岩窟の弁天さま、鍼術の聖地 江島杉山神社奉拝
江島杉山神社に参拝にでかけました。この神社は、弁天さまがお祀りされているのと岩窟があるということで何年も前からいつか行ってみようと思っていました。真夏のお盆に近いころの非常に暑い日に思いついてお詣りしました。
江島杉山神社とは
当社は神奈川県藤沢市江島神社の弁財天を奉斎し、またその弁財天を深く信仰した杉山和一を併せ祀る。(江島杉山神社内の由緒書きより)
杉山和一は、現在の鍼治療の主流となる管鍼法を編み出した鍼術師で、神社に祀られるほどの方ということです。杉山和一は幼い頃、伝染病で失明したそうです。
杉山検校は若い頃失明し、家が貧しかったので一念発起、江ノ島の岩窟で断食祈願し、満願の前夜、夢に弁財天により鍼術を感応、その後寝食を忘れて修練し、ついに杉山流の鍼術を創始しました。のちの5代将軍綱吉に針治療を奉り、本所一つ目に方1町の土地を拝領しました。ここに総録屋敷をたて、その西となりに弁財天の1社を建立したのが始まりです。(すみだ観光サイトより)
杉山和一は当初、撚鍼法による刺鍼術の修行をしていたが上達しなかったという。その後、江島弁財天の岩屋で七日七夜の参篭をし、明け後に偶然石につまずいて転び、その際に筒のようにくるまった枯葉(スダジイ)の中の松葉が手に刺さり、鍼を管に入れて刺す管鍼法を編み出したとされているそう。このストーリーだと、杉山和一が失明し、さらに不器用で撚鍼法を上達しなかったおかげで、管鍼法を考え出したということになるので、そういう使命を持っていた人なのかもしれません。因みに撚鍼法は管を使わずに刺すもので、中国では主流とどこかに書いてありました。
江島杉山神社のロケーション
神社のロケーションは、都内の墨田区、そばには墨田川やその水路がありました。高架の首都高が走り、中低層のマンションやビルや住宅など雑多な建物が並んでいて人通りは多くない地域でした。建物の間に目立たず鳥居があり、少し参道を進んだ奥まった場所に神社がありました。鳥居の隣には和菓子処の越後屋若狭がありました。越後屋若狭の和菓子は予約販売しているようです。
江島杉山神社の規模、活気
江島杉山神社はさほど大きな規模ではないものの、社務所も営業されていて授与品を入手可能でした。人は少なく静かでしたが、時折地元の人っぽい人が来ていて真摯に参拝されていました。
神社の公式サイトはちょこちょこ更新されているFacebookがあり、お灸や音楽などのイベントに力をいれているようでした。
江島杉山神社 参道~社殿
拝殿でのお祈りはそよ風がさぁーっと吹いて、清らかな清水が湧くイメージの心地よさでした。雰囲気がよいです。弁天さまの信仰の場所らしく、水が好きな神様という感じです。
その後、岩屋をお詣りしたりで最後にも拝殿に立寄りました。最後のお祈りでは、力強い気でした。
江島杉山神社 銭洗、美玉洗、弁財天
都内でも珍しい岩窟の中のお詣りということで楽しかったです。弁天さまの定番である銭洗いの他、美玉洗いなんていうのもありました。また機会がありましたら参拝してみたいと思います。
湧き水なのか、井戸水なのか、その他の水なのかはわかりませんでしたが、水が出ていました。お水取りという感じではありませんでした。
ビンボケの写真ですが、これしかなかったので。(^▽^;) 恐らく授与品なんかを洗うための水だろうと思います。例えば、琵琶懐守。琵琶懐守りは、琵琶の形をした瀬戸物のお守りです。
江島杉山神社 岩屋
拝殿の右手奥に岩窟がありました。岩屋の中は霊気がすごい。ここには足を踏み入れられないという人もいるかもしれません。よい気もあるが、もぁーっとしたこもったような雰囲気もあると思ったので、弁天さまの真言をとなえたりしながら、暫く篭って清らかな雰囲気になるよう光のイメージでお祈りをした。お祈りしていると、冷や汗のような汗がでてきました。お祈りを終えるとだいぶ軽い雰囲気になったように感じました。
岩屋 弁天像かと思ったら杉山和一検校の像でした。(^▽^;)
宇賀神は人頭蛇尾です。
境内 他
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