九重連山登拝2 美しい九重の眺望、坊がつる~大船山~北大船山
段原から大船山
段原から大船山への登山路は歩きやすい尾根道かと思っていたら、潅木が生い茂っていて歩きにくかったです。木の小枝がばしばし体に当たります。(^∀^;)
少しきつめの登山路もありました。
段原から大船山への登山道 大船山付近からの眺望
ダイナミックな眺望は見惚れるばかりです。
こちらの避難小屋は大船山からの復路にて立ち寄りました。まだ新しく、内部に入ると新しい建物特有の内装のにおいが残っておりました。この新しさなら、もう数ヶ月くらいでにおいも抜けて、過ごしやすくなるかもしれません。
大船山避難小屋 内部
下がコンクリートの床になっていました。段原と大船山の間はルートが幾つか分かれているようでした。
大船山
大船山の山頂に到着。\(^▽^)/
大船山頂上では拝礼を行い、10分以上は瞑想もしました。北千里浜でお会いした印象的な山の神さまはこちらにはおられませんでした。以前登山した中岳や天狗ヶ城にもおられませんでした。ということは、北千里浜、北千里浜近辺の1627m峰か立中山、白口岳等未登山の山か、あるいは九重山域の統括神的な神さまなのかもしれないと思いました。
北大船山登拝
北大船山頂上でも暫く瞑想とお祈りをしました。やや気候が変わっていてガスが出てきて幻想的でした。大船山稜線では北大船山の瞑想が一番神秘的でよかったです。
しばらく瞑想をしていると、ばちばち小枝の音がして、別の登山者の方がやってきました。やって来た方は普段着っぽく作業着っぽい服装のおじさんで、登山者らしくない服装でした。わたしは山頂ですでに十分時間をもらっていたので瞑想をやめて端に移動し、山頂スペースをその方にゆずりました。
その方は、ひざまずいて坊がつる、九重連山の方向に向けてお祈りをされてました。お経なのか、真言なのかを唱えておられました。北大船山は祈りの場だったのですね。九重の各霊山を見渡せる場所でした。霧の山々に向かってお祈りをする光景は厳かでした。よい経験をしました。
北大船山の眺望、坊がつると三俣山
霧が出ていて、そこに陽が差し込み幻想的な風景を見れました。神々しく感じました。
北大船山の眺望
上の写真は米窪方向ですが、米窪が余り見えませんでした。
北大船山の眺望
上の写真は、角度を変えて撮影したもので、米窪だろうと思います。
北大船山の眺望
上の写真では、左方向が米窪とは別の窪地で池がありました。北大船山付近では池と米窪の二つの窪地がありました。
以上で北大船山、大船山の登拝は終わりです。
雨ヶ池越え
雨ヶ池越えに進むころには、陽が落ち始めており日没にならないか少しあせっていました。結果から言えば、ぜんぜん暗くなく平気でした。九州だから日没が遅いようです。長者原のビジターセンターあたりに17時過ぎについたと思います。遅い時間でしたが、数十人の子どもを引率したパーティ含め、たくさんのゆっくり歩きのパーティーを追い越しましたし、すれ違ってこれから坊がつるに向かう人も数人いました。夕方歩いても大丈夫な山道のようです。
この日は遅くなったので長者原付近の温泉宿に泊まって、翌朝帰宅しました。法華院音背と比べるとより寛げます。文明のありがたみを実感できました。
まとめ
九重山の登拝(登山)では多くの経験ができました。
九重では、星生山の神さま、三俣山の龍神さん、北千里浜に来られた神さまなど聖なる存在との接点がありました。
景観としては、諏峨守越周辺までのやや荒々しい眺望、坊がつるの牧歌的な風景、大船山の稜線からの雄大な眺望、北大船山からの神秘的な光景など、それぞれすばらしかったです。このような美しい自然の景観を見て、その場の山の空気を感じるのが堪らなく心地よかったです。山での瞑想も少しトライしてみました。
今回の経験を通じて自分自身の様々な面での能力や感性のパラメーター値も少し上がり見えないところで蓄積されていると思います。今後も霊山を中心とした登拝(登山)を続けたりで経験値を増やしていきたいと思います。
以前TVでグレートトラバースを見ていたとき、その百名山ひと筆書きをしている人(田中 陽希ようきさん)がインタビューで「あなたにとって登山とは何ですか」的な質問に対し「将来の自分への投資」だと答えておられました。この言葉は色々な意味があるとは思いますが、わたしもそのように感じます。
登山データ
登山ルートは、九重登山口~諏峨守越~三俣山西峰~諏峨守越下~北千里浜~法華院温泉~坊がつる~段原~大船山~段原~北大船山~段原~坊がつる~雨ヶ池越え~九重登山口で、YAMAPの活動データとしては、累計の登りが1643m、下り1642m、距離18.3kmでした。
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