日光表連山 太郎山 頂上の神社を登拝

標高2000m以上の山に行きたいと思い、日光の山にいっていみることにした。どんな山があるのか軽く調べたところ、男体山、女峰山、太郎山、大真名子山などの日光表連山や白根山などがあることがわかった。
山の難易度から女峰山をボスキャラ的なターゲットに定めた、女峰山は容易には登れない標高差と登山道の長さだったのと時期が早いと思ったので、まずは他の山で練習してから女峰山を目指すことにした。男体山は5月5日の山開き前だったので、太郎山に向かった。

登山したのは、5月のGW中の平日、ロマンチック街道沿いの逆川 車窓ポイント(逆川橋)からスタートし、山王峠、山王帽子山、小太郎山を経て太郎山を登り、三本松を終点とした。
まずは逆川橋から逆川沿いを光徳牧場に向かった。車道でも遊歩道でも歩けるが、遊歩道の方は時々笹藪の中の道になる。まだ涼しい時期なのでマダニはいないだろうと思って歩いた。

逆川橋~光徳牧場~山王峠

逆川端付近の遊歩道

こちらからスタート。まずは山王峠に向かう。

逆川の風景

光徳沼とつながっている川だ。

逆川と山の風景

まだ山奥に入ってはなかったが、美しい風景に出会えた。

光徳牧場

家族連れなんかもよく見かける牧場だ。

牛が近づいてきた。

どんどん牛が近づいてきた。

近づいてきても、柵があるので安心だった。

山王峠への道のり

山王峠に向かう遊歩道からの風景。よい波動の写真。


美しい高原の風景といえるが、ところどころ笹薮がきつい。

山王峠に着いた。

少し道に迷ったので、逆川橋から1時間半以上かかっている。

太郎山登山口~山王帽子山

山王峠にある太郎山の登山口

入口付近はさほどでもなかったが、少し入ると笹薮がすごかった。場所によっては背丈近くもあった。念のため自作のアロマスプレーをスプレーしてから笹藪登山を始めた。
アロマスプレーは、ゼラニウム主体で、グレープフルーツを加えたものにした。シトロネラも入れると効果的なのだそうだが、持っていなかった。効果的というのは、マダニやヤマビル対策を想定している。マダニ被害には絶対にあいたくなかったので、笹藪を通るたびに服装にダニがついていないか丹念に調べた。

山王帽子山 山頂(2077m)到着

何とか山頂に立った。看板は207.7mに見えるが、2077mの間違いだろうか。
山王帽子山への途中の登山道で写真を撮るのを忘れたが、残雪が多くずぼっと踏み抜いたり、すべったりで歩きにくく時間がかかった。山の上部が険しい雪山だったらどうしようと不安になり引き返そうかとも思ったが、途中からだんだん雪が減ってきた。一部軽アイゼンをつけたが、アイゼンなしでも大丈夫だった。結局、山頂まで山王峠から50分くらいはかかった。
山王帽子山の山頂で休憩したが、後から考えたら、すぐに下りになるのだから休憩せずに進み、眺望がよい小太郎山の山頂で休憩した方がよかった。休憩時にはおにぎりを食べた。東武日光駅の売店で買ったおにぎり弁当だ。売店で買ったときはまだ温かくできたてだった。塩辛かったがお腹が空いていたので2個食べた。米の炊き具合はよかった。

山王帽子山の山風景

山王帽子山の山道

山王帽子山からの風景

小太郎山~太郎山へ向かう尾根

小太郎山 山頂(2328m)到着

小太郎山へは、山王帽子山から一度下りて、また登った。この登りはきつかったが、山頂からの眺めが美しかった。誰も人がおらず自然との一体感を得られるところだった。
ここでもおにぎりを食べようと思ったが塩辛すぎて、半個しか食べられなかった。

小太郎山からの眺め 太郎山

小太郎山からの眺め 男体山

小太郎山からの眺め 中禅寺湖

小太郎山からの眺め、日光表連山。大真名子山、小真名子山だろうか。

この山はズームで撮ったが、女峰山?

剣ヶ峰(小太郎山と太郎山の間の尾根筋にある)

この剣ヶ峰のあたりにちょっとした岩登りの場所があった。小太郎山側からはさほどでもないが、太郎山側からだとこわくて越えられない人もいるらしい。ただ、よく探せば巻き道もあるそうだ。

小太郎山~太郎山の尾根筋から見る男体山

小太郎山~太郎山の稜線

雪で覆われている箇所がかなりあった。

小太郎山~太郎山の尾根筋からお花畑を見下ろした。

尾根筋から太郎山方向を見上げた。

太郎山~お花畑

太郎山山頂(2368m)

太郎山の頂上到達。\(^▽^)/小太郎山からは尾根歩き中心だったので比較的楽にこれたが、蓄積した疲労はあった。

太郎山山頂の神社

太郎山からの男体山

この写真も好きな一枚。

太郎山から日光の山々とさらに奥の山々

この写真がもっとも気にいっているうちの一枚。日光の山々が重なっているのが美しい。とても神秘的で霊的な山の力が溢れている。昔の修験者も見ていたのだろう。

太郎山山頂の岩場

この岩場の向こう側辺りで、岩を背にしてすわり暫く休憩した。開放感があっていい。気持ちがよかった。

 

お花畑

太郎山から少し降りるとお花畑になる。雪もあり花は咲いていなかった。

新薙

お花畑からまた雪道を少し登り、その後、本格的な新薙への下りルートとなった。こちらのルートは日光三険と呼ばれている。

太郎山 下山時のガレ場


足を踏み外さないよう慎重に歩いた。

ガレ場から撮った写真

この写真は、ガレ場で撮ったので風景を鑑賞している余裕はなかったが、撮っておいてよかった。

下り

下りに通ったルートは日光三険というだけあって険しい。まずロープのある岩場がどんどん出てきて、その後、登山道が削れたり崩落したような箇所が多くでてきだ。段差が大きく、疲れた体には小さな崖に見えた。倒木も多い。そのまま下りるのはつらいので、迂回ルートを探しながら降りたので時間がかかった。登りでこのルートを通るのはきついだろうなと思った。筋力不足を自覚した。
道をそれないよう、四角いツートンカラーのマーク(赤っぽい色と茶色っぽい色だったと思う)を確認しながら下りた。

新薙の登山ルートを下りて湯殿橋を越えてから、道端から動物ががさごそ出てきたので肝を冷やした。正体は鹿で助かった。(^▽^;)

無事、下山完了。

太郎山の登山は、山王峠からの笹薮がストレスだったが、小太郎山~太郎山の神秘的な眺望、やせ尾根歩き、稜線の岩越え、お花畑(花はなし)、日光三険など変化があり素晴らしかった。稜線では時折涼しい風が吹いて過ごしやすかった。
トータル20km近く歩いていると思うが、無事歩き通すことができた。天気がよい日にまた機会あれば行って見ようと思った。

 


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