軍刀利神社登拝(今熊山~生藤山~三国山~軍刀利神社 縦走2)
前回エントリーで今熊山から生藤山、三国山まで縦走した続きです。三国山頂上では軍刀利神社の情報をスマホから得るために少し休憩しました。軍刀利神社は山梨県に入っていて、元社、奥ノ院(奥の院)、普通の軍刀利神社(里宮?)の3ヶ所あることがわかりました。3ヶ所を合わせて軍茶利三社と呼ぶことにします。三国山からは甘草水・上岩方面への下山ルートと、熊倉山・浅間峠方面に登山を続けるルートが出ていたのでここで間違うと最悪軍茶利三社にお詣りできないことになるので慎重に調べました。調べた結果、元社は三国山から熊倉山に向かう登山道の途中にあり、奥ノ院と普通の軍刀利神社(里宮?)は元社からの下山ルート上にあるようでした。位置情報がわかったので早速三国山を下山しました。
三国山下山、軍刀利神社元社登山
軍刀利神社元社への階段
最後の登りとなる階段です。なかなかきつかったです。写真で見たところ大した階段ではないですが、ちょっと大袈裟に言うと、登山終盤で下から見上げるのでそびえ立つような階段でした。ここで頑張れば太ももの筋力もアップすると思い最後の気持ちを入れて一気に上りました。この階段を上ると軍刀利神社元社に着きます。
山梨のまほろば 軍刀利神社元社登拝
三国山を出てから10~15分くらいで軍刀利神社元社がある頂上スペースに着きました。軍刀利神社元社は山の頂上です。山の名前はわかりません。すぐ隣に軍刀利山という山もあるようですが、元社がある頂とは違うようです。
軍刀利神社元社到着 13:40
軍刀利神社元社は開けていて平らで大きなスペースがありました。奥に元社の鳥居と祠が見えます。山頂のお社があるだけあって、今熊山でもそうでしたが、清らかで空気が違うのだろうと思います。じっくり散歩したいところでしたが、下山にどのくらいの時間がかかるかわからなかったし、道を間違えたりするとバスに間に合わなくなるので時間をかけた滞在はせずにすぐに下山しました。次回来たときにはじっくりこの場所にとどまり山頂の元社を感じられたらなと思います。
元社の祠で少しお詣りをしました。地面に設置してある祠なのでこちらも跪いてお詣りをしました。ご祭神は厳かな感じでここまで来た甲斐がありました。生命を高揚させる感じがしました。元社のご祭神は火の神のような印象も受けました。修験の修行のほか、炎による浄化、厄除け、息災などにもよさそうです。帰宅後調べると神社庁の軍刀利神社のページには軍茶利夜叉明王の記述があります。軍茶利明王は五大明王に数えられ魔を祓い、障碍を取り除く力があるとされている明王だそうです。語感からもわかる通りクンダリニーと関連があるようです。昔、こちらの山で修行した方がこの地と軍茶利明王を関連付けたのではないでしょうか。
お詣りを終え、ひざまずきから立ち上がったとき膝に雪、土、枯れ草がねばっとついたので無意識にはたいてしまいました。登山用のボトムスなので撥水性があり雪や土などはきれいに落ちました。しばらくはたいてはたき終わってから、はっとして神前で失礼であると気づきました。鳥居の外に出てから叩くべきでした。慌ててお詫びしましたが、時すでに遅しだったかもしれません。罰があたるかなとの思いがよぎりました。このことが原因かどうかはわかりませんが、下山路で下り始めてすぐに足がずるずるーと数10cmほどすべり、バランスが崩れて尻餅を着いてしまいました。この日の初こけでした。滑落するかと思うほど派手に滑ったのでかなり焦りましたが、すぐに止まってほっとしました。尻餅だけですんでよかったです。(; ^ ー^)
軍刀利神社元社 下山
軍刀利神社元社から奥ノ院への下山道入口
下山道を示す案内標はB級ルートな感じでここを下りて大丈夫かなと思いながらの下山をスタートしました。実際、かなりの悪路、難路でした。急勾配で、足元が土、時々粘土、木の葉などですべりやすかったです。こわごわ歩き、実際に一度すべって尻餅をつきました。
軍刀利神社元社からの下山道 ロープ場(振り返り)
こうして写真を見ると余りわからないかもしれませんが、かなり急な下りに感じました。
軍刀利神社元社からの下山路
ようやく急勾配はの登山道は終わり、ほっとひと息です。沢に行き当たりました。案内標があり、ここまで下山してきた山道は男坂といい元社への表参道であることがわかりました。また、この場所から三国山に登山も可能であり、恐らく三国山経由で元社に登った方が勾配はゆるやかな登山路になるのではないかと思います。
軍刀利神社 奥ノ院(奥の院、奥殿)
軍刀利神社元社からの下山道を進み、奥ノ院に近づいた。元社から約40分で到着しました。
軍刀利神社奥ノ院
奥ノ院到着です。ここまで来たら登山は終わったようなものです。
こちらの奥ノ院でもこの山の主祭神にお詣りすることができると思います。元社までは急勾配ですのでこちらからお詣りすることでもよいと思います。修行目的の人は元社まで登ると思います。
軍刀利神社元社 奥ノ院(奥殿)
碑には奥殿と記載されています。
軍刀利神社奥の院の桂の木
奥殿の目の前の大桂です。大きいだけあってかなりの迫力の桂の木です。奥殿のランドマークのようになっています。
軍刀利神社奥殿
この一帯は本当に聖地というかパワースポットというか、すばらしいエネルギーの場所でした。
軍刀利神社奥殿参道と元社の山
こうして遠望すると風格がある風景です。
軍刀利神社 到着
拝殿
こちらはこちらでを任されているご祭神がおられることでしょう。一番里寄りのお社ではありますが、山のよい雰囲気がある境内です。
階段入口
ぴんぼけですが一応UPします。修験の地の入口にふさわしい雰囲気です。
トイレ
きちんとしたトイレがありました。助かります。男女同じです。
社務所
立派な社務所がありますが、おそらくこちらへの常駐はされていないと思います。付近の道路沿いに駐車できそうなスペースはありました。
浅間大菩薩の表記
浅間大菩薩ということは、浅間信仰もあったのでしょうか。
授与所
授与品は、宮司宅に伺うようです。軍茶利神社からこちらまではかなり歩きました。20分くらいかな。ここから井戸バス停まで3分くらいです。
井戸バス停に向かう途中の道路分岐点で井戸バス停まで100mの小さな案内表示がありましたが、実際はそこから400m以上距離があったように思います。軍刀利神社から井戸バス停までは下りの徒歩で20~30分程度かかります。井戸バス停からはJR上野原駅まででることができます。所要約22分です。
バスの時刻
平日 上野原駅発 08:30 09:36 17:36
休日 上野原駅発 08:10 08:30 09:20 09:46 13:39 14:35 17:36
平日 井戸発 06:58 08:57 14:39 18:03
休日 井戸発 08:52 10:22 14:39 15:39 18:03
(平成29年2月現在)
井戸バス停に到着し歩きは終了です。今熊山から軍刀利神社の行程は天候に恵まれほぼ無風の登山、登拝でした。この日の服装は、アウターの下にフリースっぽいミッドジャケットを来ていたのですが、今熊山を登山始めて暑くなりすぐに脱ぎました。今熊神社に始まり、軍刀利神社で終えるという、山岳神社有力2社をめぐるよいコースの縦走ができてよかったです。距離もほどほどで簡単でもないですが厳しくもないコースでした。今後は軍刀利神社を出発点にしたコースも検討してみたいと思います。
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本の紹介を見ると厩戸御子(聖徳太子幼年期)が主人公の本で、ファンタジーっぽい。祝詞で魔(?)を退散させる姫が出たり、面白いかもしれない。 |
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