森然のお社 福智中宮神社参拝 筑豊の神社旅
12月の中旬に筑豊地方直方市の福智中宮神社を参拝しました。福智中宮神社は福智山という霊山の山麓にある神社です。
中宮というくらいですから、福智上宮神社と福智下宮神社も存在します。上宮は福智山の山頂にあり、下宮は平地の神社です。
福智中宮神社は、福智山の登山口にあたる上野峡の近くです。上野峡には白糸の滝という滝があります。
白糸の滝や福智山登拝は別記事にて記載する予定です。
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福智中宮神社について
福智中宮神社は修験の古社
「福智修験の発祥地で、白鳳元年(650年)に建てられたと伝えられています。参道は300m以上も続き、修験の道としても知られています。境内にはパワーストーンもあります。」
(福智町観光案内ふくち旅のサイトより)
福智中宮神社参拝と地図
福智中宮神社への入口は2箇所だったと思います。(もしかしたら他にもあるかもしれませんが記憶の中では2箇所)
正式な入口は300mの参道を歩ける入口で、社殿からはかなり下った位置にあります。もう1ヶ所は社殿の横っつらに通じる参道の入口です。横から入ると杜深い長い参道を通ることができません。上野峡の駐車場から一旦下ると福智中宮神社の正式な入口になります。
地図は下記サイトにあります。地図を拡大していくと、白糸ノ滝の表記の下隣に鳥居マークがあり、それが福智中宮神社になります。点線の道が表記されていて、点線の道の下端が神社の入口になります。
地図:YAMAP福智山
福智中宮神社のGoogleMap
社頭、鳥居
上の写真の手前は普通の道路です。うっそうとした杜の中に鳥居があるイメージです。
上の写真の鳥居が入口の鳥居になります。社標としては、郷社の表記があります。
参道
福智中宮神社の特徴はなんと言っても長い参道だと思います。石段の登り坂ですので多少体力がいります。参道の両側には自然林っぽい杜が広がっていて多彩な木々がありました。また高木もたくさんあります。自然の気、杜の霊気を感じながら登る参道では、福智山の気を感じる気感を高め、これから福智山に登る感覚と体の準備ができていきました。
参道はさまざまな種類の樹木が育っていて、この天然っぽい樹相は価値が高そうな気がします。このような杜に囲まれた参道を歩くのはわくわくします。
石段はかなりの年季もので、ところどころ乱れています。
上の写真のように特徴あるくねくねとした枝の木々もありました。木の種類が多い森はこのような木も混じっていて面白いです。
いよいよ社殿が見えてきました。
二本杉
社殿近くの参道脇には二本杉がありました。二本なのか、一本の杉が二股になっているのかわかりづらいです。
社殿
参道などからおごそかな要素もあるのですが、清らかさや、爽やかな要素も感じました。山岳の山麓にある神社だけあってとてもよい雰囲気のお社です。
福智町の観光紹介サイトを見ても、さわやかな神社という紹介がありました。
登山の前にちょっと寄り道して安全祈願。
上野登山口手前から少し下がったところにある中宮神社。
中宮神社は白糸の滝からも近く、さわやかな空気の流れるすがすがしい自然の中にありました。
静けさも相まって、心もすーっと洗われていくのを感じます。
手を合わせると自然の優しさに包まれているような心地よさでいっぱいになりました。
福智中宮神社は、山のふもとにあること、参道が長いためなかなか多くの方が参拝する機会はないようです。人は誰も会いませんでした。お社には灯りがついていました。
付近の様子
上の写真は、参道に入る前の地域の道路の様子です。付近には窯元がちらほらありました。
交通アクセス
福智中宮神社に参拝するには、次のような交通手段があります。
・平成筑豊鉄道伊田線のふれあい生力駅前から福智町福祉バスで上野峡入口下車
(金田駅前や赤池駅前などにも止まる)
・車、JR直方駅からタクシー。車の場合、上野峡など付近に駐車場や駐車スペースあり。
・平成筑豊鉄道伊田線の市場駅から徒歩約1時間
以上で、福智中宮神社の参拝は終わりです。この参拝のあと、福智山、さらに尺岳まで足を延ばして縦走登山(登拝)をしました。(次回記事にづづく)