福山神社旅2 七社巡拝の起点? 艮神社
福山神社旅として、三蔵稲荷神社の次は艮神社をお詣りしました。
夏の真昼の非常に暑い中でした。
福山城から5分くらい歩いたくらいで、入口に到達しました。
見てのとおり、隣はお寺で文化財的に雰囲気がよさそうだと思いました。
入口からしばらく石畳を歩くと奥まったところに手水舎と鳥居がありました。
手水舎の裏には地元のおばあさんがすわって休憩されていました。
わたしが手水を使おうと近づくと、恐縮されてすぐに退かれました。
わたしも恐縮しました。
こんな暑い所で休憩とはどうされたのかと思いましたが、それだけのんびりした雰囲気が漂っていました。(^▽^;)
水場で手水舎の日陰だけに多少涼しかったのでしょうか。
鳥居をくぐり、この階段で丘の上に上ると拝殿のエリアがあります。
社殿のエリア
この写真だけを見るときりっとした雰囲気にも見えますが、実際は、のんびりしていました。
社務所・授与所はしっかり営業されていて、社殿も立派な神社でした。
雰囲気もよくお寄りした価値がありました。
拝殿らしき建物の両隣に建物があり、一瞬、翼殿かなとも思ったのですが、どうも違うように思いましたので調べてみました。
神楽殿・神饌殿(向かって左)ということでした。
また、拝殿と思っていた建物は、拝殿ではありませんでした。
穏やかな雰囲気の境内
艮神社という名前を見たとき、艮の金神を思い起こし、怖いものでも封じてあるのかなと思いましたが、境内での感想は穏やかな神社でした。
それもそのはず、艮の名前は、福山城の丑寅の方角の鬼門守護として後付のものでした。
もともとは牛頭天王社、秋津洲神社という鎮守社だったとのことです。
社殿のエリアに立った時、先客は1名だったと思いますが、すぐにいなくなりました。
そこで祈りを少しだけしましたが、心地よいお詣りができたと思います。
その後、すぐに次の参拝の女性がこられたので、参拝所をゆずりました。
女性がお詣りしている間、境内社の天受賣神社に寄りましたが、女性が熱心にお詣りされていたので社殿の横から後ろにまわりました。
もう少し拝所のところでお詣りしたかったので、横と後ろをまわったら、また拝殿に戻るつもりでした。
参拝所正面
一見、上の写真は拝殿に見えますが、下の写真を見ればわかるとおり、拝「殿」にはなっていなくて、参拝所でした。
社殿を横から見た写真です。
右が神饌殿、中ほどが祝詞殿、左が本社となります。
珍しい形状の本社(本殿)
本社です。
この本社(本殿)の形は珍しいように思いました。
ふたこぶラクダのように屋根の頂点が二つあります。
境内図
昔(といっても明治ですが)の境内図が艮神社のWebサイトにのっていたので、リンクを貼っておきます。
参考リンク:艮神社 境内図
明治34年発行 広島県神社仏閣名所図録(平成元年、三稀堂発行)
境内社は宇受賣神社ほか
七社巡拝
石の道標に「七社巡拝道路」と書いてあったので、ちょっと寄っていこうかと気軽な気持ちで土の道に入りました。
この時点でも、もう一度、艮神社の拝殿まで戻るつもりでいたのですが、
結局この道の先はそれなりに長く福山八幡宮まで通じていて、戻れませんでした。
七社巡拝とはどの神社を指すのか、説明書き等は見当たらず、結局わかりませせんでした。