高尾山 いろはの森コースで登拝、南高尾方面縦走
高尾山は東京の有名な霊山です。高尾山には何度か登ったことがありますが、12月に入っていろはの森コースを利用して高尾山を登拝しました。いろはの森コースは初めてで、美しい自然林主体の杜を登っていきますので高尾山の奥深さを経験することができました。山深さが残っていて、午前中だったので空気がすみきっていました。
登山という観点では、いろはの森コースは高尾山の中でも最も登山道らしい道のりだと思いました。稲荷山コースなどと比べてもこちらのほうがかなり険しいので気軽に来たらしんどい目に遭うかもしれません。一般向きではないです。日ごろ登山をやる人からするときつくはないと思います。
いろいろな高尾山の紹介サイトを見ていて、いろはの森コースは余り目だって紹介されていません。その理由は恐らく、交通の便がよくないことと一般の人にはきついからではないかと思います。あと、たくさんの人が訪れないようひっそりと残しておきたいというのもあると思います。信仰登山や、自然に向き合ったり自然を感じたりするような限られた人だけが登って欲しい登山道でした。霊気満山とキャッチフレーズでいわれる高尾山、いろはの森コースを登るとそれを体感できると思います。
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いろはの森コースで登拝
いろはの森の大けやき
とてもいい味を出している霊木です。
いろはの森と川
いろはの森コースの最初の方には渡渉がありました。水量が少なく石の上を歩くので濡れることはありません。
川を渡ると森に入っていきます。
いろはの森では、高尾山の他の山路と同じように、モミの木が目立ちました。他にはすぎ、ひのき、せんのき、かや、みずき、けやき、かえで、やまざくら、はりぎりなど多彩な木がありました。いろはにほへと・・・の頭文字の木が植えられているようです。多分ですが、元々生えている木と、植林したっぽい木がありました。
下にいろはの森の写真を数枚掲載します。写真からは高尾山の杜の雰囲気がある程度伝わるのではないかと思います。
写真で見ると、木々はそれほど大きく感じませんが、間近でみると結構幹が太くでずっしりとした量感がある樹木が多いです。長い年月をかけてとても密度の濃い幹を成長させてきていることがわかりました。そういうじっくり成長している木々はさらに大きくなる準備ができた霊樹であると思います。
いろはの森
高尾山の杜は、自然林が多い気がします。人工林と自然林では性質がかなり違うそうです。自然林は木々がお互いに助け合ったり、木々のネットワークが発達してたりするそうです。一方人工林は1本1本単独で生活していて、連携することはなかなかないそうです。
この杜で瞑想しますと、地表や空中に無数の霊気の流れがでていることがわかると思います。龍神のようなエネルギーの流れが一際立派な高木に巻きついているようであったりしました。(この写真という意味ではないです)
いろはの森コースにはときどき、ベンチがあり休憩できるようになっています。
いろはの森は、登山道沿いにもたくさんの高木があり、多くは霊的なエネルギーが心地よい霊木でした。霊気満ちる高尾の杜ですので、グループでわいわいがやがやしながら登ったらりしないで、少人数でもくもくと登るのがよさそうです。できれば1人のほうがよいと思います。というのも、複数人でいるとどうしても人同士に意識が向いてしまいがちです。1人だと、木や森に意識を向けやすくなります。
静かないろはの森コースですが、終盤になると4号路と交わります。さすがに4号路に近くなると人のざわめきが聞こえてきて、4号路と交差した先は神秘性がうすれていく感じです。
いろはの森コースの終点は1号路に当たるところで、山頂には1号路を行きます。4号路も人は多いですが、特に休日の1号路は繁華街や通勤時間の駅の通路並みに多いです。
高尾山山頂、もみじ台
高尾山山頂からの眺望は、冬場、晴れてれば冨士山が見えることが多いです。冨士山は下の写真の右端です。
どこでだったか忘れましたが、この日はこの山域の山岳神さんを参拝することができました。いつでも、高尾山のどこでも山岳神さんに出会えるということでもないと思います。
もみじ台
もみじ台は高尾山山頂から奥高尾方面に少し進んだところにある展望地です。シーズンには人が多くなります。もみじ台も高尾山と似たような眺望ですけども、冨士山の眺望はこちらの方がややよいようです。
南高尾
南高尾は、高尾山山頂から、もみじ台、一丁平、大垂水峠などを経由して進みます。この日は一丁平から城山まで足を延ばしてから大垂水峠を経由して南高尾に入りました。
南高尾は、大洞山、金毘羅山、中沢山、入沢山、泰光寺山、榎窪山、草戸山などが続き、南高尾セブンサミットと呼ばれてるようです。この日は途中で梅の木平方面に下山してしまいました。
南高尾は、奥高尾などより人は少なめなのがよいです。反面、奥高尾のように食事どころやトイレがありません。
中沢山
中沢山の山頂には石の仏像がありました。ここは他の南高尾の山頂より霊地という感じがしました。中沢山山頂に行かない巻き道っぽい道があったので危うくそちらを進みそうでした。寄っておいてよかったです。
尾根道からは津久井湖側の眺望が開けた場所がありました。
梅の木平
日が暮れてきたので林道経由梅の木平方面に下山しました。
梅の木平付近
梅の木平付近の食事処・料亭の明かりです。やや風流で幻想的な灯りでした。うかい鳥山のものだと思います。店の庭にはかがり火が燃えていて雰囲気づくりをされていました。梅の木平には他にうかい竹亭という店もあるようです。
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