伯耆大山 弥山登拝3 暑さにまいった下りのガレ沢、大神山神社奥宮参拝
前回エントリーで5月下旬の夏山登山道から伯耆大山の弥山登拝(登山)について書きました。頂上エリアの雄大な高原風景を体験した後、夏山登山道、途中から行者コース(行者登山道)を下り、大神山神社奥宮を参拝して帰りました。
行者コース(行者登山道)
行者コース(行者登山道)は主に、緑豊かな森林の中を歩きます。ブナ林のようです。日陰が多くて涼しいのがありがたいです。5月下旬時点で虫はそれほどいませんでした。森は緑の豊かさ、鳥のさえずりなど生命力に満ちていました。
迫力がある元谷、行者谷のガレ沢からの景観
行者コース(行者登山道)を25分くらい歩くとガレ沢に出ましたので、横断して進みました。
行者コースを出たところの風景
麓というより山腹から見る大山もまた雄大でした。写真よりも実際に目の当たりにすると大迫力でした。
しかし照り返し含めて日射がきつくて、ガレ場はすごく暑かったです。30度は越えていたと思います。このあたりで体力が急速に低下してきました。夏山登山道での階段の登り下りがボディーブローのように効いてきた感じがします。
ただ大山頂上小屋で500円の冷たいペットボトルの水を補給していたので何とか助かりました。その水がなかったら間違いなく暑さで気力か体力が持たなかったと思います。
体力があるアマゾーン(アマゾネス)登山女子なら大丈夫でしょうが、夏場は体力が少ないにわか登山の女性や子ども、年配者向けには冷たい飲み物を持参しておくとよいと思います。
ガレ沢の出合い
再びガレ沢越しの大山北壁です。なんと横幅が広い大きな峰峰の山なのでしょうか。元谷、行者谷のガレ沢は3~4本くらいあり、元谷入口から大神山神社付近にかけて一つにまとまっていくようでした。
大山を少しズームしました。樹林がない急な崖が多くガレが進んでいるようです。
大山の北壁の切り立った峻厳さは神の山にふさわしい山容です。
ガレ沢横断を2、3回通り、元谷入口を経て再び森林帯に入りました。
沢の横を進みます。
のんびりした雰囲気の大神山神社奥宮
森林帯の山道を出ると行者コース(行者登山道)は終わりのようです。少し歩くと大神山神社奥宮に出ました。大神山とは大山の古名とのことです。奈良の大神神社とは別です。
以前あるブログで大神山神社奥宮の冬の写真を見ていたら、大変神聖感が漂う神社でした。今回、実際に参拝してみると、登山後で疲れていてまた暑い中だったためか、ひなびた田舎の山寺のようなのんびりした雰囲気でした。
大神山神社 奥宮 拝殿
大山方面からやってきたので鳥居もくぐらず手水もなしでいきなり社殿エリアに出てきました。拝殿でのお詣りでは巫女さんの舞を見れてよかったです。
大神山神社 奥宮 弁財天社
女神さまがおられる神社とのことです。
大神山神社 奥宮 参道の延命長寿御神水(手水処)
飲めそうな水だったので飲んでみました。冷たくてよかったです。大神山神社奥宮経由で登山する際は、ここで水をくむとよいのではないでしょうか。
霊気がすごい賽の河原
大神山神社奥宮の参道から少し横道にはずれると賽の河原がありました。大神山神社というより大山寺なのかもしれません。どんなところか興味がありましたが、大山登拝を済ませて帰る途中なので自重しました。入口からものすごい霊気を感じましたので奥に何かあるのでしょう。賽の河原ということから異界と接する場所なのではと思います。
- 参考リンク先
鳥取大山観光ガイド
サイト右上部のキーワード検索にて「賽の河原」を検索
- 参考検索先:
Googleで「大山寺横の「金門」と「賽の河原」 – 山陰観光」を検索
大山観光街
観光街というより大山寺の参道でもあるのかもしれない通りを通りました。モンベル経営の喫茶があり時間があったのでお茶しました。ケーキとコーヒーを疲れた体に投入しました。喫茶の隣は同じくモンベル経営のおみやげ物店&パン屋になっています。パンは焼きたてっぽくふわふわで登山前にパンを購入していきました。いずれの店もモンベルのポイントカードが効きました。
モンベルが経営する喫茶&特産品店の大山参道市場
喫茶の名前は、ベーカリーカフェSANDOといいます。
立ち寄り湯施設
モンベルの大山参道市場の近くには立ち寄り湯施設の豪円湯院がありました。豪円湯院もモンベル・フレンドショップの日帰り温泉です。
モンベルばかり書いていますが、たまたまでモンベル関係者ではありません。(; ^ ー^)
大山ナショナルパークセンター
最後に大山ナショナルパークセンターに寄り、大山登山はおしまいです。土曜日だったので大山の夏山登山道は人がたくさんいましたし、行者コース(行者登山道)もちらほらと人がいましたので、女性でも安心して登れる山でした。2時間程度の登りの登山ということで手軽な山だと思ってたのですが、思った以上にきつい坂(階段)で、暑さもありへろへろ登山になってしまいました。しかし山腹からの山壁のダイナミックな威容や頂上高原の開放的な景観と風の気持ちよさを経験できて大変すばらしい登拝(登山)となりました。
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