日常雑記 外出自粛は不自由だけど、体を休めるのにはちょうどよかった

前ページからの続きです。

用意したサプリメント

以下わたしが新型コロナウイルス感染症の対策で用意したサプリメントを書いています。重視したのは炎症を鎮めることでした。用量についてはかぜでの体調不良期間限定で多めに摂る想定です。

N-アセチルシステイン(NAC)
アルファリポ酸(ALA)
ビタミンC、D、E、Bコンプレックス、A、K
セレン、マグネシウム、亜鉛、カリウム
EPA
プロポリス
キャッツクロー(Cat’s Claw)
グレープフルーツシードエキストラクト(GSE)

以下に少しずつ情報を書いています。

N-アセチルシステイン(NAC)

NACはアミノ酸系のサプリです。NACのサプリとしては、成分NACだけのものとセレンなどを含むものをそろえています。もともと肺に効果的な成分と認識していました。NACは医療用として吸入などでの去痰薬で使われます。NACは水溶性ですが、細胞膜を通り細胞内に取り込まれウイルス排出作用を持つとされるグルタチオンにもなるようです。(グルタチオンが新型コロナウイルスを排出する効果があるかはわかりません)

NACは多彩な働きがありますが、一部をまとめサイトのように簡単に記載しています。

抗酸化作用
抗炎症作用
鎮咳、去痰作用
マクロファージ活性化など免疫上昇
骨再生力向上
肝機能上昇
グルタチオン濃度のブースト
(NACはグルタチオンの前駆物質であり、グルタチオンの濃度上昇が期待される。グルタチオンは抗酸化、解毒、神経や細胞の修復、保護などの作用。グルタチオンの素材としてはグリシンも必要になるので、NACと合わせて摂ってもよいかもしれない)

その他NACが持つSH基は、ウイルスの増殖防止など抗ウイルス作用を持つ抗微生物ペプチドであるディフェンシンにも含まれます。抗微生物ペプチドは自然免疫の一種です。

アルファリポ酸(ALA)

わたしは300mg/カプセルのものをもっていますが、もう少し用量が少ないもののほうが使い勝手はよいかもしれません。

ALAは多彩な働きがありますが、一部をまとめサイトのように簡単に記載しています。

抗酸化作用(脂溶性、水溶性であるためビタミンCが対応できない細胞膜上でも働く)
抗炎症作用
炎症性サイトカインの低減(但しIL-6には効果なし?)
グルタチオンの濃度ブースト(グルタチオンについては上述)
金属キレート作用による金属のデトックス(使用方には注意が必要)
血糖値を下げる(新型コロナウイルスがACE2を通じて感染するが、高血糖状態の方はより感染しやすいとされる)
糖尿病や脳血管性障害、多発性硬化症などにおける症状の緩和
認知機能向上

NAC、ALAの利用方法
使い方としては、一般的な使い方もしますが、息苦しいときなど急場の頓服的に利用するときは、NACを一挙に3~5g、ALAを600mg程度摂る予定です。NACは咳、痰などの症状の緩和にも利用予定です。

2つのサプリメントを購入した理由ですが非常に強力な抗酸化物質であり、抗炎症作用をもっていることでの相乗効果と、特にNACは肺の炎症を抑えてくれるだろうと期待してのことです。後から調べると炎症性サイトカインを抑制する効果もあるようです。3月、4月のその後の新型コロナウイルス関連の情報動向を見ているとNACやALAが役立ちそうな情報も出てきているのでこのエントリーを書きました。
新型コロナウイルス感染の症状として肺炎などにおいては一定以上に病状が進行した際の過剰な免疫反応(サイトカインストームという言葉も聞きます)での突然の悪化が心配されます。発熱していなくても肺に病巣がある場合もあるようです。新型コロナ患者の重症例ではd-dimerやCRP、フェリチンの値が高く白血球が多く、IL-6などの炎症性サイトカインの上昇を示しているそうなので体内の炎症反応が強くなっています。基礎疾患のある人はそもそも普段から体内が炎症状態におかれています。
新型コロナ発症で自宅待機中に自分で対策し重症化を防ぐという観点で体内の炎症状態の抑制や白血球の抑制が必要ではないかと思うようになりました。
参考サイト:加藤医院サイトのブログ
https://www.katoiin.info/blog/2020/03/post-85-727079.html

NACとALAの解熱効果
NACとALAを同時に摂ると過去の経験から解熱作用も強い気がしますが、人それぞれなので実際のところ、どうなのかはわかりません。解熱しすぎると免疫の妨げになる可能性があり、だらだら軽い症状が長引いてしまうおそれがあるかもしれないので使い方には注意しようと思っています。例えば熱が上がっている途中の状態や発熱の初期には使っても少量とする等。

NACとALAの注意事項
NACはSH基をもっておりALAも体内還元によりSH基を持ち、インスリン自己免疫症候群の誘発による低血糖症となる場合があるようですので注意。気分が悪いなど異常が発生した場合はすぐにやめる。
NACは硫黄成分を持っているので、摂る量が多いとトイレ利用時に硫黄臭がするかもしれません。硫黄は腸内菌叢に影響があるかもしれないので食物繊維は多めにとります。NACとALAは少量なら問題ないですが、どちらも安易に長期的に摂るような予定はしておりません。

プロポリス

多彩な生理活性がある物質のようですが、一部をまとめサイトのように簡単に記載しております。

抗酸化作用
抗炎症作用
抗カビ作用
抗ウイルス作用
抗潰瘍作用
肝臓保護作用
抗腫瘍作用
免疫刺激活性
認知機能向上

プロポリスはフラボノイドによる抗酸化、抗炎症作用に期待してのものです。抗酸化、抗炎症作用を期待する場合多彩な成分での複合、相乗効果が重要だろうと思って購入しました。リキッドタイプの商品でビンに付属のスポイトで吸い上げるタイプです。カプセルに入れて飲みます。
プロポリスは成分がぴんきりのようですのでよく吟味がいりそうです。

ビタミンC
ビタミンD
ビタミンE

コロナ対策でよく言われているのがビタミンC、Dです。ビタミンCとDの効果が広く知られてきたせいか近所のドラッグストアでは欠品中です。(^∀^;)

ビタミンCについては言わずもがなの感染症時には大量に消費されるとされている必須成分です。使い方は1日3~4回、500mg~1g/回程度の予定です。

ビタミンDは特に抗炎症性サイトカインへの作用など免疫正常化作用に注目しています。抗ウイルス観点では抗菌ペプチドであるカテリシジンやディフェンシンの発現や活性化に影響を与えるようです。ビタミンDはソフトジェルサプリのほうが吸収性がよいでしょう。

ビタミンEは脂溶性ビタミンとしての抗酸化作用、血流増加、代謝改善により体を元気づける効果を期待しています。
ほかに、血栓防止効果もあるようです。人によっては鼻血が出やすくなるかもしれません。新型コロナ重症者ではD-dimer値やLDHの上昇があり、血栓による死亡例も報道されております。炎症により血液の凝固傾向があるようです。、
ビタミンEの使い方としてだるかったり体力が落ちていると感じたときは頓服的にかなり量を増やす予定です。必ずビタミンCを同時に摂る必要があると思います。

ビタミンA
ビタミンB
ビタミンK

ビタミンA,B、Kについては余り調べておりませんが必要だと思います。
ビタミンAとBも消耗しますし、様々な代謝や抗酸化作用に絡みますので基本サプリとしてとることになります。
ビタミンEとEPAは量を多めに摂る予定なので、ビタミンKも必要だろうと思っています。

EPA

炎症の抑制と、免疫機能アップ、及び血液凝固の防御の目的で重要な成分としてとる予定です。普段から摂っているほうがよいオメガ3脂肪酸です。EPAは1~2g/日程度とる予定です。

キャッツクロー(Cat’s Claw)

抗炎症、抗酸化、抗ウイルス、免疫賦活作用、炎症性サイトカインの抑制作用に期待して摂るかもしれません。カプセルよりリキッドタイプのほうが効果が高いと思います。余り日本のドラッグストアには売っていないかもしれません。

グレープフルーツシードエキストラクト(GSE)

抗カビ、抗カンジダサプリとしての定番サプリです。体内でも働くのかわかりませんんが抗菌、抗ウイルス作用がありますし、抗酸化作用もあります。抗酸化作用に期待して、また腸内菌叢の改善用に飲む予定です。レジオネラ、ピロリ、プレボテラなどのバクテリアの抗菌作用もあるとされているようです。

ミネラル

ほかにもサプリはいろいろあるのでミネラル(マグネシウム、亜鉛、セレン、カリウム)など適宜対応する予定。ビタミンと同様重要だろうと思います。

かぜ薬

自宅待機となると自分で薬も用意しておかないと・・・です。
対照療法として薬になりますが、咳止めと、鼻づまりのときの鼻炎薬は体力温存のため欠かせない成分だろうと思いますので常備しています。咳が止まらないだけで大幅に体力を消耗しますし、炎症悪化による不要な発熱助長にもなると思います。のどが腫れたときはトラネキサム酸を服用するかもしれません。
解熱剤のイブプロフェンが入っているかぜ薬は発熱時や発熱のおそれがあるときは基本使いません。38度以上の熱が出たときでNACやALA、EPA、プロポリス、キャッツクローなどが効かない場合は、アセトアミノフェンが入っている薬を少量使うかもしれません。

その他

カテキン、ラクトフェリン、フコイダン、レスベラトロール、クルクミン、生にんにく、クランベリーなどもよいかもしれません。詳細はまだ調べていません。

かぜなどのウイルス疾患の定番であるエキナセアは初期の悪寒があるときならばよいかもしれませんが、今回新型コロナ向けには回避しようと思っています。

サプリメントの注意事項

以上はあくまで自分の経験を中心に自分に合う摂りかたです。大体このような感じで対策する予定です。人それぞれで適合量は違いますので慣れてない人は普段から体に合う成分が何か、適量はどのくらいかを試しておくほうがよいです。それなりの勉強がいると思います。

サプリメントは自己責任での利用になります。また上記の内容は個人の考え方や期待を述べたものです。購入を勧めるものではありません。内容が適切でないと判明した場合はその時点でこのエントリーを改変または削除するかもしれません。