将門信仰のお社、かつての江戸三社、築土神社に参拝できた

築土神社に8月の下旬に参拝しました。九段下と都心にある神社の割りには初めての参拝です。築土はつくどと読みます。
築土神社を目指したのは今回が初めてではなく、これまで2、3回ほど参拝を試みたのですが、見つけられませんでした。前回目指したときは、東京大神宮をお詣りした後、築土神社に向かって周辺を30分ほどぐるぐる回っていても見つけられなかったので、あきらめました。

今回の参拝では、きちんと築土神社だけを目的地として目指したためか、あっけなく見つけることができました。(; ^ ー^) よかったよかった。

築土神社はどんな神社?

将門信仰

平将門と関係が深い神社です。将門公の首桶が安置されていた神社です(太平洋戦争の際、焼失)。かつては平将門の首が安置されていたとされています。

940年に創建され、平将門を祀ったそうですが、その後、6度程度の移転をしているそうです。

築土神社のWebサイトによると津久戸大明神、江戸明神、田安明神が旧称です。Wikipedia築土神社のページでは通称、築土明神と書かれています。

Wikipedia築土神社のページによれば”日枝神社、神田明神とともに江戸三社の一つにも数えられることもあった(江戸三社のうち、日枝神社、神田明神以外は固定していない)”そうです。

アイレックスビルの神社

築土神社の特徴は、ビルの谷間に埋もれているようなコンクリートベースの神社である点です。九段アイレックスビルというビルの後方、1階になります。都内ではちょくちょくこういったビルの神社、ビルに囲まれた神社は目にします。たとえば、六本木天祖神社、雉地神社、虎ノ門金刀比羅宮です。他に出雲大社東京分祀も建物の一室を使用しています。

 

参拝風景

入口

参道

ビルの参道です。

手水舎

拝殿


コンクリートの神社ではありますが、木の香りがしました。

本殿

頑丈なコンクリートの造りです。

社殿の横

境内社 世継稲荷

授与所

裏参道

 

参拝の感想

時折、地元っぽい方が真摯にお詣りをされていましたが、そんな風景がよく似合う神社でした。
拝殿前のお詣りで、略祓詞をとなえ、まずは真摯にお祈りをしましたところ、落ち着きがよくすばらしいご祭神の気でした。かなり気持ちがよく印象に残った神社です。(^▽^)
真摯な気持ちを大切にしたいときにお詣りしたい神社だと思いました。気の動きを意識してみると、尾てい骨付近からどんどん気が入ってきました。

祈りの場としてても、優れた場所でした。すぐに落ち着いた心境になれましたので。しばらく誰も来なかったのである程度時間を使ってお祈りすることができました。次の方が来られたのでそこで止めましたが、後で計算すると、10分ほどでした。気持ちよすぎて長居してしまいましたが、初回なのでよしとしてもらいたいと思います。(^∀^;)

築土神社は、将門公をお祀りすることから勝ち運の神様などとも言われる神社ですが、特にそういうことは意識せず、一般的なお詣りをすることでよいと思います。今の日本で必勝祈願とか勝ち運とかそういう種類の祈願やご利益参拝はやや疑問に思う部分もあります。(内容によりますが。)

人出と授与所

参拝日は8月末の土曜日で人はぽつぽつ来られる程度でした。オフィス街ですので平日のほうがもしかしたら人が多いのかもしれません。授与所には人はいませんでしたが、呼べば出てこられる仕組みでした。

神田神社(神田明神)と築土神社

将門信仰は神田神社(神田明神)も有名ですが、神田神社と築土神社では雰囲気がかなり違いました。神田明神は空が広く明るい雰囲気で夏場は日差し強いですが、築土神社はコンクリートのビルの狭間にあるためか少しひんやりしていてすごし易い場所でした。雰囲気的には、神田神社はややアグレッシブ系(やる気系)、築土神社は真面目な感じで人も神田明神ほど多くないため少し時間をかけてもお詣りに集中することができます。
神田明神は将門を祀る前からあった神社ですが、築土神社は最初から将門公を祀ることを目的にした神社です。

アクセス

地下鉄・JR

九段下駅(東京メトロ/都営)が一番近く、徒歩5分くらい。
他に 神保町駅(都営)、飯田橋駅(東京メトロ/都営/JR)からも徒歩圏内

駐車場

駐車場なし。

付近の神社情報

靖国神社と東京大神宮が徒歩圏内です。
将門公も祀られている神田明神(神田神社)は、徒歩だと30分程度で、電車を使っても徒歩時間含め30分程度です。(東西線九段下駅から日本橋駅乗り換え、銀座線末広町駅下車)

 



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