滋賀の神社旅(湖東) 奥石神社・老蘇の森

今回の滋賀の神社旅では一社目には日牟禮八幡宮、二社目に奥石神社、三社目に阿賀神社(太郎坊宮)を回りましたが、奥石(おいそ)神社が最も印象に残りました。観光地の近くでもなく余り名前が通っていないため参拝者は少ないですが、立ち寄る価値がある場所だと覆います。境内は大変静かですので、この静かさはそうっとしておきたい気もしますが、もう少しお詣りする人が増えてもよい気がします。

参道から拝殿、本殿、本殿の境内、後ろに広がる杜などの大きさは、歴史がある格式高い神社であることを示していると思いました。拝殿、本殿は名社の風格がありました。本殿拝所でのお詣りは、すばらしい御祭神の波動により、最高の体験でした。本殿奥に広がる老蘇森(おいそのもり)も過去訪れた神社の杜の中でも最高レベルに素晴らしいエネルギーでした。

奥石神社の特徴

・老蘇の森という国の史跡であり、平安時代から和歌に詠まれるなどの名高い森がある。
・本殿後ろの老蘇の森に古墳があるので、古墳の社である。
・繖山(観音寺山)をご神体としていたとされている。
・安産の宮として有名である。
・元は鎌宮と称されていたが、大正13年に奥石神社と改称された。
・本殿は国の重要文化財に指定されている。
・崇神天皇の頃の創建とされている非常に古い神社。延喜式神明帳に記載。

奥石神社については、以下、Wikipediaの情報から。

“老蘇の森の中にあり、由緒ある名社として延喜式神名帳に載せられているのは、繖山(きぬがさやま)を神体とする最も古く原始的・根源的な神社であったためと言われている。”

老蘇の森については以下の情報がある。

史跡 老蘇の森
奥石神社本紀に依れば、此の地一体は地避け水涌いて、人の住める処ではなかったのですが、人皇七代孝霊天皇の御代住人であった石辺大連という翁が神助を仰ぎ、松・杉・桧等の苗木を植えた所、忽ち大森林になったと云う。
平安期以来、中仙道の歌所として、和歌や紀行文又は謡曲等に詠ぜられたもの頗る多く、文人墨客の杖を引く者多くあった。

史跡 老蘇森(おいそのもり) (国指定文化財)
この森は平安時代には早くも人々に知られており、しばしば和歌などに詠みこまれています。往時は現在の数倍の大森林であったといわれ街道(中山道)の名所として旅行者の訪れるところとなっていました。伝説によれば、昔この地方は地裂け水湧いてとても
人の住める所でなかったのですが、石部大連が樹の苗を植え神々に祈願したところ、まもなく大森林となり、この大連は生きながらえて齢百数十歳を重ねたため「老蘇の森(おいそのもり)」と称せられたと伝えられています。今も杉・檜・松等から成る樹林はうっそうと茂り、森の内には延喜式内社奥石神社が祀られています。(近江八幡市)

(奥石神社の境内の説明書きより)

安産の宮については以下の情報がある。

景行天皇 の御宇、日本武尊蝦夷征伐の時、弟橘姫命は上総の海にて海神の荒振を鎮めんとして「我胎内に子を宿すとも尊に代りその難を救い奉らん、霊魂は飛び散り江州老蘇の森に留り永く女人平産を守るべし」と近い給いてその侭身を海中に投じ給う云々とあり、古来安産の宮として祈願する諸人多し。(奥石神社内の説明書きより)

鎌宮については以下の情報がある。

“中世より鎌宮神社ともいい、これは蒲生野宮(かまふのみや)がなまって名づけられたものと考えられている。”(Wikipediaに記載)

創建について以下の情報がある。

社伝によると崇神天皇の御代四道将軍を差遣ありし時、吉備武彦が武運祈願の為に勧請せし所なり。また、孝霊天皇の30年石部大連と云う翁が社壇を築きしに始まると記されている。(神社庁のページより)

アクセス

・JR安土駅北口より 市民バス(あかこんバス) 約25分
・JR安土駅よりタクシー約10分
・JR安土駅より 徒歩約45分
・近江鉄道八日市線 平田駅より 徒歩約45分
・太郎坊宮から徒歩60分強
・駐車場あり、トイレあり。

入口~参道

街道沿いの案内の看板です。

社標には、安産守護 鎌宮とありました。左側は恐らく老蘇森だと思います。

入口の鳥居です。

見るからに期待できそうな佇まいです。

参道です。

心地よい参道でした。

何か垂れ下がっておりますが、この写真も印象的です。

参道の神木です。


すごく気持ちがよい神木でした。

参道の小川です。

この鳥居は、表参道ではなく、裏参道の鳥居です。

表参道の手水舎です。

表参道の手水盤です。

このように、水が流れていてきれいでした。

裏参道の手水盤です。

裏側の手水盤にもきちんと水が流れていました。

拝殿、本殿周辺

拝殿と神木です。大変背の高い木でした。

拝殿です。

拝殿をななめ後ろから撮りました。

本殿の拝所です。

本殿の拝所の前では、まばゆい位に美しい御祭神の光の波動に包まれて大感激でした。(光というのは比喩的な表現としての言葉使いですので、そんな風に感じたということです。)自分とは相性がよかったのかもしれません。

拝所をななめから撮りました。

拝所にある神拝詞です。

通常の神社拝詞では見慣れない漢字が使われていました。この内容にて奏上しました。

掛けまくも畏き
鎌宮奥石神社の大前に
恐み恐みも白さく
大神の広き厚き御恵(みめぐみ)を辱なみ(かたじけなみ)
奉り(まつり)髙き尊き(たふとき)神教(みをしへ)の膸に(まにまに?)
直き(なほき)正しき真心もちて負持業(おいもつわざ)に
励ましめ給ひ家門髙く斗(身?)健(みすこやかに)
世のため人のために盡(尽)さしめ 給へと
恐み恐みも白す

本殿です。

本殿の隣にある諏訪社です。

諏訪社です。

諏訪社と本殿です。

本殿の横です。

老蘇森

老蘇の森の入口です。

老蘇の森の説明です。

老蘇森です。


すばらしい杜の波動でした。奥石神社に来た場合は、老蘇の森もぜひ散歩したいところです。

老蘇の森の古墳です。土が盛り上がっています。

説明板です。

吉住稲荷社


印象的なお稲荷さんでした。

境内

境内、神社の横手に広がる公園です。

公園にある池です。

こうして参拝写真を並べても、参道、神木、社殿、老蘇の森など、境内至るところの写真から大変力を感じました。
3月中旬に参拝しましたが、暖かくよい気候での参拝になりました。


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