関東三弁天の布施弁天と神秘的なお社 布施妙見参拝
10月の中旬に柏の布施弁天にいきました。布施弁天は、関東三弁天ということで、以前からいつか行ってみようと思っていた弁天さまです。布施弁天の立地は千葉県の柏市です。紅龍山布施弁天東海寺がお寺の名称になります。
関東三弁天(関東三大弁天、三大弁財天)は、他には江島弁天堂、浅草弁天山弁天堂になります。関東の弁天では他に上野の寛永寺弁天堂も有名です。賑わいやお堂の規模からすると、上野寛永寺弁天堂は他の三弁天をしのぐでしょう。先日訪ねた井の頭弁財天もにぎわっていました。
布施弁天にいざ行こうという時にマップを見ると、布施妙見というのが眼に入りました。妙見というのに珍しさを感じ、布施弁天の前に布施妙見を参拝しようと向かいましたが、結局布施妙見は布施弁天のお隣さんでした。道路をはさんで隣接するので、境内社扱いだと思います。
妙見さんというと、名前からは神秘的なにおいがします。以前、江ノ島の龍口寺に行った際も妙見さんがありましたが、気持ちよいお堂だった記憶があります。妙見さんのことをもっと知りたいと思いました。
布施妙見
布施妙見は、小丘に鎮座していました。独立したお社感があり、境内地も広いです。入口から境内となる部分に足を数歩踏み入れるとそれだけで、神域感というか、神有りの場所という気配を感じるのではないでしょうか。これは強い力の神霊がおられるなという感じでした。
布施妙見の入口
説明板には、布施妙見大菩薩と書かれていました。
入口には布施妙見の表示がありました。布施弁天のWebサイトによれば布施妙見は、見ること、見られること、目の病等に図り知れない守護があると伝えられているそうです。
このような小高い丘になっています。ちらりと朱色っぽいお社が見えます。
参道
参道を登ると後ろ向きのお社が見えてきました。お社の向きとしては、布施弁天と同じく概ね南向きになるのかなと思います。
お社の中には妙見さまの女性の神像がおいてありました。強い気の神さまでした。約10分間のとても神秘的で美しいお祈りができました。最後の方は少し気をいただきすぎたかもしれないです。(; ^ ー^) 布施弁天に来たときは、こちらの布施妙見にも寄るのがよいと思います。人によっては貴重な体験になると思います。
布施妙見の参拝を終え、かなりの満腹感・・・もとい満足感がありましたが、目的地の布施弁天をお参りせずして帰るわけにはいきませんので、隣の布施弁天に向かいました。
布施弁天
布施弁天の入口としては、駐車場に形式的な入口の鳥居がありました。
鳥居をくぐり、道路を渡ると布施弁天の入口になります。入口の階段上には大きな楼門がそびえるように建っています。
少し、小雨の中お参りの階段を上りました。はっきり覚えてないのですが霊気がある階段であったように思います。階段を上っていると音が鳴り、ご祈祷か式典?の音でした。これは妙見さまとのお計らいかもしれないなと思いました。
階段を上り楼門をくぐります。
楼門
楼門の階上には、階上には釈迦三尊が安置されているとのことです。
四天王
布施弁天には四天王が揃っていました。
一番こわい顔は、定番ですが持国天のように思います。
本堂
楼門の四天王を通過し、手水で手口をゆすいたあと、さっそく本堂に上がり、ご祈祷を聞かせていただきました。本堂には靴を脱いで上がれるのですが、ご祈祷を上げられる場所とは透明の間仕切りがあります。ご祈祷を受けれる方はその中に入り、中央に座っておられる読経者の横手にすわっておられました。
本堂に祭られている弁天さま像は八臂弁天さまでした。布施の八臂弁天さま像はやさしくふくよかな女性でした。普通、八臂弁天さまは軍神的な威厳のあるものと思っていました。なぜそう思うかというと、浅草弁天堂の後段におられる八臂弁天さまと上野の八臂弁天さまがそのタイプだからです。(補足:浅草弁天堂の八臂弁天さまは威厳もありますが、とても優しげです。)
なお、ご本尊はその弁天さまとは別の像で、秘仏で弘法大師空海御作といわれる弁財天像です。12年に一度、巳年には開帳される日があるそうです。2018年が巳年で10月8日~14日の間、開帳されました。
本堂でのお参りですが、読経と木魚の音が響く中にいると、体に高波動のさざなみのようなウェイブが走り、感激しました。また読経の後半ではかんかんとこんこんとの間のような仏具の音があり、その音があるパートもよかったです。七五三のご祈願であったと思います。すごく力のあるご祈祷時の音とお経でした。というより弁天さまでしょうか。もちろんわたしも弁天さまを盛り立てるようお祈りをしました。
ご祈祷の間と、終わってからしばらくの間、じっくりとお祈りができ最高に落ち着ける場所でした。12、3分はお祈りをしていたと思います。神仏の前でお祈りをすると本当に気持ちがよいです。その後、他の方が来られ隣に座られ、一段落した感があったので、移動をしました。
水屋(手水舎)
鐘楼
三重塔
三重塔の1Fには、不動明王が祭られていたような記憶があります。違っているかもしれません。不動明王は気持ちがよいお不動さんでした。お参りできてよかったです。
観音堂
境内にはたくさんのお堂がありました。たくさんありすぎてすべてはお参りできないと思い、三重塔と観音堂のみお参りしました。
少し変わったおみくじ
最後に再度本堂の弁天さまをお参りし、おみくじを引かせていただくことを祈願し、おみくじを引きました。おみくじは自分でがらがらと引くのでなく、社務所の女性がひいてくれるシステムです。巫女さんということなのかもしれません。おみくじの際には生年月日を尋ねられます。引いたおみくじにはありがたいことが書いてあり、とても参考になりました。さらに再度本堂でお礼を述べてから帰りました。
以上で布施弁天の参拝は終わりです。布施弁天はまた行きたくなるような弁天さまでした。都内からは少々遠いですがその価値があると思います。
あけぼの山公園
布施弁天のすぐ近くの公園です。
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