日常雑記 体を温める食事など

まず新型コロナ感染症について少し書いてみたいと思います。主に世の中一般的に出ている情報、報告をもとに考え方を組み立てています。個人の意見や推論もまじっています。

感染者数が増加している報道について

最近の報道では感染者数(PCR陽性者)は7月になって増えていて、感染が広がっているとか、第二派が来ている等の論調の発表や報道が目に付きます。しかし感染者数の情報だけでは実態がよくわかりません。

春頃は陽性者=発症者に近かったのが、今時点では感染者数=発症者数ではないはずです。検診も行われています。夜の街の方など報告によっては陽性率が30%を越えていますが、これは常にウイルスに曝露する機会が多くなることから当たり前のことです。陽性であること自体は問題ではないです。免疫で対処できていても陽性になります。ウイルスが体内に入って制圧しようとしている状態や、すでに制圧し終わった状態でもウイルスの残滓を検知できればPCRは陽性となります。

ですので報道は、新規感染者数については症状のない方や発熱など発症している方の数の推移について、及びICUに入っていて重症の方などの現存合計数の推移などの内訳を報道すべきですし、発表データがないなら自治体にそれを公表するよう求めるべきです。それがわからない限り新型コロナの感染が市中で広まっているとはいえないと思います。いえることとしては、PCR検査対象が広がり、市中にまだまだウイルスがいることがわかっているということだと思います。ウイルスがいても軽症ではねのけているのなら感染者数が多くてでも問題は少ないと思います。

メディアの感染者数(PCR陽性者数)ばかり取り上げて大騒ぎする報道にはとらわれず、死亡者数など実態の動きを見ていき行動にも反映したいと思います。

日本人は新型コロナへの抵抗力がある

もともと日本は欧州、米州、インドなどと比べ発症者、重症者、死亡者が圧倒的に少なく新型コロナへの対抗力がある状態です。多くの日本人には中国、欧米などからの旅行者や帰国者の方から持ち込まれたウイルスなのか、それ以前に類似のウイルス疾患がひそかに流行していたのかはわかりませんが、すでに抵抗力(恐らく免疫)がある状況です。日本人だけでなく東アジア(中国沿岸部、韓国、台湾、ベトナムなど)がそうです。

7月以降、死亡者や重症者の割合は春頃より雲泥の差で少ないですが、これは多くの方のコロナへの警戒力がアップしたこともあるかもしれませんが、ストレスに弱い人や、免疫を持っていなかった人への感染がかなり行き渡った状態ではないでしょうか。死亡者の大きな要因であった院内感染は都会の場合はコントロールされています。

抗体を持っている人の割合は多くないなどの報道も出ていますが、日本人がもっている抵抗力(免疫)は抗体検査だけでわかるのでしょうか。抗体検査に現れない免疫力が存在するという仮説を持たないと、日本人の新型コロナへの対抗力の説明がつかないです。コロナにかかった際の抗体の量や質は個人差が非常に大きく、抗体検査が正しくとらえられるのか疑問が残ります。またあくまで素人が想像でいっているだけなのですが。抗体が少なく検知されないレベルとしても、細胞障害性免疫(CTL)としてメモリーT細胞による免疫力があるかもしれません。自然免疫についても欧米と違う食性や風土要因などからコロナへの対抗力の要因である可能性があります。

想像でいっているだけなので、まあ、本当の経緯、要因はわからないのですが、要するに日本人は概ね対抗力(免疫)を持っているので、新型コロナに対して神経質にならなくてよいのではないかということです。気をつけて行動はするとしても、怖れない、心配しないというのがストレスにもならず一番の対策です。

メディアの報道だけに頼らず、冷静に自分の頭で考え行動するべきだと思います。メディアを通じて専門家が言っていることも推測が多いですし、どんどん変遷していますし、当たっていないことも多いのです。

またコロナ報道に敏感になりすぎず、例えば隣人など周囲で新型コロナ患者が出たとしても、気にせず、お大事に~という慈しみの心をもって接するべきだと思います。

外出自粛の是非

新型コロナの抗体が消失するのは早いという報告もあり(海外の報告では具体的に何ヶ月で何パーセントの人が消失という数字まででています)、少し出歩いてウイルスに出会わないとせっかく中和抗体による免疫を持っていても衰えてしまうのです。(細胞障害性免疫がどのくらいで衰えるのかはわかりません。)そうすると秋冬の流行で再発症してしまうかもしれません。ですので現在の感染者数がたくさんいる状況というのは必ずしもよくないことではないです。免疫が減衰するのは集団免疫という観点で高齢者などの弱者にとってもよくないことになります。(もっとも高齢者にとっても大抵は軽症ですが。)行動自粛は免疫の弱体化やストレスになり中期的にはよくないかもしれません

新型コロナの意義

そしてさらに長期的な観点で言うと、新型コロナが発生している意味合いというか教訓も考える必要があると思います。新型コロナは必要以上に食べ過ぎず、生活習慣を見直し、怖れをもたず発生した現象を受容する精神構造を持ち、老年期も含めていかに生きるかということを考えるチャンスをもたらしています。また不謹慎だといわれるかもしれませんが、マクロで見たときに体にコロナが入ることでどのような変化あるいは進化が出てくるのか興味をもっています。新型コロナウイルスは確実に日本人の体に入ってきています。症状なしでひそかに残存している可能性もあるウイルスです。何ヶ月も、ひょっとしたら年単位か一生もので体内にかけらが存在しているかもしれません。長期スパンでの評価になるでしょうから自分たちが生きているうちに何もわからないかもしれませんが、そのような感覚を持っている人もいるのではないでしょうか。

体を温める食事について

さて、雑文が長すぎましたが、ここから先が本文になります。

もし新型コロナらしき疾患にかかったとき、特に寒くなってからかかったときに入院などを避け早く治すために、食事面で家族や自分ならどのような対策をとるか考えたものです。新型コロナ感染症にかかると、発熱や悪寒(感染に対して発生する体の反応による寒気、ぞくぞく感など)、せき、倦怠感が発生することが多いとされます。悪寒やせきなど初期症状に対して考えないといけないのは体を温めることです。体を温める方法の一つとしては食事とサプリメントがあります。夏場の暑い時期にかかった場合でも寒気が出る場合もあると思います。新型コロナに限らず一般的なかぜでも同じ対応方でいけると思います。

以下は主に体を温めたり免疫を強めたりするために、自分だったらこうするだろうということを書いています。こうすべきだと人に勧めるものではありませんし、重症化しない保障もありません。自己責任で判断すべきものです。

体を温めたいときの食事、おかず

以下の生にんにくとあおさとのりなどの海藻や味噌汁を主体に摂取する。食欲がないときでも少しでも食べておく効果がでてくる。

生にんにく
青森産等国産にんにくを食べさせてあげる。できれば毎食。1回0.5~2片くらい、本人のキャパシティやにんにく片の大きさによって調節。くせのある食材なので最初は少なめからためしてみてもよい。
調理法は生のすりおろし。醤油を数滴垂らしたあと、成分の揮発を抑えるためすぐにごま油を合わせ、ごはんやおかずにかけて食べる。オイルでくるむのは胃にやさしくする意味もある。マヨネーズで味つけしてもおいしい。マヨネーズはごま油で自作で作ったほうが望ましい。

生にんにくをとると半端なく体が温まるのが体感効力だが、体内では体を元気づけウイルスを排除するための様々な見えない反応が生じるのだろう。ウイルス疾患への強力な対抗力となる。

お腹が過敏などで生にんにくを受け付けないときは、オイル(ごま油、MCT、アマニ油など)にうす切かみじん切したにんにくを半日以上漬け込んでおき、オイル主体でごはんやおかずにかけて摂取する。取り出したにんにくはソテーして食べてもよい。

海藻と味噌汁
海藻はあおさと普通ののりが乾燥食材で利用しやすい。味噌汁あおさをふりかけて食べる。味噌汁は温かい上、性質も体を温める食事である。お好み焼き用のあおさは味噌汁用には食べにくい。ふりかけ用でないあおさを使う。のりは生にんにくのすりおろしとごはんを抱き合わせで巻いて食べる。もしくはおじゃこやお漬物などのおかずとごはんをのりでくるんで俵巻きのようにして食べる。海藻を摂るのはフコイダンを摂取する目的がある。

なお、海藻の栄養成分を消化するために普段から海苔やわかめを食べる習慣を持つことが重要となる。いつも西洋型の食生活をしている方、ジャンク食品ばかり摂っている方はにわかに海藻を食べても消化活用できないかもしれない。

昆布の佃煮、塩昆布
海藻の一種であるが、ご飯さえあれば手軽に食べられるのがよい。食欲がなくても食べる量が調節できる。おかゆやおじやの具にしてもおいしい。

湯豆腐とおじや
最小材料として豆腐、ねぎ、昆布で手軽に作れる。体が温まり汗がでやすい。胃腸が弱っていても食べやすい。うどんを入れたりおじやにしたりで、残っただし汁を利用して味噌汁に使ったり、おじやにしたりで次の食事も確保しやすい。おじやに利用する場合は湯(だし汁)部分の量が多すぎないほうが作りやすい。たくさんだし汁がある場合はスープや味噌汁に利用するのがよい。

生姜
生姜をすりおろして、薬だと思って飲むとよい。のどが痛いときにはのどの除菌、除ウイルス効果がある。普通のかぜならはちみつで味つけするとよいが、コロナの場合は甘みをとらないほうがよい。生姜は体を温める作用がある。

焼き鮭とおじゃこ
海藻や味噌汁と相性がよい食材。あっさりしていて病中でも食べやすいおかず。おかゆの具としてもおいしい。

卵焼き
手軽に調理できてバランスよいたんぱく質の栄養を摂ることができる。また卵をおじややおかゆの具にするのも定番。

肉類
肉類を欲しがるのなら食べさせる。わたし自身は肉は好きでないので食べないです。

野菜類
大根やねぎ、玉ねぎ、白菜、ブロッコリー、かぶなどを温かく調理したものがよいと思います。淡色野菜には免疫賦活、消炎などの効果があるとされています。

飲み物
飲料は温かい白湯やお茶がよいと思われる。のどがいがいがする時は紅茶がよい。緑茶も紅茶もPETボトルでなくお湯で茶葉から淹れたものを飲む。ルイボス茶、なた豆茶やハーブ系の好みの茶なんかもよいかもしれない。緑茶は体を冷やす働きがあるとされるがにんにくを食べているのならさして影響はない。

新型コロナNG食材

●パン、ケーキ、お菓子、ジュース、コーラ、ポカリなどの甘いものは禁止します。禁止する理由は砂糖は炎症の元になることと、コロナが悪化しやすい状態となるため。
●果物も控える。果物を欲しがる場合は、りんごをむいてあげる。もしくはビタミン系の食材として温かい緑茶を飲ませるのもよい。

●ミルク(牛乳)、ヨーグルトなどの乳製品は控える。炎症の元となる場合があること、ビタミンやミネラルの吸収に影響するかもしれないことなどから控えます。たいてい冷たい食品だし体が弱っているときにわざわざ摂るものでない。患者本人が求めるならストレスを避ける意味であげてもよいかもしれない。

●サラダ油は控える。
なたね、キャノーラ、大豆、コーン
など精製した一般的な市販植物油(通称サラダ)、加工植物油脂ショートニングマーガリン、ファットスプレッドや、それらを多く使用した調理食品・加工食品の摂取を控える。(これらはコロナに関わらず普段からなるべく控える。)控える理由は体内の炎症を引き起こし悪化させることと、ビタミンやミネラルを浪費することから。調理でオイルを使うときはごま油かエクストラバージンオリーブオイル、もしくはその他の圧搾抽出のオイルを使う。
一般的な市販植物油(通称サラダ油)を多く含む食品は例えば次の通り。
市販のマヨネーズやドレッシングはなるべく減らす。マヨネーズやドレッシングを欲しがる場合はごま油などで家庭内で自作したほうがよいが、もし自分がかかったとしたらとてもそんな手間はかけられないでしょう。(^∀^;)
市販の天ぷら、フライなどの揚げ物は控える。天ぷら、フライ、ソテー、炒め物は家庭でごま油を使って調理する。
レトルトカレー、インスタント麺類は控える

体を冷やす野菜
一般的になす、きゅうり、レタス、トマトなどは体を冷やす食材とされているので、かぜをひいた人が食べたがらないかもしれない。

サプリメント

サプリメントについてはすでに別の記事で書いていますが、体を温める働きのものを中心に選んで見ました。厚着して体を暖かくして汗をたくさんかくのが一般的なかぜ対策ですが、新型コロナでも症状によっては似た側面があると思います。

Ginger(しょうが)
寒気を感じる症状のときは、特に有用。人にもよるが一挙に3、4カプセルを摂ったほうが効果が感じられる。刺激があるので食後にとる。安価で使いやすい。

Olive Leaf Extract(オリーブの葉のエキス)
体を温め自然免疫を高める作用がある。安価で使いやすい。人にもよるが一挙に3、4カプセルを摂ったほうが効果が感じられる。Gingerと組み合わせて摂るのもよい。

AsianGinseng(おたねにんじん)
寒気を感じる症状のとき、及び、だるさへの対策となる。

グルタミン
寒気を感じる症状のとき、及び、だるさへの対策となる。食が細いときの対策になる。

ビタミンBコンプレックス、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、マルチミネラル
ビタミン類は、基本的な栄養成分になります。ビタミンEは多めにとると体を温める働きがある。

Cat’s Claw(キャッツクロー)
免疫活性化、抗ウイルス、抗炎症、抗酸化作用などがある。リキッドタイプが効果的。

IP6(イノシトール6リン酸)
抗ガン作用が有名な成分。抗酸化作用のほかにNK細胞活性化等による抗ウイルス作用がある。体内金属の排出効果(金属器レート)があるので、食間に摂り、連用する場合はミネラルを補給する必要がある。ミネラルを摂る場合はIP6と時間をあける。ミネラル成分が入ってそうなハーブ系サプリなども時間をおく。

ご参考情報として以上です。