滋賀の神社旅(湖東) 近江八幡の日牟禮八幡宮

機会があり滋賀県の湖東の神社めぐりをしました。湖東の神社では、多賀大社が一番大きく有名だと思いますが、数年前に参拝しています。なので今回は近江八幡周辺の少しマイナーなお社も含めて三社ほど参拝してみました。最初に回ったのは、日牟禮八幡宮です。

日牟禮八幡宮とお菓子のたねや

日牟禮八幡宮は、ひむれはちまんぐうと読みます。日牟禮八幡宮は、近江八幡の市街地の観光地区の中心的な神社だと思います。八幡山へのロープウェイアの発着点もあります。境内には、洋菓子、和菓子のお店やカフェがあります。(洋菓子ではバームクーヘンやケーキなど。)和菓子はたねや、洋菓子はクラブハリエといい、いずれもたねやグループです。

たねやはあちこちのデパートなどにも出店していて鼻息あらそうなのでどんな会社か少し調べてみました。滋賀県や大都市のデパート中心に約40店舗出店していて、東京や大阪にはそれぞれ10店舗あります、社員数は1000人以上。本社は近江八幡。

前社長の山本徳次氏が、甘い一辺倒の和菓子ではだめということで、甘さ控えめに舵を切ったのが現在の発展のもとになっているようです。その後、和菓子だけでなくバームクーヘン、洋菓子に手を広げ、斬新なアイデアで次々に新商品を開発されているようです。

製造設備にもこだわりがあり、「のどごし一番 本生水羊羹」という製品の製造にはクリーンルームを導入し、加熱をしないで製品化するための設備投資だったそうです。

採用については準社員や契約社員主体で現在新卒採用等はされていないようです。まずは準社員で採用して働いてもらい、よければ正社員になるようです。

日牟禮八幡宮の賑わいは、このたねやの隆盛によりところも大きいのではないでしょうか。日牟禮八幡宮の参拝から始まって、たねやという企業グループのケーススタディもできました。

特徴

・131年、第13代成務天皇の頃の創建ということで、かなりの古社である。
・八幡神でなく、大嶋大神(地主神)を祀ったのが始まり。
・元は八幡山に上の社があり、現在地は下の社で遥拝所だった。
・八幡山の登山口が境内にある。
・二大火祭がある。3月の左義長祭、4月の八幡祭(松明・太鼓祭)。大きな松明を使う。
・境内に和菓子、洋菓子の店やカフェなどがある。
・近江八幡観光の中心的な神社。

日牟禮八幡宮の参拝

話がそれてしましましたが、日牟禮八幡宮参拝しての感想は、規模が大きく明るく開かれた雰囲気のお社でした。老若男女が気軽に参拝できて、観光地の一部になっています。神社の雰囲気もしっかりあり、本殿前のお詣りではよい気をいただくことができました。
参拝日は日曜日だったためロープウェイに乗る人、登山する人、観光の途中に立ち寄った人などで賑わっていました。平日だと静かな雰囲気でお詣りできるのかもしれません。

日牟禮八幡宮 入口の鳥居です。

鳥居をくぐるとびっしり車が駐車されていて賑やかです。

しかし、一本筋を違えると砂利道の風情がある参道っぽい道がありました。
入口には社号標のある筋の道です。

この写真のように樹木があり、感じがよい道です。

社殿に近くなるとこんな感じの道です。

参道かと思ったのですが、残念ながら手水舎がないまま本殿に行き当たりますので、参道とはいえないのかもしれません。

拝殿、本殿

拝殿です。

拝殿を正面に見て参拝するためには、車の多い参道を歩き楼門をくぐるとよいです。

拝殿を本殿側から見ました。

本殿です。

本殿は拝殿の後ろで、直接お詣りできる構造でした。

本殿の後ろに回りこむことができます。

本殿の後ろには岩肌が出ており、ひんやり静かでした。

この本殿後ろのスペースには誰も来ないので、静かにある程度時間をかけてお詣りしたい場合は、利用するとよいと思います。この岩肌の前も魅力的なパワースポットではないでしょうか。

本殿前の筋です。

本殿の横です。

本殿の横手の渡り殿のような建造物です。確か、奥には鏡池がありました。

本殿横の鏡池です。

境内社

ここから暫くの写真は本殿横手に鎮座する境内社群です。
大島神社です。大鳥ではありません。力の強い境内社でした。大島神社以外もよい雰囲気の境内社はいくつかあったと思います。

八坂神社です。

繁元稲荷です。

恵比寿神社です。

岩戸神社(秋葉神社、子安神社、愛宕神社を合祀)です。

左から常盤神社、天満宮、宮比神社です。

境内の風景

手水舎です。

能舞台です。

楼門と境内風景です。

境内風景です。

楼門です。車道の参道からの入口になります。

神木です。

社叢です。

参道っぽい道です。

境外になりますが、神社の前の水路です。水郷近江八幡の特徴的な風景です。


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