静岡の神社 本宮山山麓に鎮座の小國神社 杜と宮川のお社参拝

12月の下旬に静岡県の霊山を二つ登拝してみました。二つとも大きな神社があります。登拝しましたのは次の二山です。

遠州本宮山
・山頂 奥磐戸神社(小國神社の奥宮)
・山麓 遠江国一宮の小國神社(小国神社)

遠州秋葉山
・山頂 秋葉山本宮秋場神社上社
・山麓 秋葉山本宮秋場神社下社

この二社を選んだ理由は、互いに近いことと、足の調子が余りよくなかったため二社ともに低山であることが重要でした。

このうち、最初に小國神社を参拝してみましたので小國神社の紹介が本記事内容になります。

アクセス
小國神社は公共の交通の便がなく、基本車でアクセスします。繁忙期のみ遠江一宮駅からマイクロバスの運転があります。公共の交通機関の場合は遠州鉄道の遠江一宮駅、円田駅、森町病院前駅、遠州森駅あたりからだと40~50分ほどで歩けるようです。遠州森駅にはタクシーが止まっていることもあるようです。タクシー利用の際は事前に予約等の確認をしたほうが無難と思います。

参拝の人出
小國神社を参拝した日は暖かく、年末に近いことからか参拝する人が多くて神社は隆盛でした。社頭には小國ことまち横丁という食事、お土産の横丁があり繁盛していました。参拝客は主に家族連れが多いようで浜松周辺の人々は家族の結束が強いのかなと思ったりしました。(^∀^)
わたしはお昼頃に神社に到着し、小國ことまち横丁でおそばを食べてから参拝、登拝(登山)を開始しました。

小國神社の創祀

創祀は神代と伝えられ上代の事で詳らかではありませんが、延宝8年(1680)の社記によると、人皇第29代欽明天皇の御代16年(555)2月18日に本宮峯(本宮山)に御神霊が鎮斎せられました。

小國神社の境内と見処

小國神社を参拝した結果で、見どころを少し整理してみました。

全般

小國神社全般を通して感じた雰囲気の形容詞を並べてみます。
やさしい、おだやか、神秘的、清浄、おごそか、神聖、森閑、雅やか・・・といった感じでした。
主に杜や樹木から来る厳かで神聖な雰囲気とご祭神の氣からくるやさしい雰囲気がともに備わっているお社になっています。

拝殿・本殿

ある意味当然かもしれませんが、小國神社で一番の見どころというか、伺うべき場所は拝殿でのお詣りです。ご祭神のエネルギーが強いと思います。

 

宮川沿いの散歩道

社殿や参道の東側を南北に流れる川が宮川です。境内を流れる川で川の両側が散歩道になっています。とても雰囲気がよくリラックスできる散歩道になっています。奥ノ院のある本宮山方面から流れてくるありがたい川になっています。水流量はややしょぼいです。
上流に向かって歩けば本宮山の登山道につながります。

宮川沿いには大小約1000本モミジが林立しているとのことです。紅葉の季節は大変きれいだろうと思われますし、夏場は川で遊ぶ子どもたちでにぎわうようです。下の写真が宮川と杜です。

宮川沿い

広大な神域、杜

小國神社は大きな杜に囲まれた山麓のお社ですので山岳参拝といってもよいかもしれません。小國神社のWebサイトによれば次のとおりの杜の広さがあります。

「古代の森」と謳われる約30万坪(東京ドームの建物21個分)の御神域”
”杉・檜・松の植林数は全国的にも類をみない数となり、荘厳且つ清浄な鎮守の森”

実際のところ杜のおかげもあり空気がきれいでひんやりとしていましたし、参道付近は高木が並んでいて厳かな環境でした。
小國神社の特徴としてただひんやりしているだけでなく、どこか暖かさを感じられるのは、ご神徳なのではないかと思います。

下の写真は鎮守の杜を形成する社殿付近の高木です。

風雅な事待池

参道の西側にある少し大きな池です。わたしが参拝した日はモミジの葉が浮いていて特に風流でした。八王子社や池にかかる橋、周囲の木々などを含めた総合的な雰囲気がとても神秘的で雅やかでした。事待池には八王子社という清らかなお社があるのもよかったです。

以下、参拝写真になります。

参拝写真

入口

謹賀新年の装いの鳥居でした。(参拝は年末)
すぐ横に横丁や駐車場がありとてもにぎわっていました。

小國ことまち横丁


夕方の店じまいの横丁です。

高木に囲まれた参道

入口付近の参道

上の写真は昼間の参道です。参拝する人は多くてにぎわっております。


上の写真は本宮山から下山後の夕方に撮影したので、灯りがついております。

神幸所

参道横にある神幸所は神聖な雰囲気がただよっていました。

小國神社 参道

拝殿本殿エリアに入る前の参道です。

拝殿・本殿

参道 二の鳥居

神域への区切りの鳥居です。

小國神社 境内

本宮山下山後の夕方に撮りました。夕方なので人が少なく幽玄な雰囲気がありました。

拝殿

上の写真は昼間の写真です。

やわらかく優しい雰囲気はある一方で、力強いご祭神のエネルギーを感じることができると思います。神さま密度が高くてとてもたくさんの神さまのエネルギーが濃い感じでのお詣りができました。
神社参拝の経験を通じて、人は少しずつ磨かれ成長しますし、さらなる成長につながる霊的なエネルギーのキャパシティも少しずつ増えていくものと思います。

小國神社 境内 打出の小槌(うちでのこづち)

打ち出の小槌はイメージの世界で持ち帰り、自分の瞑想時などのイメージの世界でふってみるようにしたら面白いのではないでしょうか。

小國神社 境内

上の写真は授与所方面です。変わった授与品としては、大國だるま、千歳飴(10月~11月)などがあるようです。また、実際に見たものとして、白い布のお財布がありました。財布には福福しい大黒さまっぽい方とうちでのこづちがプリントしてありました。その財布を記念品としていただいて帰りました。拝殿で祈願したとてもよい波動が入った縁起のよい財布です。ただ置いておくか、何かに使うか思案中です。

事待池

事待池は参道左手にありました。境内図については小國神社のWebサイトに掲載あります。

事待池

事待池

事待池

森山焼きの橋と八王子社と事待池

八王子社と事待池

八王子社の背後にも参道があり、メインの参道よりも杜に近く、より樹木の気配が強いです。人も少ないので散歩してみるのも手だと思います。

宮川周辺

宮川は小國神社の拝殿に向かって右側を流れています。社殿がある境内を出るとすぐそばに流れていました。

宮川

宮川流域の散歩道では楓(カエデ)の木が多く、雅やかで大変雰囲気がよいいやしのパワースポットです。訪問日は、紅葉の季節が過ぎていたせいか歩く人は少なかったです。境内には人が多かったのでここまで足を延ばす人が少ないということになります。
神聖さもある森閑としたこの道を歩けてすごく満足した気持ちになりました。宮川流域を歩くのはとても価値があると思いました。

白山社

散歩道を少し進むと左手に登る道があり、白山社がありました。

小國神社の参拝記はここまでです。
このあと、本宮山の登山をしました。次回記事にてエントリーしたいと思います。



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