初詣 武蔵御嶽神社、奥の院峰、産安社登拝

松の内は過ぎてるので、初詣といってよいのか微妙ですけども、一応気持ちの上では初詣参拝として1月中旬に武蔵御嶽神社、奥宮(奥の院峰、奥ノ院峰)を登拝しました。

登拝の仕方としては麓から登ることはせず、普通にケーブルカーを利用して終点の御嶽山駅に到着。駅についてすぐには武蔵御嶽神社に向かわずに、駅前の飲食店、土産店を少し物色していると、産安社への標識が目に入りました。そういえば、以前行こうとして見つけられなかったお社だなと思い出し、産安社に向かうことにしました。結果から言うと、この選択は正解でした。産安社は武蔵御嶽神社の穴場だと思います。

産安社に向かうには、駅前広場を武蔵御嶽神社と逆方向に進む方がスムーズにいけると思います。産安社経由でも武蔵御嶽神社に行くことができます。概ね遠回りでもなく、むしろ大きな霊木がたくさんあるエリアを歩けるので得した気分になりました。

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武蔵御嶽神社 産安社

駅前広場から産安社に向かうと、途中に展望所がありました。

展望所
産安社へ向かう途中の展望所です。休憩テーブルのキャパも大きめです。

展望所に面して産安社の入口がありました。(下記写真)

産安社入口

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産安社の霊木

産安社への階段を登ると、高台に出て開けたスペースになっており、たくさんの霊木がありました。モミの木、松、杉、檜などがありました。霊木の多い広々とした場所の向こうには産安社が見えました。

モミの木

松の木

2本の大きな松の木がありました。写真だとわかりませんが、近づくと相当大きな霊木です。

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産安社

産安社は「うぶやすしゃ」と読むようです。
産安社は小さな祠に近いお社かなと予想していたのですが、立派なお社と広々とした空間にあり、よい意味で予想外でした。
またお社には、大きなエネルギーのご祭神がおられるようでした。それほど多くの参拝者は来られないので、穴場でよいところだと思います。

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産安社の霊木

産安社周辺は霊木がたくさんあり、霊木めぐりをするにはよいところです。

安産杉

二本檜

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武蔵御嶽神社

産安社エリアを出ると、武蔵御嶽神社への参道(宿坊や土産物店、人家などが連なる)に合流し、武蔵御嶽神社に着きました。

下の写真は、御嶽神社に入る直前のすごく大きな霊木です。

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拝殿

武蔵御嶽神社では長い階段を登り(写真は省略)、拝殿を参拝しました。拝殿周辺では写真を撮るのを忘れました。過去の参拝記に写真はあります。

過去の参拝記:山岳信仰、おいぬ様信仰の社 武蔵御嶽神社登拝

拝殿での参拝はよかったのですが、ペットの犬がぞろぞろと大勢いて声を上げる犬がいたりやや騒がしかったです。でも新年だし犬が多くても仕方がないかと思いました。活況の神社も悪くはないです。

拝殿前より少し階段下のスペースには10匹以上の犬が待機していて、壮観でした。中には真っ白で青みがかった瞳の大きい犬がいて、まるで狼のような顔つきのかっこよさでした。こま犬ならぬこま狼とちょっと似てるなと思いました。珍しい犬が見れたのはよかったです。

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本殿

本殿横から奥にはペットの犬は入れないので、拝殿前とは全く別の雰囲気といってもよいでしょう。拝殿までペット参拝可となっている現在では、こちらの奥のエリアが本来の武蔵御嶽神社です。

本殿

武蔵御嶽神社の奥のエリアに入ると、「神聖」というのが肌感覚でわかるような場所でした。はりつめたような空気の中に入ると、引き締まった気持ちになると同時に、清らかな氣がじわーと体にしみ込むようで何ともいえない気持ちよさでした。

以前来たときもこの雰囲気を感じてたはずで、うっすらと記憶があります。ですけども、やっぱり現地に来て見ないと思い出せない感覚がありました。

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大口真神社

武蔵御嶽神社の奥のエリアには気高い大口真神社があり、ここは参拝しておくべきお社だと思います。人気のお社です。

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奥宮遙拝所

大口真神社のさらに奥には奥宮(奥の院)遙拝所がありました。


こちらから念をこらして参拝しますと、奥宮(奥の院)の山岳神さんに遙拝可能でした。ただ、わたしはこの後、奥の院峰に登拝する予定なので、気配だけ感じてすぐに切り上げました。奥宮(奥の院)まで行かない場合はこちらから参拝しておくとよいと思います。

太占祭場

武蔵御嶽神社の奥のエリアには祭場もありました。神霊宿る祭場らしい雰囲気の場所でした。立入はできません。

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武蔵御嶽神社奥の院(奥宮)

武蔵御嶽神社を参拝したあと、奥の院に向かいました。武蔵御嶽神社から奥の院へは徒歩50分とか1時間程度です。結構本格的な山道になりますので、最低スニーカーははいておきたいです。

奥の院(奥宮) 参道

奥の院 参道

参道は立派な木が多くて荘厳です。

奥の院 参道

奥の院に向かう山道の参道を歩いていると、霊山の山道らしい神聖な氣がたちこめていて、霊山フリークとしては歩くだけでうれしい気持ちになりました。

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橘姫命の石碑

参道途中には下の石碑がありました。橘姫命と書かれてるように見えました。このあたりも含めて奥の院峰は山岳神さんの領域です。

橘姫命の石碑からさらに登り、奥の院峰の山頂直下に差し掛かりました。
そこには男具那社というお社があります。男具那社から山頂までは数分程度ですので山頂まで登っておくとよいと思います。男具那社でひき返したら奥の院(奥宮)まで行ったことになりません。(今回、男具那社は一礼して通り過ぎましたが、間違えて男具那社を参拝して引き返したとしても山岳神さんに参拝したということにはなると思います。)

男具那社の写真として以前の参拝時の写真を貼っておきます。

男具那社
奥の院の男具那社は頂上付近にあるので奥の院と間違う人もいるかもしれません。

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奥の院(奥の院峰)

男具那社から奥の院には、男具那社の左右両側に登山路があります。どちらからでも行けますが、男具那社に向かって左側から登ったほうがややメジャーな感じのルートです。男具那社に向かって右側から登ると、概ね山頂の奥の院の祠に正対する感じで登れます。

奥の院峰(奥ノ院峰)1077m到着です。
奥の院峰山頂には祠がありますので山岳神さんにお祈りをする場所となっております。割合スペースもありすごしやすく、山頂ではしばらくとどまって参拝をしました。奥の院峰の山岳神さんは輝かしいエネルギーで、毎回感動してしまいます。そのような至福の体験は霊山を意識をしながら山に登れる人の特典のようなものです。奥の院の参拝では、体のあちこちのエネルギースポットが反応して活性化しました。

奥の院峰に滞在しているとふと何かの花のような芳香がしました。でも、どこに花が咲いてるのか見つかりませんでした。冬だから花ではなく神霊地の神聖さが香気の感覚を呼び起こしたのかもしれません。
霊山は毎回来るたびに異なる感覚があり奥が深いです。徐々にいろいろな感覚が磨かれていくような気がします。

参拝後、しばらく瞑想をしました。山頂エリアにはすわれる岩がありますが、寒いのでたったままの瞑想です。体感10分程度でしたが、心象風景で大きな光球が現われ、普段の瞑想では余り見かけない美しさでした。よい瞑想ができました。
瞑想というのは誰でもできるものではないのかもしれませんが、瞑想してみようという気になる人は数分でも霊山での瞑想を試してみるとよいかもしれません。

下山路

奥の院(奥宮)からの下山時は、往路の参道の山道ではなく、直降下気味の登山路を利用しました。往路のなだらかさとは違いやや険しいですが楽しかったです。上の写真は険しい区間が過ぎたあとの直降下が終わりに近づいた区間です。降下が終わると大岳山方面からの平坦に近い林道っぽい山道に出合いました。
出合いの合流地点付近では、まずまずきれいな水洗っぽいトイレがありました。(男女別)

このあと、武蔵御嶽神社の下を通りすぎ、ケーブルカーに乗り下山しました。今回もよい登拝になりました。これで参拝記はお終いです。

過去の奥の院参拝記:城山~御岳山~奥の院~大岳山~御岳山2 武蔵御嶽神社奥の院、大岳山登拝

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みそぱん

御岳山名物、みそぱんです。土産物店やケーブルカーの駅などで売っています。現時点では180円でした。大きさは縦がスマホくらい、横はスマホより2,3割大きいくらい。やや硬くてかにぱんと比較できるような硬さです。最近かにぱん食べてないから自信をもっていえないですが・・・。


奥の院峰から下山途中に、ランチにみそぱんの5分の3くらい食べました。お腹が少しすいていたし、素朴な味でおいしく食べれました。みその味は余りしませんでしたが、色合いがみそっぽいです。原材料をみると味噌は、小麦粉、砂糖、鶏卵、水飴、ぶどう糖、発酵調味料、麦芽エキスについで8番目ですので少量なのだと思います。
残りの5分の2は帰宅後食べました。山で食べるのと家で食べるのとでは、断然山で食べたほうがおいしかったです。


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