初詣のお寺参拝 東京 雑司が谷鬼子母神・目白不動
松の内は過ぎてるので、初詣といってよいのか微妙ですけども、一応気持ちの上では初詣参拝として1月中旬に雑司が谷・目白付近の鬼子母神と目白不動(目白不動尊)を参ってみました。鬼子母神と目白不動は徒歩10分くらいで歩ける距離です。
以前入谷の鬼子母神(真源寺)を参ったとき、印象深い参拝体験だったので、有名な雑司が谷の鬼子母神にも行ってみたいと思っていたこと、また江戸五色不動の一つである目白不動も近いということを知り、参拝動機となりました。
最初に目白不動をお参りし、最後に雑司が谷の鬼子母神堂を参拝しました。鬼子母神堂の近くには大鳥神社がありましたので、目白不動と鬼子母神堂の間に大鳥神社をはさんでもよいのかもしれません。(わたしは今回大鳥神社には寄りませんでした。)
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目白不動(目黒不動尊)
目白不動とは
目白不動、または目白不動尊のお寺の名前は、金乗院(こんじょういん)、または金乗院慈眼寺です。真言宗豊山派で、山号は神霊山。江戸三大不動・江戸五色不動のひとつです。
東京都にある江戸五色不動とは、「目黒不動、目白不動、目赤不動、目青不動、目黄不動の5種6個所の不動尊の総称。五眼不動、あるいは単に五不動とも呼ばれる。(Wikipedia五色不動より)」とのことです。目黄不動は2箇所の寺院があるようです。また目金不動というのもあるようです。
リンク先:Wikipedia五色不動
金乗院の境内はそれほど大きくなく、その中のややコンパクトなお堂に不動明王さんが設置されています。
アクセス
東京さくらトラム都電荒川線 学習院下駅下車、徒歩5分くらい。
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目白不動堂参拝
目白不動堂は金乗院の中の端の方の位置で階段の上でした。お堂の扉はしまっていたのですけども、ガラスの扉なので中を見ることができます。お堂の中には畳の部屋があり、奥に不動明王像は設置されていました。部屋の大きさは、はっきり覚えてませんが、10畳以上はあったような気がします。
見えた範囲でいうと、不動明王像は、彩色が比較的カラフルで明るい印象の像でした。オレンジ色系統が多かったと思います。後ろに炎がなく、後でネット写真でよく見たら腕にオレンジっぽい焔をまとわせておられました。不動明王によくある赤ではなくオレンジであることから、温かさ、柔軟さや陽気さも感じさせます。
不動明王像まで距離は少しあるものの、拝所からでも十分不動明王さんの霊気が伝わってきて心地よいです。もし建物の中に入れるなら強い霊気にひたれる参拝ができると思います。
こちらの不動堂の不動明王さんは、前立ち的な位置づけの像であり、五色不動としての目白不動とは違うようです。
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秘仏の不動明王
五色不動の目白不動は、現在秘仏とのことです。断臂護身明王ということから、護身の力も強いとか。
目白不動に限らず、世の中、秘仏というのは結構多いような気がします。Wikipedia秘仏のページを見ても有名寺がたくさんありますし、お寺めぐりをしていてもしょっちゅう秘仏がある寺に出合います。
ではなぜ秘仏は多いのでしょうか。秘仏とする理由を少し考えてみました。
秘仏になると神秘性、たまにしか開帳しない稀少価値などから名声が高まりやすくなります。(全く開帳しない秘仏もありますが。)また保存、保管上の利点もあるようです。
参拝者用には秘仏の代わりに前立ちの仏像や他の仏像が設置されていることが多いです。この場合前立ちなど他の仏像は常々祈りや祈願の対象になるので、霊力が大きくなっていきます。秘仏についても、前立ちなど他の仏像よりさらにおごそかな存在として人々から崇敬される力が加わり、霊力が増大していきます。密教とともに秘仏は増えてきたようですので、秘めたるものにするという密教的な仕掛けとも考えられます。素人が知らない呪術があってもおかしくないです。
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金乗院 本堂
秘仏の目白不動がある金乗院の本堂
目白不動が置かれているとされている本堂です。本堂の外からの参拝ではちょっと遠い印象がありました。もしかしたら粘り強く時間をかけて参拝すれば違うのかもしれませんが・・・。
本堂も参拝したので、一応、目白不動も参拝したことになるのかなと思いました。本堂のご本尊は聖観世音菩薩のようです。
金乗院、目白不動には授与所はなく、参拝者は少ないですが、札所になっているお寺ですので、おそらく何か頼めるのだと思います。お墓に来られた方など、時々人は来られます。
これで目白不動の参拝は終わりです。続いては、鬼子母神の参拝になります。
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雑司が谷 鬼子母神
目白不動のあと、鬼子母神を参拝しました。
鬼子母神堂について
雑司が谷の鬼子母神は、きしもじんと読み、法明寺という日蓮宗のお寺の鬼子母神堂です。法明寺は南池袋にあるので飛地境内になります。
参考リンク先:法明寺Webサイト
参考リンク先:鬼子母神堂Webサイト
鬼子母神
鬼子母神は安産・子育(こやす)の神様として広く信仰の対象となっているとのことで、法華信仰(法華宗、日蓮宗でよく祭られている仏さまです。「鬼子母神はただ単に子供を守る神であるばかりでなく、信者・宗徒の外護神として崇められています。(鬼子母神Webサイトより)」
歴史
永禄4年(1561年)目白台のあたりで鬼子母神像が井戸から掘り出され、東陽坊に祭ったのが始まりとされる、天正6年(1578年)現在地に草堂が建立されたという。(Wikipedia法明寺より)
堂宇
鬼子母神堂、武芳稲荷堂、法不動堂、妙見堂、大黒堂があります。鬼子母神堂は立派なお堂で、それ以外も存在感があります。その他、堂宇ではないですが、樹齢7百年といわれる大公孫樹も祭られています。
アクセス
東京さくらトラム都電荒川線 鬼子母神前駅下車、または東京地下鉄雑司が谷駅下車徒歩5分くらい。
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けやき並木の参道
雑司が谷鬼子母神への参拝には石畳系の参道があり、けやきの並木道となっています。けやきは大木が多く大変立派でした。都電や東京地下鉄を利用すると参道を通るのに便利です。
ひときわ大きいけやきがありました。上の写真です。写真ではわかりにくいかもしれないですが、幹の太さ、大きさ、雰囲気に感嘆するほどの大木でした。すごいな~と思いながら近づいてみると、とても温かい慈愛のエネルギーが降りてきて、胸が熱くなりました。霊樹の恩寵だと思います。理屈ぬきで涙ぐむくらい感動しましたので、感謝の祈りを捧げました。
(いつでもそう感じるとは限りません。またエネルギーくれくれの気持ちで近づくのはなしにしたいです。)
けやき並木は、古いもので樹齢400年とのことです。
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鬼子母神参拝
鬼子母神堂
参道を進み、鬼子母神堂が見えてきました。
鬼子母神は境内もお堂も思ってよりずっと大きく、立派でした。境内はあきスペースが多いので、がら~んとしています。土が多くて江戸時代など昔風の雰囲気がただよっています。鬼子母神堂の周囲に目をやると普通の建物やマンションなどです。周囲が昔風の家だったり、雑木林や竹林があったりすればもっと雰囲気が出るところです。ちょっと昔の頃を思い浮かべたりしながら、参拝するのも面白そうです。(^∀^;)
写真はないですが、雑司が谷の鬼子母神さんの境内には駄菓子屋があったり、大黒堂はだんご屋も兼ねてたりで賑やかさがあります。
お堂の様子としては、中には祈願者用のスペースなどがあり、鬼子母神さんの仏像と拝所との間に結構距離はあります。でも、奥に仏像が見えるのはよかったです。鬼子母神さんらしき仏像は、金色系っぽい小さめの像のように見えました。お堂の中に入りたいなという気持ちもありましたが、くつを脱いで中に入るのには足を痛めてたのでやめました。貼り紙からは祈願を申込すると中に入れるように見えました(確認はしてません)。
後で調べると、雑司が谷の鬼子母神堂のご本尊の鬼子母神像は普段は開帳されてないようです。なので視認できた仏像は前立ちだと思います。
参拝する人の流れが途切れてたのでしばらく拝所の前で粘ってお参りをしていました。10秒、20秒と時間が経過するうちに段々と鬼子母神さんから放射されている氣の体感エネルギーが大きくなっていき、胸がかぁーっと熱くなってきました。また額のあたりも活性化していきました。拝所でぱっと数秒参拝しただけではよくわかりませんでしたので、少し粘って正解でした。(^∀^;)
鬼子母神堂には授与所が開いており、参拝者もよく来られます。
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法不動堂
法不動堂は のりふどうどう と読むそうです。
鬼子母神堂の境内のお堂はどのお堂も穏やかな雰囲気があるような気がします。
中の仏像は、一見、お不動さんには見えず、阿弥陀如来さんなのかなとも思いましたが、炎があり剣も持たれてたので不動明王さんとわかりました。
光色っぽい炎で邪気を取っていただき清められるような気がしました
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大公孫樹
樹齢約700年のイチョウです。雄株ですので、ごつごつしています。樹勢があり立派な木でした。エネルギーも強いものと思われます。
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武芳稲荷堂
武芳稲荷堂のお堂の扁額には、稲荷尊天とありました。光のエネルギーが強くて気持ちよい参拝でした。安心して参拝できました。
鬼子母神のあたりは稲荷の森といわれていたそうで、地主神さんになります。
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妙見堂
妙見堂は、鬼子母神堂(本堂)の裏手にあるのですが、見落としてしまったので写真はなしです。またこの次来たときにお参りしたいです。妙見さんは、日蓮宗のお寺に多いようです。
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大黒堂
大黒堂は、大黒堂というよりもだんご屋さんの中に、大黒さんが間借りしてるような感じです。中ですわってだんごを食べれるようになっています。だんごの名前はおせんだんごです。お堂の外見からは昔の風情があります。江戸の頃はこんなだんご屋があったのかなと思ったりしました。
鬼子母神堂の大黒堂の大黒さんの特長としては、ごく間近に近寄って参拝できるのがよいです。大黒天さんに至近距離でお参りでき、福運がつく感じがしますので、ありがたいお堂です。
参拝はこれで終わりです。