瀬戸内の神社 滝のお社 大頭神社参拝と城山登拝

11月の上旬に滝の神社である大頭神社を参拝しました。厳島神社系の広島県の瀬戸内沿岸地域の神社で地御前神社か大頭神社かどちらを参拝するか迷ったのですが、滝があり山もある大野浦の大頭神社を選びました。

滝については、大頭神社の境内といってもよいくらい近くにあります。
山については、大頭神社を登山口にしてお手軽にすぐ後ろにある城山に登りました。
その他、付近には経小屋山などがありました。大頭神社に到着が午後になってしまい、経小屋山は取りやめました。経小屋山はネット写真で見たところなかなかよさそうな山でした。ただ山頂付近まで道路が通っているようでその点でやや残念です。
行者山という山もすぐ背後にあるようです(登山道見つけられずいけませんでした)。

大頭神社とは

嚴島神社の摂社として推古天皇十一年(六〇三)に創祀されたと伝え、古くは嚴島兼帯七社の一とされた。
もと郷桑原に鎮座したが、大正二年に現在地に遷座した。
(大頭神社のWebサイトより)

四鳥の別れ(御烏喰神事)という特殊神事が以前は行われていたそうですが、現在では行われていないようです。御烏喰式(とぐい)は、厳島でも行われていたようです。

大滝神社参拝

大滝神社にはそれなりに参拝される方がおられました。地元の方以外に、他地域から来られたという感じの方も多かったです。雰囲気がよい神社なので人が集まってくるのかなと思いました。

入口 鳥居

妹背の滝 碑

大頭神社 入口の鳥居の脇に妹背の滝の説明碑がありました。

大頭神社2 境内

大頭神社2 境内

瀬戸内沿岸の神社というより、奥まったところにある山間の神社という感じでした。

拝殿

拝殿での参拝は清らかな水系の神社の気配でした。清らかな水の神のお社に出向くと自分の心境も段々清められていくように思います。祓の効果です。

拝殿

境内社(山手)

拝殿の横手に山道があり、そこを登ると立派な祠がありました。参拝はせず軽く黙礼をしただけです。どんな祠かは現地では確認しませんでした。

帰宅後、インターネットを見ていると、この祠は、御烏喰式を行なっていた場所であることがわかりました。写真の左手にある岩には四鳥の別れの御烏喰式で登場する鳥の喰い物をのせる岩であるようです。

妹背の滝

妹背の滝 雌滝

神社を出てすぐに妹背の滝の雌滝が見えました。離れたところにあり、近くには行けなさそうでした。もしかしたら行ける方法があるのかもしれませんがぱっと見たところではわかりませんでした。遠目で水量が少なそうな滝でした。雌滝はめんだきと読むそうです。

滝への橋

雄滝

雌滝からそれほど長く歩かず(5分くらいでしょうか)、雄滝がありました。おんだきと読むそうです。雄滝では外国と思われる小さい子どもが水遊びをしていました。白人系のお母さんがいっしょにいました。11月というのに滝でずぶぬれになりながら水遊びするとは、さすが元気だな~と思いました。

ところでこの滝ですが、自然崇拝的にに言うなら大頭神社のご神体といってもよい場所だと思います。実際は滝がご神体というよりここに龍神さんがおられるようでした。すばらしい龍神さんの氣、滝の自然の氣が浴びれるスポットです。

拝殿でも龍神さんの気がつながってはいると思いますが、拝殿でお詣りするよりこの場所でお詣りするほうが、ダイレクトに龍神さんの氣を浴びられると思います。
わたしが行ったときの話ですので、参拝時に龍神さんがどこにおられるか見極められたらよいと思います。

人がいなければ長時間瞑想チックにお詣りするところですが、滝近くには人がちらほらいましたので、数分手を合わせて軽くお詣りするだけにとどめました。神社でもないのに変に長時間手を合わせていたりしたら変な人とか痛い人と思われるかもしれないので。

城山登拝

大頭神社と滝の参拝のあと、城山の登山口をさがしてだいぶ時間をロスしてしまいました。ネットで情報収集した記事ですと大頭神社内から登山口があるように書いていたのですが、その道は廃れたようです。それと思われます山道を進んでみても、途中から道が消えてましたし、案内表示も消えていました。

城山に登るのは妹背の滝の雄滝のすぐ横の階段を登り、いったん車道に出て城山経由経小屋山方面と経小屋山方面の分岐表示まで進んだあと、城山経由経小屋山方面に進む必要があることがわかりました。

何とか登山口を見つけ登山ができました。

妹背の滝の雄滝の近くの登りの階段

城山に向かうところからの渓谷

城山の登山口

城山登山道

城山登山道

登山道はシダが多かったです。

登山道の途中

城山登山途中で立ち止まり、城山の神さまにお詣りをしました。城山の山岳神さんでした。

ロープ場

城山頂上?門山城跡

城山(じょうやま)の標高はわかりませんでしたが、後日インターネットで調べたところ266mのようでした。

城山眺望

対岸は宮島と思います。すばらしい霊気を放っている山でした。左端の山は岩がごろごろ見えて一見霊山かもしれないと思うかもしれませんが、左端から2つ目の山が霊山でした。恐らく弥山だと思います。

城山から暫く進むと馬のたらいに出ました。

馬のたらい

馬のたらいから先に進むと眺望がよい場所に出ます。

馬のたらいの先の眺望が見える場所

馬のたらいの先の眺望

すばらしい眺望でした。城山の眺望より高度は下がりますが、場が開けているのはこちらの方です。ここでしばらくぼぉーっとしていました。景色がよくて気持ちよかったです。時間が遅いせいか誰も来なかったのでよかったです。
馬のたらいやこの眺望の場所で山の神さまを念じてみましたが、城山の山岳神さんには通じませんでした。やはり大頭神社側の山(城山か行者山あたりの予想)におられるようです。

上の写真は宮島の右側になります。

眺望のよい場所での休憩を終え、下山することにしました。馬のたらいの先に道があるかしばらく進んでみましたが登山道的には行き止まりのようでした。道でなくともどんなところでも歩けるような人ならいけそうです。

梅のたらい

大野浦駅方面に進み、下山しました。

城山下山

上の写真は下山したところです。下山口は、なんと霊園でした。(^∀^;) しまったと思いましたが、そこに下りてしまったものは仕方ありません。

これで大頭神社の参拝と城山登拝記は終わりです。城山登山の累計標高差は384mでした。多少の道間違いのロスを含みます。



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