東京十二社(江戸内)について考えてみました

東京にはたくさんの神社がありますが、最近(昨年)東京の神社を数社改めて参拝し、現在の東京を代表するという意味での十二社を考えてみました。十二社すべてに最近詣ったものではありませんので数年前の参拝を元にしている部分もあります。

東京十二社の基準としては次の通りで独断で考えました。
・大体昔の江戸の範囲ということで、皇居の端から概ね5km以内の神社としています。東京郊外の神社や亀戸天神社、王子神社、王子稲荷神社、代々木八幡宮、品川神社、大宮八幡宮、井草八幡宮、世田谷八幡宮、大鷲神社、阿佐ヶ谷神明宮などの有力神社は皇居からかなり離れているので対象外としました。
・知名度、人気度、歴史、規模、雰囲気などを勘案し選びました。
・明治神宮、靖国神社、乃木神社、東郷神社は規模も大きく社格も高い神社ですが、歴史が浅いまたは性質が特殊なので対象外としました。
・東京では昭和50年の昭和天皇在位50年の記念企画として東京十社というのがありますが、特に考慮していません。
以下、五十音順に紹介します。

 

赤坂氷川神社

東京十社の一社。赤坂の住宅街にある神社です。十二社の中では最も緑が多い境内です。縁結びが有名であり、結婚式にも人気です。安政の大地震・関東大震災・東京大空襲の被災を奇跡的に免れたそうで、江戸時代当時のままの姿を残しているそうです。
雰囲気、波動ともにすばらしい神社です。蚊が出る季節はかなり蚊が多いです。境内社の四合稲荷もぜひ寄りたいです。

  • キャッチコピー:厄除・良縁、社殿は都・重宝(神社庁サイトより)
  • リンク先(公式サイト):赤坂氷川神社


少し改まった感じで真摯なお詣りをする感じの方が多い気がします。

 

浅草神社

東京で有名な祭りのひとつに三社祭がありますが、三社様である浅草神社のお祭りになります。三社祭を江戸三大祭りとする場合もあるようです。浅草寺が隣にあり、いつも境内はにぎやか。下町にあるので気さくで庶民的な感じがする神社です。(ご祈祷は1万円からでその面では庶民的ではありません。)結婚式でも人気です。手水舎の水は井戸水を使っており、やや硬水っぽい味に特徴のある水です。七夕の日は御朱印人気ですごい行列ができているそうです。普段は穏やかな雰囲気ですが、すばらしい波動を感じるときもあります。境内社の被官稲荷もぜひ寄りたいです。

  • キャッチコピー:浅草の総鎮守、通称「三社様」(神社庁サイト)
  • リンク先(公式サイト):浅草神社


場所柄観光参拝が多く、気軽に参拝する人が多い雰囲気です。

 

穴八幡宮

早稲田にある神社で、知名度はそれほどでもないかもしれないですが、厳かな雰囲気、強い波動などがすばらしかったです。冬至から節分の間に頒布される一陽来復のお守りが有名です。この神社は公式サイトはないようです。


真摯にお詣りする人が多い雰囲気のお社だと思います。

 

愛宕神社

出世の石段と呼ばれる男坂が有名で、愛宕山という小さな山の上にあります。都内としては珍しい山の上の神社です。境内はそれほど大きくないですが、存在感は抜群です。結婚式にも人気です。すばらしい気を感じる神社でパワースポットでもあります。境内の池の周りの散歩が心地よいです。太郎坊社など興味深い境内社もあります。


観光参拝っぽい人もいると思いますが、少し改まった気持ちで行くお社だと思います。

 

神田神社(神田明神)

東京十社の一社です。江戸総鎮守といえば、神田神社です。東京では一、二を争うような有名神社で、通称、神田明神として親しまれており、江戸の鬼門守護といわれています。江戸三大祭りの神田祭りの神社でもあります。平将門を祀っているのも有名です。初詣は大変賑わい、インターネットで調べたら約30万人と記載がありました。伝統のある神社でありながら、アニメとのコラボなどもしています。毎回安定した心地よい気をいただける神社です。
創建1300年記念事業として、平成30年に文化交流館という大きな施設がオープンし、都内でも有数の施設をかかえた神社になりました。文化交流館の1Fには授与品、土産物、神社関連の書籍などの販売、喫茶、食事処ができ、神社の様相が大きく変わりました。
上の写真は、文化交流館ができる前のものです。夕暮れ時だったと思うので少し暗く写っています。



気軽に行けるお社だと思います。

 

金刀比羅宮

虎ノ門にある金刀比羅宮では、ビルにはさまれたアーバンな神社です。自然の情景ではなくコンクリートに囲まれているのですが、不思議と安らぎがあります。数年前に参拝したときは喫煙所があり、たばこを吸う人が鈴なりになっていたので落ち着いて参拝できませんした。ところが、最近改めて参拝したら喫煙所がなかったので、東京十二社に入れることにしました。喫煙所がなくなって大変よかったです。それほど回数行ってないですが、毎回安定したやや重厚な気をいただける神社だと思います。


少し改まった気持ちで行くお社のような気がします。

 

水天宮

安産で名高い、都民なら高確率で子どもを授かった際にお詣りする神社です。戌の日には参拝者で大変賑わいます。平成28年の新社屋完成後、2度参拝し、あたたかなよい雰囲気とすばらしい高波動を経験しました。授与品では安産のお守りで鈴の緒 御子守帯(みすずおび)が有名ですが、河童が水天宮の神使ということで、河童面、河童土鈴という興味深い授与品などもありました。境内の寳生辨財天(ほうしょうべんざいてん)にもぜひ立ち寄りたいです。


人が多く、気軽に行けるお社の雰囲気です。

 

東京大神宮

縁結びが有名で女性が多いのが特徴です。さほど大きくない境内に普段から大勢の参拝者が訪れ、参拝者の行列ができていることが多いです。明治13年に創建と新しいのですが、毎回安定して神明らしいすがすがしさを含んだ気を感じることができます。現在の人気度や雰囲気から東京を代表する神社の一つになっていると思います。境内社の飯富稲荷神社の知名度も上がってきているようです。

  • キャッチコピー:東京のお伊勢さま 心結び 縁結び 幸結び(公式サイト)
  • キャッチコピー:神前結婚式を創始した「東京のお伊勢さま」(神社庁)
  • リンク先(公式サイト):東京大神宮


少し改まった気持ちでも行くし、気軽に行く感じもあります。

 

富岡八幡宮

東京十社の一社です。江戸最大の八幡宮、大相撲発祥の地ともいわれています。江戸三大祭りの一つとされる深川祭(深川八幡祭)はこの神社のお祭りです。このお祭りは水をかけながらお神輿をかつぎ、掛け声は伝統的な「わっしょいわっしょい」が多いです。
数年前までは重厚で心地よい波動が前面に出てくる神社だったのですが、昨年(平成30年)参拝した際は清々しく心が洗われるような波動のご祭神が前面に出てこられているようでした。境内にある七渡神社(七渡弁天)の辺りもすがすがしさがあります。付近の深川不動堂とともに、都内有数の参拝地域になっています。


下町なので気軽に行けるだろうと思います。

 

根津神社

東京十社の一社です。都内としては相当に広い境内で、立派な社殿や門、池などがあり、参拝者も多く東京を代表する神社の一つです。本殿・幣殿・拝殿・唐門・西門・透塀・楼門は宝永三年(1706)のもので国の重要文化財です。手水盤も風格があります。神苑にはつつじが約100種3000株のつつじが植わっており、4月~GWのつつじまつりが有名です。小高い位置の境内社として乙女稲荷や駒込稲荷があり、長く連なる赤い鳥居は伏見稲荷の千本鳥居を彷彿とさせます。大体穏やかな雰囲気ですが、すごい神気のときもありました。

  • キャッチコピー:江戸三大祭の格式(神社庁サイト)
  • リンク先(公式サイト):根津神社

少し改まった気持ちでも行くし、下町なので気軽に行く感じもあります。

 

日枝神社

東京十社の一社です。国会議事堂、首相官邸など政治の中心地が近い神社。官公庁も近い。東京でも抜群の知名度で、神田神社と並び東京を代表する神社だと思います。江戸の裏鬼門守護。官幣大社であり、東京の神社の中でも格式が高い一社です。江戸三大祭りの山王祭は日枝神社のお祭りです。初詣の人出は約25万人。山王男坂という表参道があり、緑が豊かです。概ねここちよい雰囲気で、すごい高波動を感じるときもありました。

場所柄、少し改まった感じのお社だと思います。

 

湯島天満宮

東京の天神さんと言えば、湯島天満宮で、初詣客も多い。約35万人。天神さんということで菅原道真公も主祭神ですが、天之手力雄命(あめのたぢからをのみこと)が筆頭の主祭神ということになっています。神田神社や日枝神社と比べても相当に歴史が古く雄略天皇の頃(458年)の創祀であるとされています。菅原道真公が勧請されるのはその約900年後になります。境内に梅林があり、神門も加賀梅です。毎回、安定して気持ちよい気をいただけます。

気軽に行けるお社だと思います。

 

以上で十二社になりますが、番外として神社の規模は大きくないのですが、知名度がある芝大神宮もあげておきます。東京十三社にしてもよいのかもしれないですが、語呂が悪いので。

芝大神宮

東京十社の一社です。すがすがしさがあり、日によってはすごい気を感じることもあります。社殿横の社叢は強い気を感じます。拝殿がガラス張りできれいにしてあるので結婚式、婚礼が人気です。付近に増上寺、東照宮などがあり、東京有数の参拝地域です。

少し改まった感じのお社だと思います。


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