筑前大島 神社めぐり① 宗像大社中津宮参拝の記

筑前大島で神社めぐりをしました。最初に宗像大社中津宮を、次に御嶽山の御嶽神社を、次いで沖津宮を拝する沖津宮遙拝所をお詣りしました。地図で確認したところ大した距離でもなかったことと、御嶽山に自分の足で登りたかったので歩くことにしました。島内は観光向けのバスも走っており貴重な交通手段になるでしょう。バス停を見たところバスは300円だったと思います。タクシーやレンタサイクルもあるようです。

目次

大島について

宗像観光協会の観光ガイドサイトなどから情報を得ました。

  • 大島は、周囲約15km、人口約700人の島。
  • 小高い山林や原野が島の大半をしめている。住居や概ね港がある南西部の側に集中している。
  • 飲食店は多くはないが南西側の地域にある。宿は民宿、旅館など中心にあり。
  • キャッチフレーズは「神守る島」(沖ノ島は「神宿る島」だそうです)。
  • 宗像大社中津宮、沖津宮遙拝所は世界遺産。

大島の神社、ルートについて

中津宮に出かけた理由は、(1)以前辺津宮参拝時第二宮、第三宮遙拝所で強い印象を受けたこと、(2)中津宮のある大島には御嶽山があり御嶽神社への登拝ができること、(3)中津宮の反対側の海沿いに沖津宮遙拝所があることからです。参拝当日は次のような経路で進みました。所要時間は徒歩での大まかな数値です。

  • 大島フェリーターミナル ~ 中津宮 5~10分
  • 中津宮 ~ 御嶽山展望台(御嶽神社)20~30分(登り登山)
  • 御嶽山展望台 ~ 風車展望台 30分前後
  • 風車展望台 ~ 沖津宮遙拝所 20~25分(オルレ順路)
    (車道メインで行くとしたら30~35分)
  • 沖津宮遙拝所 ~ フェリーターミナル 20~25分

大島灯台
大島灯台まで行く人もいるようですが徒歩ならかなり時間をゆったり取るか、タクシーか、レンタカーやレンタバイクか、脚力があればレンタサイクルも。大島灯台には行きませんでしたが、人が少ないタイミングなら最果て感がありそうです。

宗像大社 中津宮参拝

宗像大社 中津宮について

宗像三女神の一神をお祀りする宗像大社のお宮の一つです。宗像大社には沖津宮(沖ノ島)、中津宮(大島)、辺津宮(九州本土)があります。
辺津宮の境内には第二宮(ていにぐう)、第三宮(ていさんぐう)があり、第二宮は中津宮に対応しているとのことです。第二宮、第三宮は恐らく方角的に大島、沖ノ島を遙拝する位置に鎮座されていると思います。

(福岡県観光協会サイトのクロスロードより以下、引用)
「宗像大社 中津宮」には、天照大神(あまてらすおおみかみ)の三柱(みはしら)の姫神の次女にあたる湍津姫神(たぎつひめのかみ)が祀(まつ)られている。中津宮のある大島は境内に天の川が流れ、七夕伝説発祥の地とされているため、特に縁結びの御利益が有名だ。中津宮の左の丘に織姫(しょくじょ)神社、右の丘に牽牛(けんぎゅう)神社がある。渡島出来ない方は、辺津宮(宗像市田島の宗像大社)裏に、第二宮(ていにぐう)があり、中津宮の御霊を勧請しているので、辺津宮で参拝することもできる。

社頭風景

参拝当日は晴れており、社頭は田舎の島の神社ののんびり感と、海に近い海の神社の雰囲気と、神聖でよさそうな神社の雰囲気がありました。

中津宮入口

参道

参道と奥の階段

織女神社

参道を進むと途中左手に織女神社があることに気づきました。織女の読み方は(しょくじょ)です。織女神社はかなり急な斜面に鎮座しておられます。手前には天の川という名前の小川が流れていて端を渡ってすすみます。ちょろちょろと水が流れる小さな小川です。

織女神社入口

織女神社さまの方面を見ただけで何かすごそうと思いました。(^∀^)

天の川

七夕伝説発祥の地だそうです。

織女神社

織女神社の祠

険しい山路になりますが何とか登って来れました。距離は短いです。スニーカーなら登れると思いますが、自信がないときは無理して登らないほうがよいです。覚えてないですがくさりかロープがあったような気がします。

織女神社のご祭神の気はとても力強かったです。お寄りしてお詣りできてよかったです。境内社の一社ではありますが濃厚な参拝になりました。

神気満ちる参道

階段

中津宮の参道、すがすがしくてとても気持ちがよいです。参道の途中から頭上にご祭神が来られたような感じで異常なほど気持ちがよかったです。以前、辺津宮でお詣り、お祈りをしたからだと思います。参道ではぐっと頭頂部が活性化し、気で引っ張られる感じがしました。心の中には湧き立つような嬉しさの感情が湧き起こり、とても歓迎されている感がありました。

織女神社参拝後、拝殿に参拝する前に、牽牛神社にお詣りしていないことに気づきました。そのため一旦入口まで戻り牽牛神社を参拝したのち、拝殿にお詣りしました。これには理由があって中津宮のあと御嶽に登る予定だったので先に牽牛神社を先に詣っておきたかったからです。後から考えれば歓迎いただいたのですから先に一度拝殿にお詣りすべきでした。

拝殿・本殿

門越しの拝殿

拝殿

拝殿での参拝は何とも言えず美しい拝礼の場で、社殿からは虹色の光が何本も立ち上っているような(逆に空中から届いているのかもしれませんが)心象風景でした。力のある海の神さまの前にいるとこんなに気持ちいいんだなというのを体感しました。神々しい神気を受けて胸の真ん中辺りも熱く活性化しました。わたしは神社お詣りの際は胸の真ん中か眉間が活性化することが多いです。(他の箇所が活性化することもあります。)

拝殿

拝殿まん前

本殿

拝殿エリアの境内

中津宮の印象

中津宮は辺津宮と比べると境内規模はそれほどでもなく実際に来て見るまではこれほどすばらしい神社であるとはわかりませんでした。参拝時歓迎を受けているかなども影響していると思います。
中津宮の写真は事前にはチェックしてなかったのですが、参拝を終え、帰宅後チェックすると、中津宮や沖津宮遙拝所のWebサイト写真からはとてもよい神気が流れてきました。

宗像三女神の参拝感想

宗像三神を比較すると、以前九州本土の辺津宮にお詣りしたとき拝殿:本殿では優しく癒しのご祭神という感じがしました。中津宮の神さまは優しく凛然としたご祭神、さらにこの後沖津宮遙拝所に来られたご祭神は超然とした神々しさでした。

過去の参拝ですが辺津宮参拝記のリンクです。↓

牽牛神社

最後になりますが、牽牛神社についてです。牽牛神社は他のいくつかの小さな祠とともに中津宮の隣に鎮座しています。中津宮との間には道路が通っています。

下の写真は中津宮側からみた牽牛神社です。

回りこむと牽牛神社が奥にある関連社入口があります。

ここはフェリーターミナルから中津宮にやって来るときに通り過ぎるので気がつくと思います。

牽牛神社が奥にある関連社

中津宮の境内社と言ってもよいような位置の神社です。

牽牛神社が奥にある関連社

結構急な石段を登ります。石段を上ると祠がまたありました。

牽牛神社が奥にある関連社

手前の祠の奥に見えるのが牽牛神社の祠です。この祠は向きが違うのでこちらからはお詣りできませんでした。強引に回り込めばお詣りできるのかもしれませんが祠の横を通過するのは気がひけました。

牽牛神社

そこで道路に下りて牽牛神社の正面に回りこんで道路からお詣りしました。静かでやわらかなよい雰囲気のお詣りができました。

以上で宗像大社中津宮の参拝は終わりです。4月初に参拝しました。境内には見所として天の真名井という湧き水のスポットがあるそうですが、事前の情報不足で行けませんでした。(^∀^;)
次エントリー以降で筑前大島神社めぐり②として御嶽山の御嶽神社と沖津宮遙拝所をお詣りします。風車展望台にもいきました。

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