア、登山用ニットシャツ、アウター、イアーマフ、トレッキングポールです。サングラスがあったほうがよかったです。
那須岳登山中の山中はトイレがありませんでした。ロープウェイの山麓駅か登山口のあたりですませておくしかないです。山頂駅には行ってないのであるかどうかはわかりません。樹林帯はほぼないので隠れてする場所も少ないです。携帯トイレと簡易ツェルトかポンチョを持っていったほうが無難でしょう。
火山データ:那須火山群
那須火山群は、南月山・茶臼岳・朝日岳・三本槍岳・甲子旭岳の成層火山の集合体です。
この内、茶臼岳は蒸気と火山ガスを噴出している活火山であり一定の注意が必要だろうと思います。神有りの霊山も地球のマグマエネルギーにより噴火します。木曽御嶽山の噴火の記憶はまだ新しいです。
茶臼岳登山時は硫黄のにおいが強くしましたので活火山であることを実感しました。帰宅後那須火山帯のことが思い浮かび少し気になったので参考として那須の火山について調べてみました。以下、産総研の日本の活火山サイトからの各火山の噴火歴についての抜粋情報です。
各火山の噴火暦
茶臼岳
マグマ噴火は約1.6万年前(大沢ユニット),1.1万年前(湯本ユニット),8千年前(八幡ユニット),6千年前(大丸ユニット),2.6千年前(峰の茶屋ユニット)と15世紀の初頭(1408-1410年ユニット)に発生
朝日岳
朝日岳火山は約20-10万年に活動した安山岩の成層火山
南月山
南月山火山も,朝日岳火山と同じく約20-10万年前に活動した成層火山
三本槍岳
三本槍火山は,30万年前頃に活動した成層火山
甲子旭岳
甲子旭岳火山は50万年前頃に活動した玄武岩-安山岩の成層火山体
那須岳登山道
山麓駅でお団子をいただきトイレをすませてから出発、山麓駅から少しだけアスファルトの車道を歩いたりして登山口に到着しました。
那須岳 登山口
聖地だけあって、登山口に鳥居がありました。那須岳登山口の表示の標識でした。
那須岳 登山口
鳥居を越えて少し歩くと狛犬さんが設置されていました。
那須岳 登山道
登山道はところどころ雪があり、一部凍っていてアイゼンがほしい箇所もありましたが、なしでも登れました。一応軽アイゼンは持っていましたが登山を通して最後まで使いませんでした。11月下旬以降なら必要でしょう。
登山道から朝日岳方面の眺望
荒々しい山容の朝日岳です。こんなかっこいい山に登るのかと思うとわくわくします。
避難小屋
避難小屋では、この日最もたくさんの人をみかけました。宿泊は禁止だそうです。
茶臼岳登拝
茶臼岳登山道からの景観 朝日岳方面
避難小屋も見えます。プラモデルのように小さく見えました。山は朝日岳と剣が峰です。登山道は剣が峰は巻くようです。
雪が積もった斜面をそろりと登る登山者たちです。うまくルートを選べば、何とかアイゼンなしでも登れました。一応軽アイゼンは容易していました。
このような火山弾の登山道でした。
火山地帯らしい、迫力があり、どことなく荒涼とした光景です。
山頂には鳥居がありました。鳥居の奥には祠がありました。
祠があることからもわかるとおり、こちらには茶臼岳の神さまが御座す場所ということです。活火山の神さまだからなのか、エネルギーの様相は一般的な山の神さまとはかなり違うようです。初めての体験で特殊なエネルギーのような気がしました。このご祭神のそばでじっとすわっているだけで、相当なエネルギーを受けることができました。とても気持ちがよかったです。また、活火山という場所のため、火のエネルギーが強い場所となります。山岳神さんの力と場所の力で大変なパワースポットだと思います。この日は風がすごかったので長居はできませんでしたが、すごく魅かれるたのでまた来たいと思います。
このような神有りのパワースポットにふれることで、人間は少しずつ影響を受け、エネルギーの質が向上するのだろうと思います。(一つの選択肢という意味です。)エネルギーの質を向上させることは人間の成長の一つの要素だろうと思います。よいエネルギーを持つことは周囲の人や社会によい影響を与えていくものと思います。
向こうに見える山々の名前はあいにく知りません。
流石山、大倉山、三倉山方面(だと思います)の山々です。この方面のっ山にも登ってみたいです。茶臼岳や朝日岳と違い、樹木も茂っているように見えます。
山頂から30分ほどくだったところです。ケルンのような石の盛り上がりです。薄く白い湯気のようなのが見えます。
朝日岳登拝
茶臼岳を下山し、避難小屋を通り過ぎ、朝日岳に向かいました。以前の石鎚山で痛めたひざ痛が再発し、だましだましひざをケアしながら歩きました。
朝日岳へは秘境感がある道のりです。茶臼岳と比べるとみかける人は少ないですが、実際はちょくちょくすれ違いますので秘境とまではいきませんでした。
朝日の肩というのは文字通り、朝日岳の肩のような場所で、朝日岳方面と熊見曽根方面への分岐となります。
朝日岳などからみる茶臼岳はとても雄大でした。茶臼岳を見下ろすような錯覚を覚えますが茶臼岳のほうが標高が高いです。
眺望がよかったです。
朝日岳山頂は、この日、最も風が強い場所でした。茶臼岳も風は強かったですが、岩陰など風を避ける場所がありました。朝日岳の山頂はそういう場所がなく、吹き荒れる風で歩くのも一苦労でした。バランスが崩れ転がされそうになったりしながらも何とか転ばず耐えました。(^∀^;) 長期間いるのは身の危険を感じましたのですぐに下山しました。
朝日岳の山頂にも祠があり山岳神さんがおられるようでした。美しくクリーンなエネルギーの朝日岳の山の神さまを参拝できてよかったです。こうした主要な山の頂上に祠があるように、山の神さまを架空のものとせず御座すのは当然だと参拝するのは、日本人の自然な感覚でしょう。日本の国土の7割以上が山地ですから山岳信仰が起きやすいと思います。
朝日岳を下山し、熊見曽根方面に向かいました。
朝日岳下山後、振り返って朝日岳を撮影。こちらからの朝日岳はそれほど険しくないです。
登山地図
熊見曽根、1900m峰登拝
熊見曽根でも山岳神さんにお詣りすることができました。茶臼岳、朝日岳に続いて熊見曽根でも輝かしい山岳神さんに出会えとてもよい登山になりました。熊見曽根にも小さな鳥居があったので、ここに信仰を捧げる方もいるということです。ここも強風で長居はできませんでした。
熊見曽根を出て、数分で1900m峰に到着です。
熊見曽根で出会えた山岳神さんは1900m峰にもおられるようでした。この一帯が守備範囲のようです。風が強かったですけど、せっかくなので少しはお祈りをしました。(^∀^;)
景色がよい高原:清水平
清水平は1900m峰を下山したところにある高原、一部湿地帯で、三本槍岳への途中にあります。広い高原で通過するのに30~40分くらいはかかったと思います。
木道もありましたが、土の掘れた道が多く、この日はどろどろになっていました。注意して歩きはしましたがそれでも登山靴にはどろがつきました。しかし、下山時は中ノ大倉尾根を通ると雪がところどころ積もっていて泥を取ることができました。
清水平は道がえぐれているので風は少なくてほっと一息できました。
上の写真は1900m峰かな。清水平の景色はとてもよかったです。下さえどろどろの道でなければもっと楽しめたところです。(^∀^;)
山容からこの山が三本槍岳だと思ってなかったです。丘かなと思ったくらいです。(^∀^;)
三本槍岳登拝
清水平の標高が1856mくらいなのに対し三本槍岳は1917mなので、それほど苦労なく登れます。三本槍岳というからには3つの険しいピークがあるのかなと想像していたのですけど全然そんなことはなく、なだらかな優しい山容の山で拍子抜けでした。三本槍岳の名前の由来はWiki等で見ればわかります。
リンク先:Wikipedia三本槍岳
地味に那須岳最高峰だそうです。1919.6m。
三本槍岳の山頂は、山岳神さんこそおられないようでしたが、山の神の領域で聖地感がありました。眺望がよく、よいところでした。朝日岳ほどではないですが強風でいずらかったです。
山頂は割合スペースがありました。
中ノ大倉尾根、北温泉
三本槍岳を下山し、清水平を少し経て、朝日岳や峰ノ茶屋避難小屋方面には戻らず、中ノ大倉尾根から下山することにしました。清水平のどろどろの道を歩きたくなかったこともありますが、中ノ大倉尾根の下山先に北温泉があるのも魅かれました。
眺望はよかったです。
延々と長い下りの末に何とか北温泉に到着です。三本槍岳からここまでコースタイムは2時間15分です。
ここまで下りてこれてほっと一息です。時間が遅かったので入浴はせずに帰りました。風は強かったけど眺望はとてもきれいでした。
今回の登拝もとても印象的な参拝や景観を経験することができましたので、また那須連山の山を登りたいと思うようになりました。特に茶臼岳にもう一度行きたいのと、
・流石山(1813m)大倉山(1885m)三倉山(1888m)方面
・那須五岳で未登山の南月山(1776m),黒尾谷岳(1589m)方面
・須立山(1720m)甲子山(1549m) 甲子旭岳(赤崩山)(1835m)方面
のうちからターゲットを決めて登りたいです。
那須岳の登拝記(登山記)はこれで終わりです。
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