江戸三大鬼子母神の法華経寺 見どころが多いお寺でした
千葉の市川にある法華経寺にいってみました。法華経寺は江戸三大鬼子母神です。最近、雑司が谷の鬼子母神を参拝したこともあり、江戸三大鬼子母神に興味を持ったことからの参拝です。
法華経寺へは、市川市にある京成中山駅からまっすぐ参道が伸びていて、門前町のような雰囲気がありました。
お寺の敷地は広大という表現がふさわしく東京の増上寺なんかと比べられるくらいです。
主要なお堂の大きさや多様な堂宇など関東でも有数の規模のお寺だとされているようです。参道の両側には傘下の山内寺院が軒を連ね一大寺院地区となっています。
たくさんあるお堂の中で、もしもう一度2ヶ所まわるとしたら、どこかと問われたら、中山大仏(釈迦如来坐像)と確認したいことがあるので法華殿になると思います。もしもう一度参拝するならどこをまわるかと問われたら、中山大仏(釈迦如来坐像)、日常上人像、清正公堂、太田稲荷社、法華堂あたりになるかなと思います。(個人の好みです。)
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法華経寺について
日蓮宗大本山の一つ。正中山法華経寺。通称中山法華経寺。Wikipedia日蓮宗を見ると、総本山の身延寺の下に書かれていたのでNo.2かNo.2クラスのお寺なのかもしれません。日蓮安息の地とのことです。
創建
鎌倉時代の文応元年(1260年)創建。
中山療養院
日蓮が伝えた祈祷・修法があり、信仰祈祷、水垢離などにより精神病者の治療をしていたそうです。現在では中山病院となっている。
堂宇構成
本院・鬼子母神堂
祖師堂(重要文化財)
荒行堂
五重塔(重要文化財)
日常上人像
銅造釈迦如来坐像(中山大仏)
刹堂
妙見堂
法華堂(重要文化財)
宇賀神堂
清正公堂
太田稲荷社
聖教殿(宝蔵殿)
もっとも印象に残ったのが本院の清らかな鬼子母神さん、強いエネルギーの釈迦如来像(中山大仏)と日常上人像です。他に清正公堂も印象に残りました。
祖師堂でお参りして帰る人が多いようですけども、近くの釈迦如来坐像(中山大仏)、日常上人像には参っておいたほうがよいと思います。他に少し遠いですが本院の鬼子母神もあります。
アクセス
京成中山駅 下車徒歩5分くらい、またはJR下総中山駅 下車徒歩10分くらい。
確認してませんが、駐車場はありそうです。
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法華経寺の各堂参拝
参道
奥の方に五重塔が見えました。
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大祖師堂
法華経寺でまず最初に参拝したのが大祖師堂(祖師堂)です。敷地の中心にあるどかんと大きな建物なので本堂だと思い込んでいたのですが、実は本堂ではないということが後でわかりました。
貫禄がある相当大きなお堂です。千葉県最大のお堂で大堂ともいいます。
大祖師堂の内部
大祖師堂の中に何があるのか、外からはわかりません。情報からは日蓮大聖人像と、歴代6祖の像があるそうです。興味があるところですが、誰でも入れる場所ではありません。祈祷を申し込めば入れます。
拝所で参拝
拝所は外にありますが、拝所から十分ご祭神に参拝可能でした。ご祭神の存在、エネルギーを感じられました。参拝者を見守るようなソフトな感じで神秘的でした。
祖師堂ということで、ご祭神は日蓮さんと歴代の祖ということでしょう。この日の参拝では、妙見さん系っぽい感じでした。
日蓮上人と妙見神
日蓮宗のお寺では大抵妙見堂が置かれています。歴史的に日蓮上人は千葉氏に保護されてますが、千葉氏の氏神が妙見神である千葉神社です。みんな仲間という感じです。
他の場所の日蓮上人
わたしは過去、他の場所で日蓮上人を参拝したことがあります。山岳信仰のある水神さんがおられる滝のそばに日蓮上人像が建っていたものです。その時の参拝感触は、輝かしく清浄な感じでした。拝礼する場所が霊山であったことから、場の影響があったと思います。
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宇賀神堂、清正公堂、太田稲荷社
大祖師堂に続いて、祖師堂後方のお堂をめぐりました。清正公堂、宇賀神堂、太田稲荷社、法華堂、刹堂が固まっています。このエリアは、祖師堂より少し高台にあり樹木があったり雰囲気がよい散歩道という感じです。
編集の都合上、項を2つに分けて書いています。下の写真の宝殿門をくぐって、まずは清正公堂、宇賀神堂、太田稲荷社に向かいました。
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宇賀神堂
お堂の中に番台のような感じで人がいて少し気になり、さっと参拝するだけにしました。履き物を脱いで中に入ってお参りできる場所と思います。ご朱印?ご朱題?の場所かもしれません。
お堂は開いていてありがたかったです。
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清正公堂
清正公大神祇堂というそうです。神霊系のとてもよい場所でした。さまざま霊験がありそうです。安心して参拝できると思います。
除災、開運、合格、必勝等諸願成就の強い功力のある非常にあらたかな神祇として知られているそうです。また、素直な心で深く信仰することにより願いが成就するとのことです。(現地の立て札情報)
普通の家みたいな建物でした。戸には鍵がかかっていたと思います。
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太田稲荷社
大田稲荷社さんにもご挨拶しました。よい参拝ができました。
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法華堂、刹堂
宇賀神堂、清正公堂、太田稲荷社に続いて法華堂、刹堂を周りました。
法華堂
法華堂は、本堂との記載がありました。釈迦・多宝両尊像を本尊としているそうです。清正公堂を回ってからこちらに来たため、引き続きその影響を受けてよい参拝ができました。
刹堂、大黒天
扁額
刹堂の扁額には鬼子母神と書かれているので、旧鬼子母神堂ということだと思います。現在は、本院に鬼子母神堂があります。鬼子母神堂が2つにならないよう、刹堂に変更されたのだと思われます。
法華経寺のWebサイトによると、このお堂には鬼子母神と十羅刹女、大黒天尊像が配置されています。十羅刹女とは珍しいです。
参考リンク:Wikipedia十羅刹女
履き物を脱ぎお堂の中に入って参拝させていただいたところ、お堂の中心となる仏像は垂れ幕の奥にあるようで見えませんでした。女性方の仏神らしいやわらかいエネルギーでよかったです。
向かって右側には大きな大黒さんの仏像がありました。迫力の像で一見の価値がありました。
お堂の中は、常駐のお坊さんがおられました。授与所か、祈願やご朱印の申込み受付なのか、それっぽい雰囲気でした。
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本院、鬼子母神堂参拝
祖師堂とその後方のお堂を回ったあと、鬼子母神に向かいました。鬼子母神堂は本院という大きな建物と連結していました。
上の建物に入ると靴を脱いで上がれるようになっています。入口付近に授与所や受付所がありました。
入口からまっすぐ奥に廊下が伸びていたので進みました。下の写真の長い廊下の先に鬼子母神堂がありました。
上の写真の奥に拝所がありました。拝所からさらに階段を上り奥に祭壇があるようで、鬼子母神像は見えませんでした。中の写真は遠慮しています。
本院 鬼子母神さん参拝
鬼子母神さんは、法華経寺でもっとも印象深かった場所の一つです。清らかなエネルギーでした。
参拝当日2回参拝したのですが、運よくお坊さんが来られて、読経と合せて参拝できたことが特によかった要因だと思います。読経頻度と場の雰囲気は関係があると思います。
鬼子母神さんに2回参拝した理由は、一度参拝したあと、境内でまだ回ってないお堂や仏像を回ったので、仕上げとして最後にもう一度参拝したものです。
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釈迦如来坐像、日常上人像
釈迦如来坐像、日常上人像はすばらしいエネルギーのご祭神でした。安心して参拝できるところです。
銅造釈迦如来坐像(中山大仏)
釈迦如来さんの虹や光のエネルギーがとても強く、とてもよい参拝場所でした。
日常上人像
骨太の神さまみたいな強いエネルギーでした。釈迦如来と同じような感じで、とてもよい参拝場所でした。日常上人さん像の顔はこわもてで豪壮な感じです。 (^∀^;)
その他
境内には他に妙見堂、八大竜王堂というお堂もありました。
奥之院看板
法華経寺から少し足を延ばせば、奥之院があるそうです。下は本院・鬼子母神堂から出たところの道路にある看板です。奥之院はどんなところかわかりませんし、
法華経寺の参拝を終えたところで看板を発見したので、奥之院に行くのは自重しました。
これで、法華経寺の参拝は終わりです。
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