福岡神社旅 道主貴のお社 宗像大社辺津宮を詣りました

11月の下旬、福岡県宗像市の宗像大社辺津宮を訪れました。福岡で神社に行くとしたらどこがよいかと考えたとき、筑前大島の中津宮と沖津宮遙拝所や英彦山もよいですが、時間の関係で辺津宮に行くことにしました。あともう1社、博多市内で少し時間があったので櫛田神社にも行きました。次回エントリーでは櫛田神社の参拝記を書きたいと思います。

このエントリーのタイトルで道主貴のお社としていますが、道主貴(みちぬしのむち)とは宗像三女神のことです。宗像三女神に1ヶ所でお詣りできるのは辺津宮だけだろうと思います。

辺津宮には昨年1度来ているので今回2度目になります。

宗像大社辺津宮の特徴

  • 日本神話に登場する日本最古の神社の一つ。
  • 式内社(名神大社)、八神郡の一つ。旧 官幣大社、別表神社。日本三大伊勢のひとつ 
  • 沖ノ島の沖津宮、筑前大島の中津宮、宗像市の辺津宮の三宮からなる宗像大社は日本全国に約7000社ある宗像神社の総本社。
  • 辺津宮はへつぐうと呼び、三宮の総社。
  • 辺津宮は沖津宮、中津宮を直線で結んだ位置に立地する。
  • 辺津宮の本殿と拝殿は重要文化財。
  • 辺津宮の主要な拝所として拝殿、第二宮、第三宮、高宮がある。高宮は元下高宮の現在高宮祭場、上高宮がある。
  • 宗像三社の神は、宗像三女神、宗像神、宗像狼、道主貴(みちぬしのむち)とも呼ばれる。
  • 宗像大社は海の神・航海の神、交通安全、あらゆる道を導いてくれる道の神様として崇敬されている。
  • 「宗像・沖ノ島と関連遺産群」として世界遺産登録されている。構成要素は、宗像大社沖津宮(沖ノ島、小屋島、御門柱、天狗岩)宗像大社沖津宮遙拝所、宗像大社中津宮、宗像大社辺津宮、新原・奴山古墳群。
  • 辺津宮内に神宝館があり、沖ノ島神宝(8万点の国宝)を中心に、宗像大社に伝承されてきた重要文化財などが収蔵展示されている。

辺津宮参拝 参道

宗像大社の入口

入口の鳥居はそれほど大きくないのですが、中の境内は広いです。


手水盤

手水は柄杓がなく、管から水が流れ出す仕組みになっていました。

神門

 

辺津宮拝殿、本殿

辺津宮は境内も社殿も大きかったです。

拝殿

辺津宮の水の神のイメージがある神さまを拝殿で参拝しました。参拝ではご祭神のとても清らかな氣と触れ合うことができとても気持ちよかったです。この日は辺津宮の神さまを第一目的にしていたのでじっくりとお詣りしました。人が多かったので3回に分けてお詣りしました。参拝御礼はしますが大半は無心でお詣りしました。神社をお詣りすることで、気持ちがよくリフレッシュでき、時には感激し、少しずつ自分は磨かれていくのがご利益です。

本殿

社殿

本殿

 

辺津宮 松尾神社、蛭子神社

以前辺津宮には参拝したことがあるのですが、今回はその時と違う行動もしてみようと思い、前回参拝しなかった境内社にも参拝してみました。社殿エリアから出たすぐ隣にある境内社です。

境内社

両側に社叢の杜がある雰囲気がよい小径が参道です。

境内社 松尾神社(左)、蛭子神社(右)

蛭子神社、松尾神社を連続してお詣りしました。どちらの神社も清々しくてよかったです。蛭子神社ははっきり覚えてないですが水系のお社だったかもしれません。松尾神社は杜の神さまという感じでした。杜の雰囲気の神にもお詣りできたのは意外でした。京都市の松尾大社の摂社にも櫟谷宗像神社という宗像神社があるようです。

高宮祭場

辺津宮拝殿、境内社の蛭子神社、松尾神社参拝ののち、高宮祭場に向かいました。

高宮祭場、第二宮、第三宮への参道


出光さんがお金を出されて整備されたようです。

高宮祭場

高宮祭場は上まで木々で覆われています。木々の天井に受かってぱちりと撮ったのが上の写真になります。上空まで木でおおわれていて、木漏れ陽の光がよい感じに写っています。高宮祭場は神聖な印象がありますが、今回の参拝では封鎖されているというか、イメージ上ではどろだらけの壁があって開いてない祭場のような感じもしました。祭事次第なのでしょうか。自然の木々など杜の力は強いと思います。

第二宮、第三宮

第二宮、第三宮での遙拝はまずめったに出会えないような強い印象を受けました。ご祭神のエネルギーの色がとても濃いです。第二宮、第三宮ではるか遠くの中津宮、沖津宮を念じながらお詣りするとよいと思います。第二宮が沖津宮、第三宮が中津宮に対応しているそうです。辺津宮、第二宮、第三宮ともに宗像三女神といわれるだけあって、似た虹の光のエネルギーの神さまだと思いました。

今回の参拝については、特に第二宮のご祭神が相性がよく感じこの神さまが一層好きになりました。宗像三社の神さまへの参拝ができて今回のお詣りはわたしにとってとても価値があるものでした。

辺津宮に来たら当然第二宮、第三宮を参拝すると思いますし、その目的は沖津宮、中津宮のご祭神の参拝です。その意味では筑前大島に渡り、直接中津宮を参拝すること、また沖津宮遙拝所を参拝することのほうがよりよい参拝になると思います。よく島まで来たなという歓迎度合いとご祭神のエネルギーが違ってくると思います。中津宮はより華やかな印象がありましたし、沖津宮遙拝所ではとても美しい海岸で海のパワーも受け取ることができます。

参考リンク先:
過去の中津宮と沖津宮遙拝所の参拝記です。
筑前大島 神社めぐり① 宗像大社中津宮参拝の記
筑前大島 神社めぐり② 御嶽神社登拝~宗像大社沖津宮遙拝所参拝

外部サイト:「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群保存活用協議会サイト
宗像大社沖津宮遙拝所 ―沖ノ島に最も近づける場所―
宗像大社中津宮 ―島の暮らしとともにある信仰の場―

 

第二宮

第二宮

第三宮

第三宮

第二宮、第三宮

第二宮、第三宮を参拝した後、再び辺津宮の拝殿で参拝し、帰路につきました。宗像大社の隣には海の道 むなかた館があり、見学や中の喫茶で休憩して帰るのもよいかもしれません。

これで宗像大社辺津宮の参拝記はおわりです。

境内社・境外社情報:上高宮、宗像護国神社、王子神社

帰宅後宗像大社のWebなどを見ていると興味深い情報があることにも気づきました。次回、機会あれば境内社、境外社も行ってみたいと思います。

上高宮
境内の宗像山の上にあり、ネット写真から見る限り、ご祭神の力があり、聖地。次は必ずいってみたいすごそうな場所。

リンク先:YAMAP宗像山

リンク先:宗像大社辺津宮
リンク先の宗像大社のページを下にスクロールすると境外末社のコンテンツになります。

宗像護国神社
辺津宮のおとなりの立地。ネット写真を見る限りよさそう。

許斐山の山頂 王子神社
宗像市と福津市の境に位置する許斐山の山頂に鎮座しています。(宗像大社ページより)
宗像市許斐623

 



Amazon.co.jpアソシエイト