東京・墨東 神社めぐり① 勉学の神さま亀戸天神社を参拝してきました

久しぶりに亀戸天神社にいってみました。墨東神社めぐりとのタイトルにしましたが、厳密に墨東地区というのがどこを指すのかは知りません。隅田川の東側で荒川との間の地区という意味で墨東としました。車で普段行かない大きなSCに買物に行ったとき合わせてその近くの神社を回りました。5月に亀戸天神社ともう2社、小村井香取神社、亀戸香取神社にもいきました。亀戸天神社のみ2回詣っています。3社とも過去に1~3回ほど参拝したことがあります。

目次

亀戸天神社について

境内は100m×50mくらいの長方形様でなかなかの広さです。敷地に植物が多いです。高い木はないのですが梅や藤など大宰府をなぞらえて造園されたそうです。敷地の少なくない面積を池が占めており、中央の参道は池を橋(太鼓橋)で渡って通過していくようになっています。ほかに敷地を囲むように散歩道のような参道があります。

学問の神様

亀戸天神社の特色としてはやはり学問の神様、勉強の神様ということです。境内社の御嶽神社も大宰府からの勧請とされています。わたしは拝殿と御嶽神社を両方お詣りすることで少し角度を変えた祈願をしました。
関東有数の天神さんで、関東三大天神、江戸三大天神の一社です。毎年受験生の祈願先としてシーズンになるとにぎわうようです。

学問とは
ところで学問の神様と呼ぶ前に、多くの人にとっては学問とは何かという疑問がわくのが自然だと思います。そこで学問について少し考えてみました。
学問とは人間が成長したり豊かになり、人間同士や人間以外のもの全てと調和するための道具の一つであると思います。それには文化や言語、科学、技術などが含まれます。1人1人が成長し豊かな精神性を持つことによって、できるだけ多くの人がゆずり合い幸せに暮らせる社会となり、社会の維持、安定、発展などに結びついていきます。さらに人間社会の枠をこえて他の生物やエネルギー、自然、地球や宇宙との調和、そしてその先には宇宙という概念を超えた新たな発展や創造を目指していくものではないかと思います。以下、神社の話に戻ります。

祈願の仕方

祈願の仕方についていくつか思いついたことを書いてみました。

・何かの合格祈願だとしたら、直前にお詣りするのでなく、1年前とかある程度前にお詣りしておき、近くなってきたらもう一度仕上げにお詣りするくらいがよいのではと思います。もっともそのくらいの計画性と周到さがある人だと元々合格の可能性が高い人かもしれませんが・・・。(^∀^;)

・学生くらいだと余り神さまというものを信じてない人が多いかもしれませんがせっかく神社にお詣りするのなら存在を信じてお詣りするべきでしょう。験担ぎだとしても見えないものであるのは同じです。

・仮に志望どおりでなかったとしても、自分に合った結果に導いていただいたのかもしれないので、御礼詣りはしたほうがよいでしょう。

・真剣にお詣りするのなら、祈願時なぜその祈願をするのか、状況や理由を述べたり、志しがある人は神前で誓いを立てるほうがよいのではと思います。

関東三大天神・江戸三大天神

亀戸天神社は関東三大天神、江戸三大天神の一社ですので、関東三大天神等について以下に簡単にまとめています。

関東三大天神の共通点と違い

関東三天神のあとの二社は湯島天満宮谷保天満宮です。三社に共通するのは梅が植わっていることです。以下に三社の創建情報と参拝時に受けた印象を簡単に述べています。三社はそれぞれ雰囲気が違うように思います。

湯島天満宮は、創建約900年後の1355年に大宰府天満宮から勧請されました。元々は458年に天之手力雄命を祀ったとされています。知名度とパワー系の雰囲気があるので若年層には圧倒的な人気となるのでしょう。場所も行きやすいです。受験シーズンは特に人が多いとしても、知名度や利便性重視の人ならここでしょう。仲間同士のグループで行く人も多いと思います。

谷保天満宮は関東最古の天満宮とのことです。903年に菅原道真を祀る廟を三男の菅原道武が建てたのが創建で、その後、菅原道武公はご祭神になっています。道真公の息子さんが建てた神社ですからある意味直系の神社です。
雰囲気は誠実系でやさしいです。歓迎を受けたときとても清々しく感じました。地理的には国立市(谷保)になります。1人か少数、あるいは家族でお詣りするならこちらでしょう。

亀戸天神社は、本所亀戸村にあった元々天神さんの小祠があり、その後1661年道真ゆかりの飛梅で彫った天神像を祀り、翌1662年大宰府天満宮に倣い造営されたそうです。
雰囲気は歓迎を受けたときとても清々しく感じました。穏やか、あるいはしぶいところが好きな人、1人か少数、あるいは家族でお詣りするならこちらでしょう。

江戸三大天神

江戸三大天神は、文字どおり江戸時代の天神さんの有名三社です。関東三大天神と比べると、谷保天満宮は東京郊外で江戸ではないので外れて、かわりに平河天満宮が入っています。さらに亀戸天神社も正確には江戸外なので、代わりに五條天神を入れる場合があるとのことです。(参考:Wikipedia日本三大天神参照)

湯島天満宮(東京都文京区)
平河天満宮(東京都千代田区)
亀戸天神社(東京都江東区)
または五條天神社(東京都台東区)

亀戸天神社参拝

亀戸天神社の雰囲気が変わった

亀戸天神社の参拝は5月に2回いきました。池や植物が多く寛げて穏やかな境内の雰囲気です。これは2回の参拝時の共通した印象です。
1回目で大変お世話になったので、2回目はお礼参拝兼ねていきました。興味深いことに2回目の方が印象的で、鳥居をくぐった際に清々しさと歓びの気配と神気をぐっと感じました。ご祭神側が歓迎していただいたのと、自分自身の奥深いところに歓びの感情が湧いていたからだと思います。谷保八幡宮とも似た清々しさでした。
もしかしたら元々神社の清々しさは変わらずで、自分の感じ方、感じる力が異なっていたのかもしれません。

入口

2回目の参拝時は鳥居をくぐると清々しさと神社の気の力を感じました。

 

太鼓橋・参道・池

入口すぐ前にある太鼓橋男橋

太鼓橋を上ると、神社の気を感じ気持ちがよいパワースポットになっていました。

太鼓橋男橋を横から見た

太鼓橋男橋の橋上からの池の風景

太鼓橋男橋からの参道

藤棚とスカイツリー(2回目の参拝)

参道 太鼓橋女橋

太鼓橋女橋から観た池(2回目の参拝)

2回目の参拝時は晴れで陽の力が強く、池もきれいな緑に見えました。

太鼓橋女橋の上から見た拝殿前

太鼓橋女橋(拝殿側から)

手水盤

手水はコロナ対策のため禁止になっておりました。

拝殿での参拝感想

拝殿

亀戸天神社のご祭神は、天神さんという言葉通り、学問や勉強の神様です。勉強というのは学問に限ったことではないと思いますので、いろいろな祈願もあると思います。

5月に2回参拝しています。1回目の参拝時、心の中で悩み事ができたのですが、拝殿参拝→境内社の御嶽神社参拝→境内散歩→再度の拝殿参拝と回るうちに、悩みは吹っ切れました。勉強の神さまらしく精神的な成長につながり大変勉強になりました。悩みごとの内容は、自分の心の動きの中に好ましくない成分があることに気づいたことです。後日2回目の参拝をしましたが、とてもよい雰囲気の中で御礼参拝ができました。

拝殿(2回目参拝時)

拝殿周囲(2回目)

拝殿周囲(2回目)

参道と境内社鳥居

 

おすすめ社の御嶽神社

御嶽神社

御嶽神社

この御嶽神社に参拝できて本当によかったです。押しつけがましいところが全くなくてとても自然体でいられました。重要なのはこちらで自分の心と内省的に向き合うことができたことです。やはり神社にお詣りすることは、それだけのことはあります。しばらく人がいなかったので数分の瞑想的な参拝をしました。

境内社・境内風景

境内社 花園社

うさぎ

参道

境内の梅、梅の実

参拝は以上です。


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