山梨の神社 霊験あらたかなお社、大嶽山那賀都神社

山梨県の神社を参拝しようと思い、ネットで調べ大嶽山那賀都神社にいってみることにしました。大嶽山那賀都神社は だいたけさんながと と読みます。今まで何度か山梨県の神社を調べたときには見落としていましたが、ネット上で重要度が上がっているのか「山梨 神社」での検索で上位にきています。

名前に大嶽山がついていますが、実際は黒金山という山の麓の神社のように見えます。奥宮は黒金山よりかなり山奥の国司ヶ岳の天狗尾根にあります。修験道の修行の場であったお社のようですので、もしかしたら大嶽山はお寺の山号の名残なのかもしれません。

大嶽山那賀都神社は、山の麓から約1km山中に入ったところにあり、麓の駐車場からの参道を徒歩で行くことになります。バスでも行けるので詳しくは神社のWebサイトに書かれています。途中の参道は上り坂になりますがそれほどきつくはなく、参道沿いに川が流れていて散歩道として快適でした。足元はスニーカーで十分です。

川沿いに少しくねくねとした参道の先に、劔を模したような神社の社号標があり、何回か鳥居をくぐったり橋を渡ったり、石段を上ったりすると拝殿と社務所にたどり着きます。

神社は山中のため、秘境のような隠れ里のようなところです。うっすらもやがかかっているのかと錯覚するほど神秘的でした。山岳信仰の修行の場所にふさわしく自然に身がぎゅっと引き締まる感覚がしました。

大嶽山那賀都神社の特徴

  • 役行者小角が修験道場として開山したと伝えられている。
  • 天狗や不動明王など山岳信仰、修験道の雰囲気がある。
  • 最澄、空海が来たと伝えられている。
  • 国司ヶ岳の天狗尾根(2,159m)に佩剣(はいけん)が立てられていて、奥宮がある。
  • 境内のあちこちに剣が立っている。天狗の像がたくさんある。
  • 手水舎に真澄鏡という鏡があり、清らかな身であるか自分に問うことができる。
  • 子宝祈願で有名。子を願う人々の間で静かに知られている。
  • 御神水のお水取りができる。
  • 本殿は拝殿よりかなり高いところにあり、彫刻がこっている。本殿は山梨県の文化財に指定されている。

神社のデータ

“人皇十二代景行天皇の御代、日本武尊東夷御征定の砌、甲武信越境の時神助を蒙り、第四十代天武天皇の御代、役行者小角当山(一〇〇〇M)の霊験なるを以て修験道場として開山、不思議にも昼夜連日鳴動す。以来当山を「大嶽山鳴渡ヶ崎」と呼び、第四十四代元正天皇養老元丁巳年(七一七)三月十八日奥宮より遷座の時も鳴動したという。”(大嶽山那賀都神社内の説明書きより)

景行天皇 頃にすでに神威があり、天武天皇の頃、西暦でいうと673年から686年の在位のようですので、1300年強前の創建ということになります。

村社に列せられ、昭和五十七年本殿が旧三富村文化財に指定。

参拝写真 参道

参拝写真は量が多いので4ページに分けて載せています。エントリーの一番下からページ送りができます。

大嶽山那賀都神社への道です。

駐車場については大嶽山那賀都神社のWebサイトに記載がります。

社号標です。

参道の入口だと思いますが、この先まだ民家があります。

神社へのコース図です。

民家の脇を抜けていくと参道になります。

参道で最初に遭遇する滝が、清浄ノ滝(しょうじょう)です。

参道の横を流れる那賀都渓谷です。

境内の写真については、次ページに記載します。次ページへ続く。


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